2016年10月30日日曜日

20161030山茶花

今日の花は「山茶花」、ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹です。先々週の花「ほととぎす」の直ぐ横に薄ピンク色の花が咲いています。日本が原産地で江戸時代に出島に来ていたオランダ人が持ち出し、ヨーロッパに広まりました。学名も英語名もSasanqua(サザンカ)と言います。中国では椿を山茶花と書きそれが間違って定着したと言われています。山茶花と椿の違いは色々ありますが、花の時期が前者は秋から冬で後者が初春、花の散り方が前者は一片ずつで後者は花全体が一度に散ります。花言葉は「困難に打ち勝つ」「ひたむきさ」など。
 10月も明日で終り、11月に入ります。10月31日は最近ニュースでも良く話題になっているハロウィンですが、教会にとっては宗教改革記念日でプロテスタントの教会にとっては重要な記念の日です。1517年10月31日にドイツのマルティン・ルターが教会の扉に「95か条の議題」を貼り付け、魂の救済を免罪符という金銭で行なっていたローマ教皇庁に抗議し、「聖書のみ」「信仰のみ」「万人祭司」を主張したことからプロテスタントの教会が始まりました。高校の教科書にも紹介されていることですが、私達クリスチャンにとっては忘れてはならない原則です。

2016年10月24日月曜日

20161023ランタナ

今週の花は「ランタナ」、クマツヅラ科の常緑小低木の花です。日本名は「シチヘンゲ(七変化)」と言い、花の色が赤、ピンク、黄、橙、白など鮮やかで、また花の色がだんだんと変わって行くので名付けられました。果実も緑から青に変わり最後は黒色に変化します。中南米が原産地で観賞用として日本はじめ世界中に移植されました。葉や花の形はアジサイに似ていますが、全く別の種類です。其枝幼稚園の北側入り口から入った正面にマリーゴールドと共に色鮮やかなランタナの花をたくさん見る事が出来ます。花言葉は「心変わり」「合意」「協力」など。
 10月23日は24節気の霜降、露が冷気によって霜となって降り始める頃という意味で、朝晩は本当に冷えてきました。我が家も今日から暖房を入れました。先週土曜日の夜に突然冷蔵庫が故障しました。修理に来て頂くと、基盤がダメになったためで基盤を入れ替えただけで直りました。最近の電化製品は基盤に埋め込まれたコンピュータで制御されており、基盤がダメになるとすべてが使えなくなるため、便利なようで不便を感じます。冷蔵庫だけでなく、それがないと不便で困るものがたくさんあることに気づかされました。

2016年10月17日月曜日

20161016ほととぎす

今週の花は「ほととぎす」、漢字で書くと「杜鵑」、ユリ科ホトトギス属の多年生草本です。日本原産で台湾や朝鮮半島でも見られます。若葉や花にある斑点模様が鳥のホトトギスの胸にある模様とよく似ていることから来ています。教会ホール側の出入り口から出た右側、牧師館前庭の日の余り当たらない場所に咲いています。地上からあまり高くないところにある茎に上向きに並ぶようにたくさんの花が付いており、花弁は6枚、斑点模様は少し薄紫色がかった色をしています。花言葉は「秘めた遺志」「秘めた恋」「恥ずかしがりや」など。
 10月も中旬を迎え、朝晩は気温も下がり少し肌寒い季節となりました。今年もノーベル賞で日本人の方が生理学・医学賞を受賞されて、3年連続で嬉しいニュースが流れました。期待された村上春樹氏の文学賞は今年も見送られ、意外なことにアメリカのシンガーソングライター ボブ・ディラン氏が受賞しました。私の青春時代にボブ・ディランの風に吹かれてなどが流行っており、良く歌ったものですが、このような歌詞がノーベル賞の対象になるとは想像もできませんでした。ノーベル賞選考の柔軟さ、幅広さに感心しました。

2016年10月9日日曜日

20161009鐘馗水仙

今週の花は「鐘馗水仙(しょうきずいせん)」、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草です。中国南部や台湾、日本の南部が原産地です。赤色が鮮やかな彼岸花が終る頃、形は彼岸花に似ていて黄色い花を咲かせるのが鐘馗水仙です。鐘馗とは中国の神の名で日本では厄除けや魔除けの神として知られています。その顔は髭もじゃであり、花びらやめしべの形が鐘馗を連想させることから来ているようです。茎には花しか付いておらず、葉っぱは花が散ってから辺り一面に群生します。境内のあちこちに咲いていますが、写真は牧師館の前庭に咲いている花です。花言葉は「陽気」「元気な心」「追憶」など。
 心配された天候も守られて、昨日の土曜日に其枝幼稚園の運動会が無事終了しました。10月10日は体育の日です。52年前の1964年のこの日に東京オリンピックの開会式が行われました。運動会や体育祭は秋に行うものとされて来ましたが、最近は春の5月に行う所が増えているようです。理由は練習をする9月が最近は暑くて熱中症の心配があるためです。そういう意味では2020年の東京オリンピックは7月下旬から8月上旬に開催されるようですので、大丈夫かなと心配になります。

2016年10月2日日曜日

20161002金木犀

今週の花は「金木犀」、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹でギンモクセイの変種。復活の丘(納骨堂)スロープ入口の右側に2メートル程に成長した木が2本並んでいます。橙色の小さな花が一面に付いており、非常に強い良い匂いが特徴的ですが、今年はもうすでに香りは消えてしまったようです。中国南部の桂林地方が原産地で、桂というのは中国語で木犀を指し、桂林という名は木犀の木がたくさんあることから来ています。日本には江戸時代初期に渡来してきたようで、木犀も色々種類があるようですが、日本では金木犀が一般的です。花言葉は「謙虚」「気高い人」など。
 10月に入りましたが、暑さは相変わらずで、今日は京都で30度を超える真夏日でした。台風18号が発生し、今週半ばには日本に上陸しそうな気配です。今週土曜日には其枝幼稚園の運動会が予定されていますので、影響がないことを願っています。