2018年12月30日日曜日

20181230南天

今週の植物は「南天」、メギ科ナンテン属の常緑低木です。中国が原産地で漢名は「南天燭」と言いますが、日本に持ち込まれたときに短く「南天」と呼ばれるようになりました。6月中旬から7月初旬頃に白い花が咲き、晩秋から初冬にたくさんの赤い実がつきます。下の写真のように白い実を付けるものもあります。俳句では花が夏の、実が冬の季語となっています。「南天」は語呂が難を転ずるに通じることから福寿草とセットで 縁起物として正月などに飾られます。また、南天の実や葉は咳止めや殺菌などの効能があり、生薬としても用いられています。
写真は牧師館の前庭にある「南天」で、赤色の実を付けるすぐ隣に白色の実を付ける南天があります。
花言葉は「私の愛は増すばかり」「良い家庭」など、夏に比較的地味な白い花が咲いた後、晩秋には真っ赤な実が次から次へとできることから来ているようです。

2018年12月24日月曜日

20181223ろう梅

今週の花は「ろう梅」、ロウバイ科ロウバイ属の落葉樹で中国が原産地です。日本には17世紀頃にやって来ました。学名はギリシャ語で冬の花を意味し、花の少ない冬に咲く花の一つです。花が蝋細工で出来ている梅のように見えることから蝋梅と名付けられました。盛りの季節は1月から2月で葉っぱが散った頃にたくさんの花がつき、良い香りがします。俳句では冬の季語として親しまれています。
写真の「ろう梅」は牧師館の玄関前にあります。今はまだ葉っぱがたくさん残っており、花は少ししか咲いていないためあまり目立ちません。他に其枝会館の向かい側駐輪場の所にもあります。
花言葉は「ゆかしさ」「慈しみ」「先導」「先見」など、寒い冬に花を咲かせて心を和ませてくれることや年の初めに最初に咲くことから来ています。

2018年12月17日月曜日

20181216ひなぎく

今週の花は「ひなぎく」、キク科ヒナギク属の1年草です。可愛らしい花のイメージから名付けられました。別名はデイジー、チョウメイギクなどと呼ばれています。ヨーロッパ地中海沿岸が原産地で、イタリアの国花となっています。明治時代に日本に渡来し、暑さに弱いため北海道などの寒冷地に定着しました。花は12月下旬から5月頃まで長期間咲き、白やピンク、赤などの一重や八重の花が咲きます。草丈は10センチ位で大きさは3センチ程度です。
ホールから出て右側、牧師館書斎向かい側の通路沿いに白やピンク色の可愛い花が落葉の間から咲いています。この花はポンポネットという園芸品種と思われます。
花言葉は「美人」「純潔」「平和」「希望」など、美人は学名から、希望は光が射すと花を咲かせることから来ているようです。

2018年12月10日月曜日

20181209やぶ椿

今週の花は「やぶ椿」、ツバキ科ツバキ属の常緑樹です。椿の種類は園芸種も含めて200種ほどあるそうですが、日本原産で自生している野生種はこの「やぶ椿」で、単に椿と言えばこの椿を指し、普通によく見かける椿です。花は冬から春にかけて赤い色の花が咲き、真ん中には先端が黄色くなっているたくさんの雄蕊が見えます。花が散るときは一塊となって落ちます。
教会の境内にはあちこちに「やぶ椿」がありますが、写真の椿は教会出入口から入って車道の右側真ん中辺りにあります。
花言葉は「 控えめな魅力」「謙遜の美徳」など、椿は目を楽しませてくれますが、香りがしないのでこのような花言葉になった言われています。

2018年12月2日日曜日

20181202センペル

 今週の植物は「センペル」、スギ科セコイア属の常緑針葉樹木です。正式名はセンペルセコイア、別名セコイアスギ、レッドウッド、アメリカスギ等とも呼ばれています。アメリカ西海岸が原産地です。巨大樹木として有名で、樹高世界1位から3位まではこの木が占めており、樹齢も長く2千年を超えるものもあるようです。花は春に咲き、雌雄同株です。旧会堂の時にはメタセコイアが2本植えられていましたが、11年前に新会堂となった時にセンペルセコイアが代わりに植えられ、今では礼拝堂の屋根をはるかに超えるほど大きく成長しました。メタセコイアが落葉樹なのに対し、センペルセコイアは冬でも葉っぱが青々としていて真っすぐに立っているので、12月には電飾やカラーボールを付けてクリスマスツリーとして地域の人にも喜ばれています。
花言葉は「不変」、常緑樹でいつも葉っぱが緑色をしていることや樹齢が植物の中では長寿であることから来ていると思います。

2018年11月26日月曜日

20181125富士の峰

今週の花は「富士の峰」、ツバキ科ツバキ属サザンカの一種です。先々週の花も山茶花でしたが、富士の峰は八重の白い花が特徴的です。白い花が枝一杯に咲いている様子が冬の富士山のイメージであることから名付けられたようです。
其枝幼稚園園庭の南側にあり、今はまだ蕾の状態のものが多いので、もうしばらくすると富士山のようなイメージになると思います。
花言葉は「謙譲」「ひたむきな愛」「愛嬌」など、寒い冬に可憐な花を咲かせることから来ているようです。

2018年11月18日日曜日

20181118皇帝ダリア

 今週の植物は「皇帝ダリア」、キク科テンジクボタン属の多年草です。一般には木立(こだち)ダリアと呼ばれており、皇帝ダリアは学名から来ています。ダリアという名は18世紀のスウェーデン人植物学者ダールさんに由来しています。メキシコが原産地で茎が木質化し、成長すると5メートルを超えるものもあります。写真の皇帝ダリアは約3メートル位の高さに咲いていますので、見上げないと見つけられません。花は薄紫や薄いピンク色をしており、11月~12月頃咲きます。
教会ホールを出て直ぐの、牧師館の向かい辺りの上を見上げると、10センチほどの大きな花がたくさん咲いているのが見えます。
花言葉は「乙女の真心」「乙女の純情」など、普通のダリアと比べて花は薄いピンク色をしており、空に向かって真っすぐに成長し花を咲かせる印象から来ているようです。

2018年11月12日月曜日

20181111山茶花

 今週の植物は「山茶花(さざんか)」、ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹です。山茶は中国語でツバキ類一般を指す言葉で、「さんさか」の読み方が訛ったものと言われています。10月~12月頃、ピンク色や白色の綺麗な花を咲かせます。色々な種類があり多くは一重ですが、八重の山茶花もあります。山茶花とツバキは同じ種類に属すので見分けるのが難しいと言われています。10月、11月に咲いているのは山茶花で、1月、2月頃咲いているのはツバキです。花の散り方も異なっており、花びらがバラバラで散るのが山茶花で、花首から一度に地面に落ちるのがツバキです。
上の写真は其枝会館の庭に咲いている八重の山茶花で、下の写真は牧師館の前庭に咲いている一重の山茶花です。
花言葉は「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」、寒さが強まる初冬にかけて綺麗な花を咲かせることから来ているようです。

2018年11月5日月曜日

20181104かりん

今週の植物は「かりん」、バラ科カリン属の落葉高木です。中国東部地方が原産地で日本には1000年以上も前に入って来た様です。「かりん」は漢字で書くと「花梨」。3月から5月頃、5枚の花弁のピンク色や白色の花を咲かせます。10月から11月頃、20センチほどの大きな楕円形の果実ができます。かりんの実は硬くて酸味が強いためそのままでは食べられず、ハチミツ漬けやジャム、果実酒として利用されています。また、喉の炎症を抑える効用もあるため、のど飴として売られています。
其枝幼稚園の園庭入口の左側、其枝会館の向かい側にあり、約3メートル位の木にかりんの実がたくさんなっているのを見ることができます。
花言葉は「豊麗」「唯一の恋」など、ピンク色で淡く美しい花のイメージから来ているようです。

2018年10月28日日曜日

20181028どんぐり

今週は「どんぐり」、ブナ科に属する樹木にできる果実の総称です。どんぐりの形は木によって様々で、大きさや形が違っています。栗もブナ科の木なので、どんぐりの一種です。写真はコナラ属のアラカシのどんぐりです。同じコナラ属でもクヌギやアベマキのどんぐりは大きくて丸い形をしています。日本で一番よく見かけるどんぐりはアラカシのどんぐりだそうです。
教会のアラカシの木は其枝会館の中庭にあり、3メートルほどある大きな木です。其枝幼稚園のほし組(2歳児保育)の子どもたちにほとんど拾われてしまった後でしたので、少ししか見つけることができませんでした。
どんぐりにも花言葉があります。ブナ科全般の花言葉は「歓待」「勇敢」「愛国心」など、アラカシの花言葉は「勇気」「独立」などとなっています。

2018年10月21日日曜日

20181021鹿鳴草

今週の花は「鹿鳴草」、秋の七草のひとつ萩の別名です。古今集に「秋萩の花咲きにけり高砂の尾上の鹿は今や鳴くらん」という歌があり、ここから萩のことを「鹿鳴草」と呼んだと言われています。読み方は色々あるようですが「しかなぐさ」が一般的です。写真の花は丸葉萩です。
教会入り口を入って右側の塀沿い駐車場寄りにあります。10月も下旬になっていますので、萩の花も盛りを過ぎていました。
萩の花言葉は「思案」「内気」など、控えめな美しさでどことなく寂しげなところから来ているようです。

2018年10月15日月曜日

20181014いぬたで


今日の花は「いぬたで」、タデ科イヌタデ属の一年草です。道端に良く見かける雑草の一種です。いぬ(犬)という言葉がタデの前についているのは、葉に辛味がなくて食べられないタデという意味です。他にいぬという言葉が付く植物に「いぬごま」「いぬがらし」「いぬひえ」「いぬあわび」などがあります。花が赤い稲状をしており、ままごと遊びで赤飯の役割をすることから、別名「赤まんま」と呼ばれています。日本、中国、東南アジアが原産地です。
境内のあちこちで見られます。写真の花はホール横にある牧師室の外側、百日紅の根元辺りに群生している「いぬたで」です。
花言葉は「あなたの役に立ちたい」となっています。名前の意味が役に立たないタデということから、逆に役に立ちたいという花言葉になったのかもしれません。

2018年10月8日月曜日

20181007酔芙蓉

今週の花は「酔芙蓉」、アオイ科フヨウ属の落葉低木で、フヨウの園芸品種です。フヨウは朝咲いて夜には散る一日花ですが花の色は変化しません。それに比べて酔芙蓉は花の色が朝は真っ白で昼頃には少しピンク色が入りその色がだんだんと濃くなって散る頃には赤色になることから、まるで酔っ払いのように色が変わることから名付けられました。中国や台湾、日本が原産地です。山科の御陵にある大乗寺には酔芙蓉がたくさん植えられており、酔芙蓉の寺として有名になりつつあります。
其枝幼稚園の園庭にある掲示板の横にフヨウの花がたくさん咲いており、その直ぐ右側にあるのが酔芙蓉です。今は一輪しか咲いていませんでしたが、蕾がたくさんありこれから見頃になると思います。
花言葉は「心変わり」、時間とともに花の色が変化することから来ています。また、「繊細な美」「しとやかな恋人」などもあり、芙蓉は美しい女性を連想させることから来ています。

2018年9月30日日曜日

20180930宮城野萩

 今週の花は「宮城野萩」、マメ科ハギ属の落葉低木です。別名「夏萩」とも呼ばれ、夏の8月から10月頃まで紫紅色の小さな花を枝いっぱいに咲かせます。萩は秋の七草にも入るほど古来から日本人に愛されている花です。萩の中でも一番ポピュラーなものが宮城野萩です。宮城野は仙台を指し、仙台で自生している萩を良く見かけることから名前が付いたと言われています。松尾芭蕉の「奥の細道」にも宮城野萩が記されています。宮城県の県花でもあり、仙台市の花ともなっています。
其枝幼稚園の園舎の南側、枝垂桜の根元の周りに蝶々の形をした小さな花がたくさん咲いています。
萩の一般的な花言葉は「思案」「内気」など、宮城野萩の花言葉は「ほのかな恋」「物思い」となっています。少し控えめな美しさで、どことなく寂しげなところから来ているようです。

2018年9月23日日曜日

20180923秋明菊

今週の花は「秋明菊」、キンポウゲ科イチリンソウ属の宿根草です。名前のとおり秋に開花する花の一つで、菊と付いていますが、アネモネの仲間です。別名で「貴船菊」「秋牡丹」などと呼ばれています。英語名はJapanese Anemoneですが、原産地は中国で古代に日本に帰化しました。花の色は白やピンク、赤紫、紫色などがあり、花の形状も一重だけでなく八重のもあります。中央に黄色い雄蕊がたくさんあります。
秋明菊は直射日光はあまり好まず、半日蔭で水気の多いところを好みます。写真の花も会堂のホールを出たところにある池(ガリラヤ池)の縁に咲いています。
花言葉は「薄れゆく愛情」「淡い思い」「忍耐」など。アネモネはギリシャ語の「風」が語源で「風の花」という意味があり、アネモネの仲間である秋明菊も風に由来する花言葉が付いたものと思われます。

2018年9月17日月曜日

20180916たかのは

今週の植物は「たかのは」、イネ科ススキ属の耐寒性多年草です。漢字で正式名を書くと「鷹の羽薄(たかのはすすき)」、普通のススキと違って、葉に薄黄色の縞模様の斑点がいくつもあるのが特徴です。その様子から英語名は「Zebra Grass」と言います。鷹の羽も良く見ると斑点がいくつもあります。ススキの原産地は日本や東アジアで、鷹の羽薄はその園芸品種です。
其枝会館入口手前の駐車場との境辺りに約2メートルに成長したススキが鷹の羽薄です。
花言葉は「用心深い人」「生命力」「頑固」など。最初のは鷹のイメージから来ているようです。二つ目は山野などが一面ススキで覆われる様子から来ているようです。三つ目は引き抜こうとしてもなかなか抜けないことから来ているようです。

2018年9月10日月曜日

20180909たますだれ

今週の花は「たますだれ」、ヒガンバナ科タマスダレ属の球根草です。8月から10月頃、20センチくらいの背丈の茎に3センチくらいの白い花を咲かせます。葉っぱは細長く棒状で直接土の中から出ています。和名は白い花が玉で葉っぱの様子が簾(すだれ)を連想させることから来ています。英語名は「レインリリー」、雨の後で一斉に花を咲かせることから来ています。日当たりが必要ですが、耐暑性、耐寒性が強く育てやすい花です。南米が原産地で明治時代の初期に日本にやって来ました。
旧会堂の時はガリラヤ池近くの側溝にたくさんありましたが、新会堂の工事でなくなり、今は境内のあちこちに点在して花を咲かせています。写真の花は其枝幼稚園の北側出入り口から入って右手に咲いている花です。
花言葉は「汚れなき愛」「期待」など。

2018年9月4日火曜日

20180902ひおうぎ

今週の花は「ひおうぎ」、アヤメ科アヤメ属の多年草です。「ひおうぎ」は山野や海岸に自生する多年草で、高さは1メートル前後、下の写真のように葉の形が宮廷人の持つ檜扇を連想させることから名付けられました。花は8月から9月頃咲き、オレンジ色に赤色の斑点模様があります。午前中に開花し夕方には萎んでしまう一日花です。
今年の花は萎んでいて綺麗に撮れなかったので、上の写真は昨年撮影した花を掲載しています。京都では祇園祭に欠かせない花となっています。
駐車場入り口の右側にあり、後ろにある大きなアジサイの根元あたりにひっそりと蕾が咲いています。
花言葉は「誠意」「誠実」「個性美」など。

2018年8月27日月曜日

20180826黄花コスモス

 今週の花は「黄花コスモス」、キク科コスモス属の多年草です。メキシコが原産地でスペインの植物園に送られた後、ヨーロッパで広まり、日本には大正時代に輸入されたようです。黄花と名前が付いていますが、黄色の他に写真のようにオレンジ色や赤色の花を咲かせる種類もあります。高さは約50センチくらいに成長します。暑さに強く、病害虫にも強いことから繁殖力が旺盛で、日当たりの良い場所ではほっておくとどんどん増えていきます。花期は長く、6月から11月頃まで楽しめます。コスモスに比べると花の色の他に葉っぱが太くてギザギザしています。
其枝幼稚園園庭と復活の丘(納骨堂)の境目辺りにオレンジ色の花がたくさん咲いています。
花言葉は「野生的な美しさ」「野生美」「幼い恋心」など。

2018年8月20日月曜日

20180819なつめ

今週の植物は「なつめ」、クロウメモドキ科ナツメ属の落葉高木です。漢字で書くと「棗」、名前の由来は夏に芽が出るということから来ています。原産地は中国から西アジア地方で奈良時代には既に日本に渡来していたようです。花は淡緑色で小さくて目立ちません。果実は2センチくらいの大きさで淡緑色からだんだん茶褐色に色づき、最後は赤黒く乾燥して皺が出てきます。果実は甘露煮にしてお菓子や生薬としても用いられています。木も硬くて使い込むと艶が出てくることから、高級工芸品として茶壷や家具として利用されています。
教会前の道路を入口から入らずそのまま真っすぐに会堂の角まで行くと、オリーブの木の左横に約3メートル位の高さに成長した「なつめ」があり、たくさんの実を付けているのを見ることができます。
花言葉は「健康」「健康の果実」「英俊」など。

2018年8月15日水曜日

20180812インクベリー

今週の植物は「インクベリー」、ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草です。北アメリカが原産地で日本には明治以降帰化植物として入って来ました。6月から9月頃にかけて白色又は薄紅色の小さな花が咲いた後、実ができ、黒く熟します。この実を潰すと赤紫色の果汁が出るので、アメリカでは「インクベリー」と呼ばれており、服などに付くとなかなか落ちません。日本では「洋種山牛蒡(ヨウシュヤマゴボウ)」と呼ばれています。インクベリーは全体が毒を持っており、ブルーベリーと思って誤食すると最悪の場合、死に至ることもあるようです。
教会ホールの東側から出た所にある池(ガリラヤ池)を右に回る小径に入り、車道に出る直前の左側に約2メートルの高さに成長したインクベリーがあります。
花言葉は「野生」「元気」「内縁の妻」など。

2018年8月5日日曜日

20180805百日紅

今週の花は「百日紅(さるすべり)」、ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木です。中国南部が原産地です。7月から10月頃にかけて、ピンク色の花を咲かせます。百日間、花が咲き続いているように見えることから「百日紅」と名付けられましたが、実際は同じ場所で花が枯れては咲くことを繰り返しています。「百日紅」は幹がツルツルしているのが特徴的で、猿も滑るように見えることから読み名として「さるすべり」と名付けられましたが、実際には滑らないようです。
教会の入口から入って真っすぐに会堂の端まで行くと左側にあり、高さ約3メートルの木にピンク色の花をたくさん咲かせています。
花言葉は「雄弁」「愛嬌」「不用意」など。

2018年7月29日日曜日

20180729八重むくげ

 今週の花は「八重むくげ」、アオイ科フヨウ属の落葉樹です。中国やインドが原産地で平安時代に渡来したと言われています。「むくげ」は中国では「木槿」と書き、「木槿」の音読み(もくきん)が変化して「むくげ」と呼ばれるようになったと言われています。英語名は旧約聖書の雅歌に出てくる「rose of sharon」(シャロンのバラ)に由来しています。樹高は3メートル位に成長し、7月から10月頃にかけて4~5センチ位の大きさの花を咲かせます。写真の花は八重ですが一重のものもあり、色も紫、白、赤、ピンクなどたくさんの種類があります。
其枝幼稚園の北側出入口の横に白色と紫色の「八重むくげ」が並んで立っています。
花言葉は「信念」「新しい美」など。

2018年7月22日日曜日

20180722かのこ百合

今週の植物は「かのこ百合」、ユリ科ユリ属の多年草です。漢字では「鹿子百合」と書き、花弁の斑点が鹿の子の斑点模様に似ていることから名付けられました。7月から10月頃、10センチくらいの大きて華やかな花が咲きます。花の咲く時期から別名はドヨウユリ(土用百合)やタナバタユリ(七夕百合)とも呼ばれます。日本や台湾などが原産地で九州に多く自生していますが、近年は絶滅危惧種になっています。江戸時代にシーボルトによってヨーロッパに渡り、日本の百合として知られるようになり、大正時代には球根がアメリカに輸出され、クリスマスやイースターの花として飾られたようです。
 駐車場に入る手前の生垣沿いに、淡いピンク色の花弁に鹿子模様が入った「かのこ百合」が10輪ほど花を咲かせています。
花言葉は「荘厳」「上品」「慈悲深さ」など。

2018年7月16日月曜日

20180715茗荷

今週の植物は「茗荷」、ショウガ科ショウガ属の宿根性多年草です。東アジアが原産地で生姜と一緒に大陸から日本に渡来しました。その際、香りの強い生姜を兄香(せのか)、弱い方の茗荷を妹香(めのか)と呼んだことから名付けられました。食用として市場に出ているものはほとんど高知県で栽培されているようです。地下茎で増え、食用の茗荷は地面に出てきたばかりの蕾で、花みょうがと呼ばれています。そのまま成長すると純白の花が咲きます。茗荷を食べすぎると物忘れがひどくなるというのは釈迦の弟子の故事から来ており科学的な根拠はありません。
茗荷はあまり日が当たらない湿潤な場所を好み、其枝幼稚園の北側フェンスの仲良し文庫入口から東側突き当り付近にあります。地上から約1メートルの高さに育った偽茎(本物の茎は地下にある)がたくさん密集しており、その根元に花茗荷ができています。
花言葉は「忍耐」「報いられない努力」 など。

2018年7月9日月曜日

20180708グラジオラス

今週の花は「グラジオラス」、アヤメ科グラジオラス属の球根多年草です。原産地は南アフリカや地中海などですが多数の園芸品種が栽培され、世界各地で育成されています。日本には明治時代に輸入され栽培が始まりました。葉っぱが剣のように細く先端がとがっている様子から剣を表すラテン語gradiumから名付けられました。日本名は東洋の菖蒲に似た花ということから「唐菖蒲」と呼ばれています。6月頃から8月頃まで花を咲かせます。
写真の花は其枝幼稚園園庭と復活の丘(納骨堂)の境目の辺りに、約1メートル位の高さの所に赤紫色の花を咲かせています。
花言葉は「密会」「用心」「勝利」など。密会や用心は古代ヨーロッパで人目を忍ぶ恋人たちがこの花の数で密会する時間を示し合わせていたことから来ています。

2018年7月1日日曜日

20180701ねじ花

今週の花は「ねじ花」、ラン科ネジバナ属の小型多年草です。写真では良く分かりませんが、花穂が螺旋状にねじれていることから名付けられました。太陽の良く当たる芝生などの草地に高さが10センチから20センチ程度で、6月下旬から7月中旬頃に薄いピンク色の花を咲かせます。花は10日間ほどで枯れてしまいます。ねじれ方は右巻きのものと左巻きのものと両方あるようです。日本全土、ヨーロッパ東部、シベリヤ、アジア全域、オセアニアなど世界各地で見られますが、名もない雑草と思っている人がいるかもしれません。
其枝幼稚園園庭の芝生が生えている納骨堂入り口辺りに今は一輪だけ咲いています。芝生の草に紛れてしまい、良く探さないと見落としてしまいます。
花言葉は「思慕」、思い慕う、恋しく思うという意味です。

2018年6月24日日曜日

20180624ホスタ

今週の花は「ホスタ」、キジカクシ科ギボウシ属の多年草です。日本や東アジアが原産地、耐寒性で日陰を好みます。ホスタは学名で日本名は「擬宝珠(ギボウシ)」、蕾や若い花の形が橋や寺社の欄干の飾りである擬宝珠に似ていることから来ています。葉っぱは幅が広くて艶があり、葉脈の縦筋が綺麗です。花は6月から8月頃に薄紫色の花が咲きますが一日で萎んでしまう一日花です。
写真のホスタは教会のホールから牧師館に行く小径の右側にあり、鉢植えで高さが約50センチくらい、周りの葉と比べて非常に明るい色をしています。ちょうど薄紫色の花が咲いていました。
花言葉は「落ち着き」「沈静」など。

2018年6月18日月曜日

20180617額あじさい

今週の花は「額あじさい」、先週が「アナベル」、先々週が「柏葉あじさい」と3週続いてアジサイが選ばれました。近畿地方も梅雨入りし、いろんな色の異なる種類のアジサイが境内に咲いており、目を楽しませてくれています。「額あじさい」はアジサイの原種で、日本が原産地です。真中の珊瑚状に見えるところが本当の花、花のように見えるところが萼(がく)と呼ばれる装飾花で、この花の構造が額のように見えることから「額あじさい」と名付けられました。この額あじさいが品種改良により、装飾花で全体が覆われふっくらとした手毬状の良く見かけるアジサイになりました。
額あじさいは境内のあちこちに咲いていますが、写真の花は駐車場からガリラヤ池に行く小径に入って直ぐ左側に、サルスベリの根元、空調の室外機の横に咲いています。
アジサイの花言葉が「移り気」「浮気」「高慢」となっているのに比べ、「額あじさい」の花言葉は「謙虚」、装飾花が控えめであることから来ています。

2018年6月11日月曜日

20180610アナベル

今週の花は「アナベル」、ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木で、北アメリカが原産地です。日本のアジサイと比べて、花(本当は萼)が最初は緑がかった白色で成長すると真っ白になること(最近、品種改良でピンク色になる種類もあるようです)、また、同じようにふっくらとした形になりますが、一つ一つの花(萼)は小粒なのが特徴的です。アナベルは新しい枝に花を付けますので毎年剪定する必要がありますが、その時期はいつでもよいので育てやすい花です。
牧師館の幼稚園側の軒下にある白いアジサイが「アナベル」です。緑がかった花はまだ成長段階で、やがて真っ白になります。
花言葉は「ひたむきな愛」「辛抱強い愛情」など。

2018年6月5日火曜日

20180603柏葉あじさい


今週の花は「柏葉あじさい」、アジサイ科アジサイ属の落葉低木で原産地は北アメリカ東南部地方です。葉っぱの形が柏に似ていることから名付けられました。5月から7月頃、真っ白い花が咲きます。ガクアジサイの一種ですので、ふだん見かけるアジサイとは異なって、 丸くふっくらした形ではありませんが上品な印象がします。秋になると紅葉も楽しめます。
教会のホールを出て右手にあるガリラヤ池のすぐ横に真っ白な柏葉あじさいがたくさん咲いています。
花言葉は、「慈愛」「汚れなき心」「清純」「優美」など。

2018年5月28日月曜日

20180527ネグンド楓

今週の植物は「ネグンド楓」、カエデ科カエデ属の落葉高木です。北アメリカ原産で日本には明治時代初期に渡来しました。寒冷地に適しており、北海道では街路樹として植えられています。ネグンドというのは3ないし5という数字を意味し、葉が奇数羽状複葉(葉が枝で向かい合って付いた先にもう一つ葉が付く形状)になっているから来ています。写真のように葉に白い覆輪模様がある品種は「フラミンゴ」と呼ばれる園芸品種です。成長すると10メートルを超える大木となります。
其枝幼稚園北側出入口を入って右側、牧師館と北側フェンスの間に置いてある鉢植えに植えられています。深谷牧師の二番目のお子さんの誕生の記念樹だそうです。
花言葉は「大切な思い出」、お子さんの記念樹としてふさわしい花言葉ですね。

2018年5月21日月曜日

20180520ラベンダー

今週の花は「ラベンダー」、シソ科ラヴァンドラ属の半木本性植物の通称です。地中海沿岸が原産地です。ローマ時代に入浴時に香水として使われていたためラテン語の洗うという言葉から来ていますが、本当に使われていたかどうかは不明のようです。5月から7月頃花が咲き、紫色が一般的ですが、白やピンク色の花を咲かせる種類もあります。ハーブの女王として知られており、一般的に強くて良い香りがしますが、教会のラベンダーはあまり香りはしませんでした。
復活の丘(納骨堂)の左手下の方、其枝幼稚園の園庭との境目に1メートル位の高さのラベンダーの木があり、たくさんの薄紫色の花を付けています。
花言葉は「沈黙」「清潔」「疑惑」など。

2018年5月14日月曜日

20180513ハニーサックル

今週の花は「ハニーサックル」、スイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性木本です。ハニーサックルは英名で日本名は「スイカズラ」や「忍冬(ニンドウ)」と呼ばれています。ラムをベースにしたカクテルの一種にこの名前が付いています。砂糖のない頃は砂糖の代わりに用いられたほど花の蜜は甘く、取って吸ったことから「吸い葛」、同じ意味の英語が「ハニーサックル」です。ニンドウは冬の間も葉っぱが緑で枯れないことから来ています。花は5月から7月頃咲き、始めは白色ですがだんだんと黄色に変わり、甘い香りがします。
其枝幼稚園北側出入口を入って左側の茂みに咲いています。物置とフェンスの間の高さ50センチくらいの所に今は白い筒状の花がたくさん咲いているのが見えます。
花言葉は「愛の絆」「献身的な愛」「家庭の幸せ」など。

2018年5月7日月曜日

20180506棕櫚の花

今週の花は「棕櫚(シュロ)」、ヤシ科ヤシ属の常緑高木樹の総称で雌雄異株です。棕櫚は中国南部や日本が原産地で中国のはトウジュロ、日本のはワジュロが一般的です。両社の交雑種はアイジュロと呼ばれています。棕櫚は九州南部地方に自生していましたが、耐寒性が強く北海道まで見ることができます。繊維状の毛で覆われた幹が真っすぐに伸びて先端に扇状の熊手のような葉がたくさん付いています。花は雌株の木に5月から6月頃、葉のすぐ下辺りにクリーム色の粒状の塊りとなって咲きます。
其枝幼稚園園舎の北側道路沿い、電信柱の横辺りに10メートル近い高さの木が棕櫚です。園舎の2階の屋根よりも高いところに花が咲いています。写真は園舎の2階の窓から望遠で撮りました。
花言葉は「勝利」「不変の友情」「優勝」など。

2018年4月30日月曜日

20180429はこね空木

今週の花は「はこね空木(うつぎ)」、スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木です。日本固有種で5月から6月頃花を付けます。箱根という名が付いていますが、箱根には少ししか自生していないようです。良く似た花に二色空木や谷空木などがあり、はこね空木が海岸近くに自生していたのに対し、二色空木は山地に、谷空木は谷間に多く自生していました。今では庭木として親しまれており、いずれも最初、花の色は白色でだんだん赤みが増していき、紅色になります。空木という名は茎の中が空洞になっていることから来ています。
其枝幼稚園北側出入口を出て右側フェンス沿いに端っこまで行った所に2メートルを超える高さの木がはこね空木です。
花言葉は「移り気」、花の色が白からピンク、紅色と移り変わって行く様子から来ています。

2018年4月22日日曜日

20180422黄れんげつつじ

今週の花は「黄れんげつつじ」、ツツジ科ツツジ属の落葉性低木です。原産地は日本や中国です。レンゲツツジは赤やオレンジ色をしており、毒があり放牧地で牛馬がこの植物を食べないことから大群落となってまるで蓮華畑のように見えることから名付けられました。同じ種類で花の色が黄色のものを「黄れんげつつじ」と呼びます。4月中旬から5月中旬に花を咲かせます。
 教会の方から其枝幼稚園出入口を入ったすぐ左側にあり、黄色い花がたくさん咲いています。
 黄レンゲツツジの花言葉は「堅実」、また、レンゲツツジの花言葉は「情熱」「溢れる向上心」となっています。

2018年4月16日月曜日

20180415霧島つつじ

今週の花は「霧島つつじ」、ツツジ科ツツジ属の常緑低木です。霧島という名が付いているのは鹿児島の霧島山中に自生していたツツジを江戸時代初期に江戸に移植して広まったことから来ています。花弁が普通のツツジより小ぶりで色も濃い紅色をしています。長岡天満宮にある霧島ツツジが有名で長岡京市の天然記念物に指定されているようです。
 其枝幼稚園園庭にある掲示板の横、プールの前あたりにあり、これからどんどん花が増えていくことと思います。
 ツツジの花言葉は「節度」、花の色によって赤は「恋の喜び」、白は「初恋」となっており、紅色の花が咲く霧島つつじの花言葉は「燃え上がる愛」となっています。

2018年4月8日日曜日

20180408えびね

今週の花は「えびね」、ラン科エビネ属の多年草です。野生のランで「ジエビネ」「ヤブエビネ」とも呼ばれます。地下の茎と根の様子がエビ(海老)の頭の形に似ていることから名付けられました。日本原産で北海道から沖縄まで分布していますが、準絶滅危惧種に指定されており珍しい植物の一つです。30~40センチくらいの高さの茎にツートンカラーの小さな花が4月から5月にかけて咲きます。
牧師館の玄関横にある花壇(幼稚園側)にひっそりと咲いています。
花言葉は「謙虚」「誠実」「真実」などです。

2018年4月2日月曜日

20180401乙女椿

今週の花は「乙女椿」、ツバキ科ツバキ属の常緑樹で3月下旬から5月頃、大きいもので7~8センチ位の八重でピンク色の花を咲かせます。写真のように花弁が幾何学模様で美しく整った形をしています。ユキツバキ系の品種で江戸時代から栽培されているようです。日本が原産地で、ツバキの学名にはイエズス会の宣教師カメルさんの名前が付いています。
駐輪場の幼稚園側に2メートルくらいの木にきれいなピンク色の花がたくさん咲いています。
ツバキの花言葉は「理想の愛」「謙遜」「誇り」などですが、乙女椿の花言葉は「控えめな美」「控えめな愛」となっています。

2018年3月26日月曜日

20180325アンズの花

今週の花は「アンズ」、バラ科サクラ属の落葉小高木です。漢字では「杏子」や「杏」と書き、花よりも7月頃できる梅に似た果実の方がなじみ深い植物です。桜と同じ科に属すので桜と良く似た花が少し早めに咲き始めます。今年は桜の開花時期が早くほとんど同じ時期に咲いたため、花を見ただけでは区別がつかないほどですが、幹を比べて見ると区別できます。アンズはシリアの国花となっています。
其枝幼稚園園庭にある復活の丘(納骨堂)左側にある階段の上辺りに、アンズの花がほぼ満開に咲いており、すぐ横には桜も咲き始めています。
アンズの花言葉は「 臆病な愛」「乙女のはにかみ」「疑い」など。

2018年3月19日月曜日

20180318糸ピコティ

 今週の花は「糸ピコティ」、キンポウゲ科ヘレボラス属の多年草で、クリスマスローズの品種名です。ピコティは覆輪(ふくりん)の意味で花の縁一面が細い糸のような線で縁取られていることから名付けられました。品種改良で色々な色の糸ピコティが作られているようです。(写真の花は縁取りが見えませんので、違う品種かもしれません。)クリスマスローズの原産地はヨーロッパから西アジアで、世界中に広まり品種改良によって一重や八重の花や糸ピコティなどが栽培されています。日本では遅咲きのクリスマスローズがレンテンローズと呼ばれていますが、厳密にいえば違う品種です。
教会出入口から入って右手、会堂玄関の向かい側辺りの地面近くに白い花がたくさん咲いています。花は下を向いて咲いています。
クリスマスローズの花言葉は「いたわり」「追憶」「私を忘れないで」など。