2018年9月30日日曜日

20180930宮城野萩

 今週の花は「宮城野萩」、マメ科ハギ属の落葉低木です。別名「夏萩」とも呼ばれ、夏の8月から10月頃まで紫紅色の小さな花を枝いっぱいに咲かせます。萩は秋の七草にも入るほど古来から日本人に愛されている花です。萩の中でも一番ポピュラーなものが宮城野萩です。宮城野は仙台を指し、仙台で自生している萩を良く見かけることから名前が付いたと言われています。松尾芭蕉の「奥の細道」にも宮城野萩が記されています。宮城県の県花でもあり、仙台市の花ともなっています。
其枝幼稚園の園舎の南側、枝垂桜の根元の周りに蝶々の形をした小さな花がたくさん咲いています。
萩の一般的な花言葉は「思案」「内気」など、宮城野萩の花言葉は「ほのかな恋」「物思い」となっています。少し控えめな美しさで、どことなく寂しげなところから来ているようです。

2018年9月23日日曜日

20180923秋明菊

今週の花は「秋明菊」、キンポウゲ科イチリンソウ属の宿根草です。名前のとおり秋に開花する花の一つで、菊と付いていますが、アネモネの仲間です。別名で「貴船菊」「秋牡丹」などと呼ばれています。英語名はJapanese Anemoneですが、原産地は中国で古代に日本に帰化しました。花の色は白やピンク、赤紫、紫色などがあり、花の形状も一重だけでなく八重のもあります。中央に黄色い雄蕊がたくさんあります。
秋明菊は直射日光はあまり好まず、半日蔭で水気の多いところを好みます。写真の花も会堂のホールを出たところにある池(ガリラヤ池)の縁に咲いています。
花言葉は「薄れゆく愛情」「淡い思い」「忍耐」など。アネモネはギリシャ語の「風」が語源で「風の花」という意味があり、アネモネの仲間である秋明菊も風に由来する花言葉が付いたものと思われます。

2018年9月17日月曜日

20180916たかのは

今週の植物は「たかのは」、イネ科ススキ属の耐寒性多年草です。漢字で正式名を書くと「鷹の羽薄(たかのはすすき)」、普通のススキと違って、葉に薄黄色の縞模様の斑点がいくつもあるのが特徴です。その様子から英語名は「Zebra Grass」と言います。鷹の羽も良く見ると斑点がいくつもあります。ススキの原産地は日本や東アジアで、鷹の羽薄はその園芸品種です。
其枝会館入口手前の駐車場との境辺りに約2メートルに成長したススキが鷹の羽薄です。
花言葉は「用心深い人」「生命力」「頑固」など。最初のは鷹のイメージから来ているようです。二つ目は山野などが一面ススキで覆われる様子から来ているようです。三つ目は引き抜こうとしてもなかなか抜けないことから来ているようです。

2018年9月10日月曜日

20180909たますだれ

今週の花は「たますだれ」、ヒガンバナ科タマスダレ属の球根草です。8月から10月頃、20センチくらいの背丈の茎に3センチくらいの白い花を咲かせます。葉っぱは細長く棒状で直接土の中から出ています。和名は白い花が玉で葉っぱの様子が簾(すだれ)を連想させることから来ています。英語名は「レインリリー」、雨の後で一斉に花を咲かせることから来ています。日当たりが必要ですが、耐暑性、耐寒性が強く育てやすい花です。南米が原産地で明治時代の初期に日本にやって来ました。
旧会堂の時はガリラヤ池近くの側溝にたくさんありましたが、新会堂の工事でなくなり、今は境内のあちこちに点在して花を咲かせています。写真の花は其枝幼稚園の北側出入り口から入って右手に咲いている花です。
花言葉は「汚れなき愛」「期待」など。

2018年9月4日火曜日

20180902ひおうぎ

今週の花は「ひおうぎ」、アヤメ科アヤメ属の多年草です。「ひおうぎ」は山野や海岸に自生する多年草で、高さは1メートル前後、下の写真のように葉の形が宮廷人の持つ檜扇を連想させることから名付けられました。花は8月から9月頃咲き、オレンジ色に赤色の斑点模様があります。午前中に開花し夕方には萎んでしまう一日花です。
今年の花は萎んでいて綺麗に撮れなかったので、上の写真は昨年撮影した花を掲載しています。京都では祇園祭に欠かせない花となっています。
駐車場入り口の右側にあり、後ろにある大きなアジサイの根元あたりにひっそりと蕾が咲いています。
花言葉は「誠意」「誠実」「個性美」など。