2019年4月28日日曜日

20190428花ずおう

今週の花は「花ずおう」、マメ科ハナズオウ属の落葉低木で漢字では「花蘇芳」と書きます。3月から4月頃、葉に先立って枝に直接花がつきます。中国が原産地で江戸時代初期に日本に渡来しました。花の色が赤色染料として重要な別種の蘇芳(すおう)の木の染汁の色(蘇芳色と呼ばれています)とよく似ているため名付けられました。
其枝会館の庭南側塀沿いに高さ2メートル程の細い木の枝に1センチ位の蝶形の蘇芳色の花がたくさん付いています。
花言葉は西洋では「裏切り」「不信仰」、この嬉しくない花言葉はイエスキリストを裏切ったイスカリオテのユダがセイヨウハナズオウの木で命を絶ったことから来ているようです。日本では梅、桜に続き春を告げる花として「喜び」「豊かな生涯」となっています。

2019年4月22日月曜日

20190421しゃが

 今週の花は「しゃが」、アヤメ科アヤメ属の常緑多年草です。中国が原産地でかなり古い時代に日本に入ってきた帰化植物です。日本の「しゃが」は種子ができず、地下茎で増えていきます。4月から5月頃、白地に3か所黄色の模様とその周りに紫色の斑点模様とがある花を咲かせます。群生しますので良く目立ちます。しゃがは漢字では「射干」や「著莪」と書きます。別名は「胡蝶花」とも言います。花は朝に開き夕方には萎んでしまいます。
境内のあちこちで咲いていますが、一番多く群生しているのは其枝幼稚園園庭の砂場の横です。一面「しゃが」の花が咲いており、そこだけぱっと明るくなったような感じがします。
花言葉は「友人が多い」「反抗」など、 群生することや太陽を避けて日陰で育つことから来ているようです。

2019年4月15日月曜日

20190414アネモネ


今週の花は「アネモネ」、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で球根植物です。地中海が原産地で日本には明治時代初期に渡来しました。名前の由来はギリシャ語で風を意味するanemosから来ています。和名は「牡丹一華(ぼたんいちげ)」や「紅花翁草(べにばなおきなぐさ)」と呼ばれています。色々な種類があり、一重や八重のもの、花色も桃、青、赤、白など園芸種もたくさんあります。
教会入り口から入って直ぐ右側の塀沿いに、30センチくらいの高さの所に咲いているのが「アネモネ」です。赤紫や白色などの花が咲きかけています。
花言葉は「はかない夢」「薄れゆく希望」「恋の苦しみ」など、暗いイメージの花言葉になっていますが、これはギリシャ神話の悲劇の物語に由来しています。

2019年4月7日日曜日

20190407乙女椿

今週の花は「乙女椿」、ツバキ科ツバキ属の常緑樹です。この椿の特色は花で、ピンク色のきれいな千重の形です。乙女椿という名の由来は、その雰囲気から来ているのではなく、実ができないことや江戸時代にこの椿を他藩等に譲ることを止めたことから「お止め」椿と呼ばれそれが変化したと言われています。
駐輪場の其枝幼稚園寄りに高さ約2メートルの椿の木にピンク色の花を咲かせているのが「乙女椿」です。
花言葉は「控えめな美」「控えめな愛」、椿全般の花言葉が「理想の愛」「完璧な魅力」などであるのに対し、乙女らしい控えめなところが由来となっているようです。

2019年4月1日月曜日

20190331平安しだれ

今週の花は「平安しだれ」、バラ科サクラ属の落葉樹です。正式名は「八重紅枝垂(やえべにしだれ)」と言い、エドヒガン系の園芸品種です。名前のとおり花は八重でピンク色が濃く、枝垂れているのが特徴です。一般的なソメイヨシノより少し早く花が咲き始めます。明治時代に仙台で植樹され広まったことから、別名「仙台八重枝垂」「仙台小桜」とも呼ばれますが、平安神宮にもあり、関西地方では「平安しだれ」と呼ばれています。
其枝幼稚園の園庭横にある復活の丘の真中辺りに3メートルほどの高さの桜の木が「平安しだれ」です。まだ蕾の方が多いですが、ちらほらと開花しているものもあり、入園式の頃には満開で園児たちを迎えてくれることと思います。
花言葉は「優美」「ごまかし」など、ごまかしは垂れ下がった枝が何かを隠しているように見えることから来ているようです。