2015年12月27日日曜日

20151227ろう梅

今週は「ろう梅」、ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木で牧師館前庭に咲いています。中国原産で唐時代に日本にやって来た時に蝋梅という名であったことや花が蝋のような色であること、また花が咲く時期が臘月(旧暦12月)であることから名付けられました。独特の花の色ですがその香りも良い匂いがします。写真の花は中心部も蝋細工のようになっているので「素心蝋梅」という種類と思われます。その他の蝋梅は花の中心部が暗紫色になっているのが特徴です。花言葉は「慈しみ」「ゆかしさ」「先導」など。正月に咲く花の一つで、私たちを楽しませてくれます。
 先週はクリスマスで教会にたくさんの方が来て下さいました。24日クリスマスイブのキャンドルサーヴィスには初めての方や近所の方も来て下さり救い主イエスキリストの生誕をお祝いしました。これらの方々に聖書のみ言葉が福音となりますようお祈りします。
 季節は冬至も過ぎ、日ごとに昼の長さが増していきますが、寒さは暖冬とはいえ厳しくなっていきます。新年は心も身体も新たな気持ちで迎えたいと思います。

2015年12月21日月曜日

20151220若菜椿

今週は「若菜椿」、ツバキ科ツバキ属の常緑樹で駐車場入口の左側にある3メートルくらいの大きな木に咲いています。若菜椿という名前は昔、若菜さんという方が緒形師の所に持って来られた椿が立派に育ったことから来ているそうで、京都復興教会独自の名前です。品種名としては絞り椿の仲間で江戸椿と思われます。白地にピンク色が絞りのように表れる美しい花です。週報にあった「和久井椿」は名前の間違いでした。椿の花言葉は「控えめな優しさ」「誇り」など。
 昨日はクリスマス礼拝があり、愛餐会の後、祝会が行われ、楽しいひと時を過ごしました。京都復興教会の祝会は幼児やCSの子どもたちと大人による合同の会で賛美歌や楽器演奏、朗読劇などが披露されました。最後には、子供達がお待ちかねのサンタクロースが子供達にプレゼントを渡し、お開きとなりました。私達の救い主イエスキリストの誕生が世界中の人々に、特に争いの中にあり傷つけられている人々に希望を与え、平和をもたらすことができますよう、心からお祈りしたいと思います。

2015年12月14日月曜日

20151213紅葉(モミジ)

今週は「紅葉」、カエデ科カエデ属の落葉広葉樹でカエデの中で特に美しく葉っぱが赤くなる種類をモミジと呼び、「イロハモミジ」がその代表です。写真の紅葉は教会入口の右側にあります。紅葉は種類を表す以外に葉が赤く変化することも指し、牧師館の前庭にあるニシキギなども紅葉しています。今年の紅葉は夏の猛暑と暖冬の影響で色づきが悪いように思います。モミジの花言葉は「美しい変化」「調和」「大切な思い出」など。
 姪の結婚式に出席するため京丹後市に行きました。同じ京都府ですが、日本海側にあり、JRで行くと結構時間がかかりました。キリスト教式で行われましたので、数十年前の自分の結婚式を思い出し、初心に戻ることができました。ちょうどカニのシーズンでホテルにはたくさんの人が泊まっておられ、改めて日本人のカニ好きを思い知りました。

2015年12月7日月曜日

20151206冬あざみ

今週の花は「冬あざみ」、キク科アザミ属の花で世界中には250種類ほどあり、日本だけでも100種類近くあるようです。春や秋に咲く種類が多くありますが、冬に咲くものもが「冬あざみ」と呼ばれ、冬の季語になっています。写真の花は、ホールの牧師室(応接室)の窓際にある百日紅の根元辺りに咲いています。薄紫色の花がまん丸に咲いており、葉はあざみ特有のギザギザした棘が付いています。この棘が昔スコットランドを守ったということから、スコットランドの国花となっています。花言葉は「独立」「報復」「触れないで」など。
 今日12月7日は24節気の「大雪」、雪が激しく降り始める頃という意味があり、北海道などでは猛吹雪が既に何回か来ているようです。今年はエルニーニョ現象により暖冬という予測がされていますが、寒波が到来すると日本中が冷蔵庫の中のように冷え切ってしまいます。12月は色々な行事があり、体調を崩さないようにしたいものです。

2015年11月30日月曜日

20151129千両

今週は「千両」、センリョウ科の常緑低木で其枝幼稚園北側通用門を入って左側に曲がるとトイレの向う側に赤い実がたくさんなっています。よく似た木で同じく冬に赤い実を付ける万両、百両、十両などがありますが、こちらはヤブコウジ科で種類が異なります。千両と万両の見分け方は、千両が葉の上に実を付けるのに対し、万両は葉の下に実を付けます。千両の実は目立ちやすいので直ぐに鳥などに食べられてしまいます。花言葉は「可憐」「富貴」「富」「財産」など。
 アドベント(待降節)の季節に入りました。教会暦では先週の収穫感謝日が一年の締めくくりで、アドベントが一年の始まりとされています。昨日の礼拝では一本のローソクに火が灯され、次週から一本ずつ増えて四本灯される時がクリスマス礼拝になります。だんだんとローソクの灯りが明るくなるのは希望の光が大きくなっていくように感じられます。明日からは12月に入ります。世間では年末の忙しい季節ですが、じっくりと一年を振り返り、来年の希望に思いを致す季節としたいものです。

2015年11月23日月曜日

20151122皇帝ダリア

今週の花は「皇帝ダリア」、キク科ダリア属で、ホール台所側から牧師館へ行く通路の右手、2メートルくらいの高さに淡いピンク色の大きな花が咲いています。皇帝という名は背が高くて威厳がある様から来ています。教会の花は支柱をちゃんとしていないのであまり高くありませんが、しっかり支柱をすると4~5メートルにも成長するようです。別名は「木立(こだち)ダリア」、メキシコ地方が原産地です。ダリアは一般には夏から秋に咲きますが、皇帝ダリアは日が短くなる11月下旬頃から咲き出します。夜間、照明が当たると咲かないこともあります。花言葉は「乙女の純潔」「乙女の真心」「優雅」など。
 今日は勤労感謝の日で休日です。土曜日から3連休で京都や奈良など紅葉を楽しむ人が一杯で、電車も道路も大変混雑していました。今年の紅葉は例年に比べるとあまり色づきが良くないように思いますがいかがでしょうか。また、今日は24節気の「小雪(しょうせつ)」、わずかながら雪が降り始める頃という意味です。北海道はだいぶ前から雪だよりが届いていましたが、京都もそろそろ雪の便りが聞かれる季節になってきました。

2015年11月17日火曜日

20151115乙女椿

今週の花は「乙女椿」、ツバキ科ツバキ属の常緑樹で、駐輪場の幼稚園側に薄ピンク色の花が咲いています。開花時期は一般には3月から5月頃の春ですが、少し暖かいためでしょうか、教会の乙女椿は今、乙女のようなかわいらしい花を咲かせています。椿は日本が原産地で学名も「Camellia Japonica」と日本の名が入っています。椿は色も形も種類がたくさんあり、乙女椿は大型八重の代表格でたくさんの花びらが重なるように付いて美しい形になります。花言葉は「控えめな美」「控えめな愛など。
 11月も中旬に入りましたが、暖かい日が続いています。パリではイスラム国による組織的なテロが発生し、大勢の方が亡くなり怪我をされました。許せない卑劣な行為です。フランス政府は非常事態を宣言し、戦争状態にあるということでイスラム国への空爆を強化しようとしています。戦争はどんどんエスカレートし勝者となっても大きな犠牲を払うことになるので、もっと良い解決方法がないかと思います。これ以上、無駄な争いが生じないよう祈りたいと思います。

2015年11月9日月曜日

20151108さざんか

今週の花は「さざんか」、ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹で10月から年明け2月頃まで花が咲きます。駐輪場入口の角にあり、ピンク色の花がたくさん付いています。椿の中国名「山茶花」が間違ってこの花の名前に定着したと考えられています。原産地は日本で江戸時代に長崎の出島からオランダ人によりヨーロッパに渡り、英語名も学名も「Sasanqua」と書きます。とても良い香りがしますが、この日は雨が降っていたため香りを楽しむ事は出来ませんでした。花言葉は「困難に打ち勝つ」「ひたむき」「理性」「謙遜」など。
 昨日は24節気の「立冬」、初めて冬の気配が感じられる頃という意味があり、暦の上では冬に入りました。朝晩は本当に寒くなりましたので、風邪などひかないように気を付けたいものです。
 秋の特別伝道礼拝も昨日の障がい者と共にある主日礼拝が最後となりました。耳鼻咽喉科医師で大山医院長の大山孜郎兄(洛陽教会信徒)をお招きして、聴覚障がい者のために医療の働きを通して貢献されておられるお話を伺うことが出来、大変感銘を受けました。大山兄のお働きの上に主の豊かな祝福がありますようお祈りします。

2015年11月2日月曜日

20151101さふらん

今週の花は「さふらん」、牧師館前庭の真ん中あたりに咲いています。アヤメ科サフラン属の多年草で10センチから15センチ程度の高さのところに淡い紫色の花がたくさん咲いています。クロッカスの一種で、「秋咲きクロッカス」とも呼ばれています。ペルシャ地方原産で江戸時代末期にオランダ船でもたらされたようです。サフランという名はアラビア語のザァファランから変化したもので黄色という意味があります。めしべは赤色で細長い形状をしており、これを乾燥したものが高価な香辛料「さふらん」で、水に溶かすと鮮やかな黄色になります。花言葉は「歓喜」「節度」「過度をつつしめ」など。
 11月に入り朝晩は一段と冷え込んで来て、我が家でも暖房を使い始めました。温かいお風呂が嬉しくなる季節となりました。昨日の礼拝では幼児祝福式が持たれ、大勢の小さなお子さん方が祝福を受けられました。子どもは大人を見て成長します。子どもたちの模範となるように気を付けたいものです。

2015年10月27日火曜日

20151025くこの実

今週は「くこの実」、ナス科クコ属の落葉低木で中国・東アジアが原産で日本には平安時代に伝来しました。教会ホールから出てガリラヤ池の横の小路を駐車場の方へ行くと左手に赤い実がなっているのが見えます。夏から秋にかけて薄紫色の花が咲き、その後、1センチくらいの赤い実が出来ます。くこの実には100種類ほどのミネラルやビタミン類が含まれており、健康に良いことは勿論のこと、楊貴妃が美しさを保つために毎日3粒食したと伝えられるほど美容効果もあるようです。花言葉は「お互いに忘れよう」「誠実」「過去を水に流す」など。
 今週で10月も終わります。深谷牧師が幼稚園教諭の教育実習期間中のため、約4週間牧会活動が出来ないということで、毎週の礼拝説教や夕拝説教は当教会の名誉牧師のほかに他教会の牧師先生方にも協力して頂いております。当然のことですが、同じ聖書でも先生方により語られるメッセ-ジは異なるので新鮮さを感じます。

2015年10月18日日曜日

20151018むかご

今週は「むかご」、茎や葉っぱから生じる繁殖のための器官で、写真で茎の所に丸くなっているのがヤマイモのむかごです。大きさは1センチ前後です。種ではなく、この「むかご」はやがて地に落ち、そこから新しいヤマイモが成長します。牧師館玄関の真ん前に蔦が絡んだようになっている所にできています。漢字では「零余子」「珠芽」などと書きますが、「零余子」の漢字の意味はしずくのように小さなものということで、その形状を表しているようです。むかごといえば「むかごご飯」を連想しますね。先日、教会員の方からむかごをたくさんいただいて、むかごご飯をおいしくいただきました。
 10月も中旬に入り、晩秋に近づいています。今週の24日土曜日には24節気の第18「霜降」を迎えます。露が冷気によって霜となる頃という意味で、楓や蔦が紅葉し始める季節です。北海道や富士山では雪が降りはじめ、近畿地方もそろそろ紅葉だよりが聞かれる季節となりました。

2015年10月12日月曜日

20151011秋桜

今週は「秋桜」、キク科コスモス属の総称で、学名はcosmos(コスモス)、ギリシャ語で秩序、飾りという意味で花びらが整然と並んでいることから名付けられました。メキシコ原産で日本には明治時代に入って来たようです。日本語の秋桜は秋に桜に似た花弁の花が咲くことから名付けられました。写真の花は駐車場に咲いています。普通ピンク色や白い花を付けますが、キバナコスモスは黄色い花が咲きます。キバナコスモスに似た花で植える事が禁じられている花にオオキンケイギクという外来種がありますので気を付ける必要があります。秋桜の花言葉は「乙女の真心」「愛情」「たおやかさ」など。
 今日12日は体育の日です。幸い天候にも恵まれたようですので、各地でスポーツ関係の行事が行われていることと思います。其枝幼稚園の運動会は先週土曜日にありました。人数がそれほど多くないので、一人一人の成長が良くわかるプログラムで行われました。かけっこもありましたが、普通の徒競走ではなく、時間走で早い子供は何週も走りますが、遅い子供も一生懸命走っており、そのうち順位などは分からなくなるかけっこでした。年長組の子は一人一人自分の得意なキャッチボールや鉄棒、縄跳び、雲梯などを披露してくれました。心温まる運動会でした。

2015年10月5日月曜日

20151004宮城野萩

今週は「宮城野萩」、マメ科ハギ属の落葉低木で其枝幼稚園の枝垂桜の根元辺りに咲いています。萩は草冠に秋と書き、秋の七草の一つで、他に「薄(すすき)」「桔梗(ききょう)」「撫子(なでしこ)」「葛(くず)」「藤袴(ふじばかま)」「女郎花(おみなえし)」があります。万葉集で山上憶良が選定しました。花は紅紫色で豆のように蝶形をしており、枝が枝垂れているのが特徴です。萩の種類としては、他に山萩や丸葉萩など多数あります。宮城野萩はその名のとおり宮城県の県花となっています。花言葉は「柔軟な精神」「ほのかな恋」「物思い」など。
 10月に入り、朝晩はめっきり冷え込んできました。8日には24節気の「寒露」を迎えます。露が冷気のよって凍りそうになる頃という意味で、雁などの冬鳥が渡ってきて、菊が咲き初める季節を迎えました。今年は暖冬という予測もありますが、季節の変わり目で体調を崩しやすいですので、お互いに気を付けたいものです。

2015年9月28日月曜日

20150927にらの花

今日の花は「にらの花」、ヒガンバナ科ネギ属の多年草で、緑黄色野菜の一種です。中国やモンゴル・シベリアが原産で、日本では「加美良(かみら)」や「久々美良(くくみら)」と言う名前で古事記や万葉集に出ており、美良(みら)が転じて「にら」になったと言われています。花茎の先端に白くて小さな花がたくさん付きます。幼稚園事務室の前に咲いています。「にら」は独特な香りがしますが、これは硫化アリルなど硫黄化合物の匂いです。葉はニラレバ炒めや餃子の具として親しまれています。「花にら」という植物がありますが、別の種類です。花言葉は「多幸」「星への願い」など。
 9月も今週で終ります。秋真っただ中で、運動会や発表会など行事もたくさんあり、また、お米や果物などがおいしく実って食欲をそそります。NHKの朝ドラも先週が最終回でした。2015年度も半分が過ぎ、後半に入り新たな気持ちで歩んで行きたいものです。

2015年9月20日日曜日

20150920彼岸花

今週の花は「彼岸花」、中国原産でヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草、境内のあちこちで咲いていますが、写真は駐輪場脇で咲いています。9月中旬から下旬のお彼岸の頃に花を咲かせることから名付けられました。別名は「曼珠沙華」、天上の花という意味があり、おめでたいことがある時に天から赤い花が落ちてくるという仏教の経典から来ているそうです。花が咲いているときは葉っぱなく、葉っぱがある時は花は咲きません。花言葉は「悲しき思い出」「あきらめ」「情熱」など。
 今日、教会では合同記念礼拝が行われました。既に天に召された兄弟姉妹方のご遺影を講壇に飾り、そのご遺族と共に礼拝を守りました。礼拝後、一人の方の納骨式が行われ、その後、ご遺族の方が復活の丘(納骨堂)に展墓されました。明日から敬老の日、国民の休日、秋分の日と土曜日から数えると5連休の「シルバーウィ-ク」です。幸い天候にも恵まれるようですので、外に出て秋の空気を満喫したいものです。

2015年9月14日月曜日

20150913酔芙蓉

今週の花は「酔芙蓉」、アオイ科フヨウ属の落葉低木で教会から其枝幼稚園に入って前方左側にあります。芙蓉は朝咲いて夕方には萎んでしまう一日花で、花の大きさは15センチ程あり、昔から美しい人のたとえに用いられる花です。酔芙蓉は園芸品種の一つで、朝は真っ白な花だったのが時間と共にピンク色になり、萎む頃には写真の左側に小さく映っているように赤くなるので、まるでお酒に酔っているように見えることから名付けられました。花言葉は「繊細な美」「しとやかな恋人」など。
 先週は台風17号、18号の影響で日本各地が豪雨に見舞われました。特に関東甲信地方や東北地方は線状降水帯というあまり聞きなれない自然現象で長時間、同じ場所に雨が降り続いたために、鬼怒川をはじめ各地が氾濫したようです。決壊して流れ出た川の水が家や田畑を飲み込んでいく映像は、4年前の東日本大地震による津波を思い起こさせました。被災された方々の苦しみや不安は言葉に尽くせないと思います。私達は只々、被災された方々に神さまの慰めと平安がありますよう、また、復興へと歩み出す勇気と力をお与えくださるようお祈りするばかりです。

2015年9月7日月曜日

20150906つるぼ

今週の花は「つるぼ」、ユリ(キジカクシ)科の多年生草本で漢字で書くと「蔓穂」ですが、その理由ははっきりしないようです。地下の球根から年2回(春と晩夏)葉っぱが出てきて、春の葉は夏に枯れてしまい花が咲きませんが、晩夏には葉が出た後「つくし」によく似た穂状の蕾ができ、下の方から淡い紅紫色の花が開いて行きます。別名は「参内傘(さんだいがさ)」と言い、花穂の形が公家が宮中に参内するときに使用する長柄傘を畳んだ時の形に似ているためです。日本全国で見られ、秋を告げるかわいらしい花です。花言葉は「我慢強い」「不変」など。
 9月に入りました。其枝幼稚園の2学期も始まり、園児たちも元気に登園しているようです。8月の猛暑が嘘のようにすっかり秋らしくなってきました。8日は24節気の「白露」です。大気が冷えてきて露が出来始める頃と言う意味です。季節の変わり目は体調を崩しやすいですので、気を付けたいものです。

2015年9月1日火曜日

20150830朝顔

今週の花は「朝顔」、ヒルガオ科サツマイモ属の1年生植物で日本の夏を代表する花のひとつです。写真の花は牧師館の玄関にあるプランターで咲いています。名前のとおり朝方の方がしっかり咲き、昼間は少ししおれた感じがします。7月から10月頃まで楽しめます。原産地は熱帯アジア、ヒマラヤ山麓で、日本には奈良時代に種が薬として持ち込まれました。朝顔なのにヒルガオ科とは面白いですね。花言葉は「はかない恋」「固い絆」「愛情」など。
  今日で8月も終わりです。明日から9月を迎え、其枝幼稚園も2学期に入ります。子供達が皆元気に登園してくれるよう願っています。また、9月1日から来年度の園児募集案内が解禁となります。朝刊には地域の幼稚園の募集案内チラシがいっぱい入っていることと思います。其枝幼稚園に一人でも多くの応募者がありますよう祈りたいと思います。

2015年8月24日月曜日

20150823露草

今週の花は「露草」、ツユクサ科ツユクサ属の1年生植物で、道端などで良く見かける雑草の一種です。境内のあちこちで咲いていますが、写真のはホール会議室西側の窓の下で咲いています。朝に咲き昼にはしぼんでしまうことから朝露を連想させるので、露草と名付けられました。花は3枚あり2枚は鮮やかな青色で1枚は白色をしており、ミッキーマウスに似ています。別名は、青色の花が染料としても用いられることから「青花」「藍花」、花の色が服などに付くことから「つきくさ」、蛍を飼うとき一緒にこの草を入れることから「蛍草」などたくさんあります。花言葉は「尊敬」「変わらぬ思い」「なつかしい関係」など。
  昨日は24節気の「処暑」、暑さが峠を越えて後退し始める頃という意味があり、実際に35度を超える猛暑はなくなり、朝晩はひんやりとする気温となりました。蝉の声もすっかり止み、日が暮れると虫の鳴き声がします。其枝幼稚園の2学期は9月1日から始まりますが、小学校は今週から始まるようです。また痛ましい事件が起こり、中学1年生が2名命を奪われてしまいました。ご遺族の上に主の豊かな慰めと平安がありますようお祈りします。

2015年8月17日月曜日

20150816百日紅

今週の花は「百日紅(さるすべり)」、ミソハギ科の落葉中高木で会堂ホール西側の応接室窓際に咲いています。「百日紅」という名は赤い花が百日ほど咲き続けることから来ていますが、実際は花はすぐに散り次の花が咲いて咲き続いているように見えるだけです。また、「さるすべり」という名は、幹の樹皮が剥がれてスベスベしており猿も滑るということから来ていますが、実際は簡単に登ってしまうようです。花色も白色やピンク色などがあり、夏を代表する花の一つで、あまり大きくならないので庭木として好まれています。花言葉は「雄弁」「愛嬌」「不用意」など。
 8月も中旬になりました。昨日は京都の5山の送り火が行われ、やっと真夏の暑さが和らいできました。高校野球もベストエイトが出そろって、準々決勝まで来ました。残念ながら近畿勢は京都の鳥羽高校も敗れてすべて敗退してしまいました。教会は明日から第58回近畿夏期聖会が行われます。天候に恵まれ、実り多い聖会となりますよう期待したいと思います。

2015年8月10日月曜日

20150809ヘーゼルの実

今週は「ヘーゼルの実」、カバノキ科ハシバミ属の落葉低木でドングリより少し大きな果実です。其枝幼稚園の小さい方の園庭にある小屋の側にヘーゼルの木があり、木にはまだ熟していない白っぽい果実がたくさん付いています。熟すと茶色になり「ヘーゼルナッツ」として食べることが出来ます。ヘーゼルナッツはクッキー、チョコレート、アイスクリームなどに良く使われますが、ほとんどは中央アジアで生産され、日本に輸入されているものは95%はトルコ産だそうです。果実の色は茶色と書きましたが、ハシバミ色(漢字では榛色)という名が付いています。花は冬に咲き、棒状に何本も垂れ下がるように付きます。
 8月に入ってから35度を超える猛暑が続いています。先週の土曜日には24節気の「立秋」を迎えましたが、京都では秋を感じる気配はあまりありません。先週、家族で米原の方に行ったときは、夕方と朝方に蜩(ひぐらし)がカナカナカナと鳴いていましたので、少しは秋に近づいていると感じましたが、やはり京都では今週の土曜日に行われる五山の送り火が過ぎないとダメなのかもしれません。

2015年8月3日月曜日

20150802ベゴニア

今週は「ベゴニア」、シュウカイドウ科シュウカイドウ属に属する植物の総称です。教会堂から其枝幼稚園園庭に入って直ぐ左側にピンクの花と白い花が咲いています。名前はこの花を始めて紹介したフランス人のミッシェル・ベゴンに因んでいます。熱帯から亜熱帯地方が原産ですが、交配により多様な品種が作られています。日本で一番よく見られるのは「ベゴニア・センパフローレンス」という種類で、和名は「シキザキベゴニア(四季咲きベゴニア)」と言い、公園や家庭の花壇などで栽培されています。花言葉は「片想い」「愛の告白」「幸福な日々」など。
 8月を迎え大変な暑さが日本を覆っています。昨日は京都市で39.1度と体温を上回る猛暑でした。全国各地で熱中症で倒れる方や水の事故が多発しています。クーラーが必需品となってしまいました。この暑さはしばらく続くようですが、今週の8日土曜日には24節気の立秋を迎えます。少しは暑さもましになって欲しいものです。

2015年7月26日日曜日

20150726茗荷

今週の花は「茗荷(みょうが)」、ショウガ科ショウガ属の多年草で夏を代表する野菜のひとつです。其枝幼稚園北東側フェンスの一番端に咲いています。茗荷は地下茎で増え、つぼみが入っている花穂は「花みょうが」と呼ばれ、独特の香りと紅色が好まれて蕎麦、素麺、冷奴などの薬味として用いられています。東アジア原産で生姜(しょうが)と共に日本に持ち込まれました。名前の由来は、日本に入って来た時、香りの強い方を兄香(せのか)、弱い方を妹香(めのか)と呼んで、これが後に「ショウガ」と「ミョウガ」に転訛したと言われています。花言葉は「忍耐」「報いられない努力」など。
 先週の20日に近畿地方が梅雨明けし、23日には24節気の「大暑」を迎え夏本番となりました。蝉は朝早くからうるさいくらいに鳴きだしました。35度を超える猛暑日もあり熱中症に気を付けないといけない季節です。こんな暑い中、高校野球の地方大会も終盤を迎え白熱した戦いが続いているようです。選手はもちろんですが、応援の方も大変だと思います。再来週からは全国大会が甲子園で行われますので、熱戦を期待したいと思います。

2015年7月19日日曜日

20150719白むくげ

今日の花は「白むくげ」、アオイ科フヨウ属の落葉低木で、其枝幼稚園側入口の掲示板横にあり、門に覆いかぶさるように咲いています。インドや中国原産で平安時代に渡来しました。中国名は「木槿(ムージン)」で、この音読み「もくきん」が変化して、又は韓国名「無窮花(むぐんふぁ)」が変化して「むくげ」になったと言われています。英語名は旧約聖書に出てくる「シャロンのばら」という言葉が当てられています。花の色や形は赤色、白色、紫色や一重、八重など色々の種類があります。写真は八重で白色の珍しい種類です。花言葉は「信念」「新しい美」など。
 先週は台風11号が日本に上陸し、日本各地に被害をもたらしました。京都でも大雨が降り、鴨川も見た事もないほどの濁流となっていました。この雨の中でも、祇園祭の山鉾巡行は予定通り行われたようです。幼稚園や学校も1学期が終了し、夏休みに入りました。今日は教会学校の夏期学校が行われています。朝の礼拝から30名を超える子供達が参加して、夜のキャンドルサーヴィスまで楽しい時間を過ごすことになっています。夏休みの間、子供達が病気や怪我などをせず、元気に楽しく過ごすことが出来るようにと祈ります。

2015年7月13日月曜日

20150712モントブレチア

今週の花は「モントブレチア」、アヤメ科クロコスミア属の球根植物です。教会ホール出入口を出てフェンス側に少し見えにくいですが、鮮やかなオレンジ色の花が咲いています。夏を代表する花で、花火を連想させてくれる花です。属名のクロコスミアはギリシャ語でサフランの香りと言う意味があり、乾燥させた花をお湯につけるとサフランに似た香りがすることから来ています。別名は「ヒメヒオウギズイセン」、南アフリカ原産の花です。花言葉は「良い便り」「楽しい思い出」「陽気」「気品」など。
 7月も第3週に入りました。台風の影響で、九州や沖縄では豪雨、その他の地域では全国的に猛暑となっています。熱中症で亡くなられる方もおられ注意が必要です。
 京都では、今週が祇園祭のピークとなります。前祭の山や鉾が組み立てられ、鉾の曳き初めがあり、明日14日からは宵々山、宵山、17日には山鉾巡航が行われ、日本各地や海外から大勢の観光客が来られ、市内中心部は大変な賑わいとなります。ある調査によると、全世界で一番人気のある観光地は京都だそうです。これからも京都が愛されていくためには、全ての人を温かく迎え入れて行く必要があります。

2015年7月6日月曜日

20150705風知草

今週は「風知草」、イネ科ウラハグサ属で観葉植物として親しまれています。駐車場入口左側にあります。日本原産の植物で学名は"Hakonechloa macra"と箱根の地名が付いています。別名は「ウラハグサ(裏葉草)」、普通、葉っぱは表に見える方がツヤがあり綺麗ですが、風知草は裏側の方が緑が濃くなっています。葉っぱが細くて柔らかいので、風が吹くとなびくことから盆栽家の間で風を知る草と呼ばれたのが名前の由来だそうです。花は秋にススキに似た茶色い穂状の花が咲きます。山地や渓流沿いの崖などに群生します。乾燥に弱い植物ですので夏などは水やりが必要です。花言葉は「未来」。
 7月に入り、7日は24節気の第11「小暑」です。梅雨明けが近づき暑さが本格的になる頃です。この頃に蝉も鳴き始めます。食中毒や水の事故も多くなる季節です。其枝幼稚園やCS(教会学校)の子供達が日々元気に過ごすことが出来るように祈ります。

2015年6月29日月曜日

20150628アガパンサス

今週の花は「アガパンサス」、ユリ科アガパンサス属の単子葉植物で球根で育ちます。南アフリカ原産で明治時代中期に日本に入ってきました。牧師館北側フェンスの幼稚園入口近くにもありますが、写真の花は駐車場奥から右手の細道を入っていた所にひっそりと咲いています。名前はギリシャ語のアガぺ(無償の愛)とアントス(花)から来ており、和名は「紫君子蘭」、別名「アフリカンリリー」と呼ばれています。クンシランはヒガンバナ科で花色は朱色ですので、全然似ていませんが、どちらも南アフリカ原産の花です。花言葉は「恋の訪れ」「ラブレター」「知的な装い」など。
 6月も明日で終り、水曜日からは7月を迎えます。今年の梅雨は京都の方ではあまり雨量は多くありませんが、九州の方では梅雨前線が停滞し過去にないほどの雨量となっているようです。豪雨で大きな被害が出ないよう祈りたいと思います。先週の土曜日は、「そのえだ『わくわく』タイム」という其枝幼稚園応援プログラムが教会で行われました。幸い天候が守られ、たくさんの幼児、子供さん、保護者の方々が集われ、Qちゃんと共に楽しい時間を過ごすことが出来感謝でした。

2015年6月22日月曜日

20150621半夏生

今週の花は「半夏生」、ドクダミ科の多年性落葉草本植物で日本や中国など東アジア亜熱帯性湿地に分布しており、太い地下茎で増え群生します。ガリラヤ池から駐車場に行く小路の左側地面近くにあります。特徴は葉っぱの一部がペンキを塗ったように真っ白になることで、花はひも状に白い花が咲いていますがあまり目立ちません。名前の由来は、72候の一つ「半夏生」(一年のちょうど真ん中)の頃に咲くことからという説と葉っぱの一部が白くなるという意味の半化粧から転じたという説があります。白くなる理由は虫をおびき寄せるためだと考えられています。花が散る夏の終わり頃には白くなっていた葉も元の緑色に戻ります。花言葉は「内に秘めた情熱」「内気」など。
 今日、6月22日は24節気の10番目「夏至」です。北半球では一年で最も昼が長く夜が短くなる日です。 日本ではちょうど梅雨の季節ですので、あまり感じませんが、太陽が出ている時間は明日から徐々に短くなっていきます。実際には日の出の方がだんだん遅くなり、日没は7月初め頃が一番遅いようです。梅雨はこれから本番を迎えます。今までも局地的に大雨をもたらしていますので、大きな被害が出ないことを祈りたいと思います。

2015年6月15日月曜日

20150614あじさい

今週の花は「あじさい」、アジサイ科アジサイ属の落葉低木で梅雨の季節を代表する花です。教会入口でまず目に入りますが、奥に行くと境内のあちこちに咲いています。このブログでも、柏葉あじさい、渦あじさい、額あじさい、アナベル(アメリカアジサイ)などを紹介しています。「あじさい」は日本原産、原種はガクアジサイで花のように見えているのは額です。手毬のようにふっくらとした形に品種改良されました。あじさいの名前の由来は諸説ありますが、藍色が集っているという意味の「集真藍(あずさい)」から来ているという説が有力です。土壌の性質により花の色が異なり、酸性だと青色、中性やアルカリ性だと赤色になります。京都の三室戸寺はアジサイ寺として有名です。花言葉は「辛抱強い愛情」「元気な女性」「移り気」「高慢」など。
 6月も第3週に入りました。昨日の礼拝は「花の日・子どもの日」でCSの子どもたちと合同の礼拝でした。色とりどりの花が講壇に飾られ、午後からはこの花が駅や交番、ご病気やご高齢の方などに届けられました。また、この日の礼拝には長らく入院し、自宅療養されておられた市原副牧師が久しぶりに出席され、喜びを共にすることが出来、感謝でした。

2015年6月7日日曜日

20150607泰山木

今週の花は「泰山木」、モクレン科の高木常緑樹で復活の丘(納骨堂)スロープ入口の右側に2メートルくらいの高さの木の一番上に大輪の白い花がひとつ咲いています。アメリカ合衆国南部原産の花で明治初期に渡来しました。ミシシッピー州とルイジアナ州の州花になっているそうです。泰山木は「大山木」とも書き、花も葉っぱも樹形もすべて大きいことから名付けられました。この木は放置すると20メートルくらいの高さまで成長するようです。花言葉は「前途洋々」「威厳」など、大きな花に相応しい花言葉です。
 6月も2週目を迎えました。先週は近畿地方も梅雨入り発表があり、土曜日は24節気の「芒種」(イネ科の植物の種を蒔く頃という意味)でした。次の24節気は早くも夏至です。6月はホーリネスの群の教会では四重の福音(新生、聖化、神癒、再臨)の強調月間となっています。もう一度聖書のみ言葉に立ち帰って信仰生活を見直す機会になればと思います。

2015年5月31日日曜日

20150531ユッカ蘭

 今週の花は「ユッカ蘭」、竜舌蘭(リュウゼツラン)科ユッカ属の常緑多年生植物の総称です。駐車場にある物置小屋の横に真っ白な花が鈴なりに咲いています。メキシコ辺りのアメリカ大陸原産で明治時代中期にイギリスから日本に渡来しました。教会の花は約2メートルくらいの高さですが、大きいものでは10メートルほどの高さになるようです。葉は剣状で固く厚みがあり、縁はギザギザになっており先端は鋭く尖っていて刺さると痛そうです。花は真っ白で小さめのお椀を伏せたようにたくさんの花が付いています。5月下旬から6月中旬に咲き、もう一度秋に花を付けます。名前の由来は、カリブ諸島のユカ(Yuca)と呼ばれるキャッサバと混同したためだと言われています。別名は「厚葉君が代蘭(アツバキミガヨラン)」という大層な名前が付いており、中国名は花の形から「鳳尾蘭」、英語名は葉の形から「スペインの小刀」という意味の名前が付いています。花言葉は「勇壮」「颯爽とした」「立派」「私に近づかないで」など。
 今日で5月も終わり明日から6月に入ります。5月末には鹿児島県の口永良部島(くちのえらぶじま)で 新岳が大噴火し島民の方々が全員屋久島に避難するという出来事があり、続けて小笠原諸島でマグニチュード8.1という巨大地震が発生し、幸い大きな被害は出なかったようですが、日本で天変地異が起こりつつある様な気がします。南海トラフ巨大地震もいつ起こるか分からないということもあり心配です。いつ起こっても大丈夫なように備えが必要です。もし京都で大きな被害が出るようなことがあった場合には、耐震構造になっている新会堂が地域の避難場所になることも考えないといけませんね。

2015年5月25日月曜日

20150524ほたる袋

今週の花は「ほたる袋」、キキョウ科の多年草で牧師館の玄関に鉢植えで、5センチくらいの大きさの赤紫色をした釣り鐘状の花が咲いています。学名はラテン語で小さな鐘という名が付いており、英語名はBell Flower(鐘の花)という洒落た名前が付いています。ほたる袋という名は、子どもたちが花の中に蛍を閉じ込めて遊んだことから来ているようです。花言葉は「正義」「貞節」「愛らしさ」「忠実」など。5月下旬から7月頃まで楽しめるようです。
 5月も最終週を迎えました。沖縄は梅雨入りし、間もなく近畿地方も雨の季節となります。昨日は大相撲で照ノ富士が初優勝し、大いに盛り上がりました。白鵬以外の力士が優勝することにより、相撲も今以上に活気が出てくるように思います。どの世界も若い人が出てくることにより活性化するものですね。

2015年5月18日月曜日

20150517せんだん

 今週の花は「せんだん」、センダン科センダン属の落葉高木で教会入口の車道から見ると、一番背の高い木が「せんだん」です。京都復興教会のシンボルとも言える木です。5月から6月にかけて薄紫色の花がたくさん咲きますが、あまりにも高い所なので気が付きにくいかもしれません。近づいて見ると2~3センチくらいの大きさで花弁は5枚あり、円錐状に付いています。秋になると黄褐色で楕円形の実がなり、太陽が当たると金色に輝いたように見えます。
「せんだん」という名前は、落葉した後も丸い実がたくさん枝に残り、それが数珠のように見えることから「せんだま(千珠)」の意で命名されました。花言葉は「意見の相違」。
 5月も中旬に入りました。過ごしやすい日々が続いています。21日(木)には24節気の「小満」を迎えます。万物が次第に成長して一定の大きさに達する頃という意味で、田植えも始まり、まもなく沖縄の方から梅雨入りの便りが聞かれることでしょう。最近、異常気象が続き心配ですが、平年並みに雨が降り、夏の暑さも平年並みを望みたいと思います。

2015年5月11日月曜日

20150510すいかずら

今週の花は「すいかずら」、スイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性木本で其枝幼稚園北側出入口の幼稚園側から見ると右側塀沿いに背丈ほどの木に小さな白い花と黄色い花が咲いています。漢字では「吸葛」と書き、水を吸う葛から来ています。白い花はやがて黄色に変色することから、中国では「金銀花」と呼ばれています。また、冬場を堪え忍んで咲くことから「忍冬(にんどう)」という別名もあります。花言葉は「愛の絆」「献身的な愛」「友愛」など。
 先週の土曜日に高校のクラス同窓会があり、幹事を務めました。2年に1回開催されており、今回は54名中17名が参加してくれました。私たちは団塊世代の1期生で、既に亡くなった方も8名おられ、ご冥福をお祈りしました。高校は奈良にありますが、今回は幹事が二人とも京都在住ということで、京都の伏見(奈良にも伏見という地名があり、私は伏見中学校の卒業生です)で開催しました。昼食会の後、十石船に乗船し、寺田屋で記念撮影をし、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

2015年5月4日月曜日

20150503こでまり

今週の花は「こでまり」、バラ科シモツケ属の落葉低木で、其枝幼稚園北側出入口扉から入った正面に咲いています。写真はまだ蕾もあり丸く見えませんが、花が満開になると小さな手毬のように見えることから名付けられました。中国広東地方が原産で日本に帰化した花です。別名「すずかけ」「だんごばな」ともいいます。生け花や茶花として良く利用されています。花言葉は「友情」「努力」「優雅」「品位」など。
 ゴールデンウィークの真っただ中です。皆さん、それぞれ家族や友人と楽しく過ごしておられることと思います。6日の水曜日には24節気の立夏を迎えます。早いもので暦の上では立夏から夏に入ります。日本は本当に平和な日々が続いていますが、世界ではネパールの大地震で多くの方が被災され、イスラム国の理不尽な脅威により多くの人が苦しめられていることを忘れてはいけないと思います。

2015年4月27日月曜日

20150426なるこゆり

今週の花は「なるこゆり」、ユリ科アマドコロ属の多年生草本で、其枝会館庭の縁側近くに咲いています。東アジアに広く分布しており、4月から5月にかけて2センチくらいの緑白色の花が垂れ下がって付きます。写真の花は二つしかありませんが、茎にたくさんの花が並んで付き、それが鳴子(長い縄に板と竹を結びつけて沢山並べてぶら下げ、揺らすと音がするようにした道具)に似ていることから名付けられました。葉っぱは笹の葉に似た形をしています。花言葉は「懐かしい音」「元気を出して」「心の痛みを判る人」など。
 4月29日は今は「昭和の日」として休日ですが、元は昭和天皇の誕生日で「天皇誕生日」の休日でした。昭和天皇が亡くなられてからは「みどりの日」として休日となり、2007(平成19)年からは「昭和の日」と改められ、「みどりの日」は5月4日に移されました。色々ややこしい経緯はありましたが、今年も4月29日からゴールデンウィークが始まります。行楽地は混雑するので、家や近場でのんびり過ごしたいと思います。

2015年4月20日月曜日

20150419白山吹

今週の花は「白山吹」、バラ科シロヤマブキ属の落葉低木で、シオンの大路(教会入口から駐車場に至る自動車道)の中ほどにある1メートルくらいの高さの木に白い花をたくさんつけています。葉っぱは卵型で先が尖っており、葉脈がしわのように見え、縁はギザギザしています。葉っぱに隠れて見えにくいですが、黒い果実が4つずつ付いているのも見えます。良く似た花に「山吹」がありますが、こちらはバラ科ヤマブキ属で普通は黄色い花が咲きますが、白花を咲かせる種類もあります。花弁も白山吹は4枚で、山吹は5枚です。花言葉は「気品」「細心の注意」など、気品は白くて清楚な花の特徴から来ており、細心の注意は白花山吹との違いを見分けるようにという意味でしょうか。
 今日(20日)は24節気の「穀雨」、田畑の準備が整い穀物の成長を助ける雨が降る頃という意味があります。しかし、このところ雨ばかり降っており、降り過ぎという感じがします。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言う通り、自然界に悪影響が出ないことを祈ります。次の24節気は「立夏」、季節の移り変わりは早いですね。

2015年4月13日月曜日

20150412踊子草

今週の花は「踊子草」、シソ科オドリコソウ属の多年草で野山や野原など半日陰になるような場所に咲く花で、牧師館前の庭の地面に近いところに生えています。教会に咲いている花は白色ですが、淡い紫色の種類もあります。花の形は唇形で花の付き方が笠をかぶった踊り子がたくさん踊っているように見えることから名が付きました。若葉は紫蘇に似ており、向かい合って生え、葉の先は尖がっており縁はのこぎりのようにギザギザしています。葉っぱの方が目立ちますが、白い花が葉の隙間から見えます。花言葉は「快活」「陽気」「愛嬌」「春の幸せ」など。
 先週、24節気の清明を迎えました。 万物がすがすがしく明るく美しい頃という意味ですが、大気が不安定で寒くなったり、雨が降ったりで全然すがすがしく感じることはできませんね。それでも新しく社会人になった方や新入生、新入園児にとっては毎日が新鮮で心も弾んでいることと思います。一日一日が良い日でありますようお祈りします。

2015年4月5日日曜日

20150405山桜

今週の花は「山桜」、バラ科サクラ属の落葉高木で、駐輪場の所に咲いています。隣にある「せんだん」の木ほど高くはありませんが、5メートルほどもある大きな木です。ソメイヨシノに比べると白っぽい花色で、葉っぱと花が同時に付きます。日本の野生の代表的な桜で寿命が長く大木となります。開花時期は木によって異なるので、ソメイヨシノのように一斉に咲いて一斉に散ることはありません。吉野の桜は山桜の種類なので、長い間花見を楽しむことができます。大津市の花になっているようです。花言葉は「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」など。
 今日は雨が降っていましたが、イースター礼拝には教会員をはじめ既に天に召された方のご遺族もたくさん集われました。礼拝の中では若い男性の方の洗礼式が行われ一同喜びに満たされました。礼拝後、昨年暮れに天に召された一人の姉妹の納骨式が厳かなうちに執り行われました。復活の丘(納骨堂)が開放され、それぞれ展墓されて懐かしい方に寄り添うひと時を過ごされました。

2015年3月30日月曜日

20150329杏子の花

今週の花は「杏子の花」、バラ科サクラ属の落葉小高木ですが、復活の丘(納骨堂)の階段近くにある杏子の木は5メートルほどの高さがある大きな木です。桜や梅は同じバラ科サクラ属ですので良く似ていますが、ピンク色が少し薄い色をしています。開花時期は梅より少し後で、桜より少し早く咲きます。中国原産で奈良時代に梅と共に渡来したと言われています。英語名はアプリコットと呼ばれ、初夏に梅に似た実がなり、唐桃(からもも)とも呼ばれています。種子は生薬として用いられ、杏仁豆腐にも使われています。花言葉は「臆病な愛」「乙女のはにかみ」「疑い」「疑惑」など。
 今週で2014年度も終わります。水曜日からは2015年度に入ります。入園式、入学式、入社式や転勤などを迎えられる方は希望と共に不安もあることと思います。新しい場所で良き出会いがありますよう、そして神様のお守りがありますようお祈りします。今年のイースターは次週の4月5日となっています。私たちの罪の身代わりとなって十字架にかかり、復活された救い主イエスキリストを2015年度最初の礼拝で共に覚えたいと思います。

2015年3月22日日曜日

20150322さんしゅゆ

今週は「さんしゅゆ」、漢字では「山茱萸」と書きます。ミズキ科の落葉小高木で、駐輪場の屋根を超える高さの木に黄色い花をたくさん付けています。早春に葉を付ける前に黄金色の花をたくさん付けることから「春黄金花」という別名が付いており、春を彩る花の一つです。しゅゆ(茱萸)はグミのことで、秋になると赤いグミのような実を付けます。原産地は中国や朝鮮半島で、江戸時代中期に薬用植物として日本に伝えられたようです。実は生薬として利用されており、強精薬、止血、解熱作用の効用があるそうです。花言葉は「持続」「耐久」「強健」など。
 先週19日の木曜日に其枝幼稚園の卒園式があり、出席することができました。16名の園児が卒園式を迎え、式には年少組の子や年中組の子たちも参加していました。最後に、卒園児一人一人に握手して「おめでとう」と祝福の言葉を述べたのに対し、卒園児たちも「ありがとう」と言葉を返して、微笑ましい雰囲気となりました。お互いに並ぶと背の高さが大分違っており、それだけ成長して大きくなったのだということが良く分かります。神様のお守りと導きが卒園児たちの上に豊かにありますようお祈りします。

2015年3月15日日曜日

20150315すみれ

今週は「すみれ」、広義にはスミレ科スミレ属の総称で、狭義にはビオラ・マンジュリカ(満州地方の紫色をした花という意味)という種類の和名です。 境内のあちこちに咲いていますが、写真のは牧師館の西側にあります。花の形がラッパのようで墨入れ(墨壺)に似ていることに由来しているという説があります。春に花を咲かせる野草の一種で、日本全国で見られます。すみれは東アジアにしか分布しておらず、欧米ではパンジーやビオラなどと呼ばれています。花言葉は「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」 「思慮深い」など、道端などにひっそりと咲いている姿から来ているようです。
 3月11日は東日本大震災から4年目の節目を迎えました。今なお東北地方の海岸沿いは家もなく当時の爪痕が残っており復興はまだまだこれからということが分かります。原発事故で汚染されたごみなどが黒い袋に入れられて野ざらしにされている映像や故郷に帰れない人がたくさんおられることを考えると原発に頼らないエネルギー政策が必要だということも分かります。私たちはこれからも被災地の方々を決して忘れてはいけないと思います。

2015年3月10日火曜日

20150308レンテンローズ

今週は「レンテンローズ」、キンポウゲ科ヘレボラス属の花でバラに似た花がレント(受難週)の季節に咲くことからこのように呼ばれています。学名はヘレボラス・オリエンタリスと言いギリシャ語でヘレボラスは地獄を意味し、荒れた土地に自生することに由来しています。クリスマス頃開花するクリスマスローズも同じ仲間で、学名はヘレボラス・ニゲルと言います。教会のあちこちに咲いていますが、写真の花は其枝会館前の幼稚園出入口付近にある石像の手前に咲いています。花言葉は「私の心を慰めて」「大切な人」「固い友情」など。
 3月も2週目を迎え少し春の陽気を感じる日もありましたが、今日は真冬に逆戻りしたような寒さです。低気圧が猛烈に発達して北海道に移動し、西高東低の気圧配置となったため日本に寒波がやって来ました。良く言われるように、お彼岸が過ぎないと暖かくならないのかもしれませんね。

2015年3月2日月曜日

20150301青軸

今週は青軸(白梅)、2月15日に寒紅梅を紹介したとおり、梅はバラ科サクラ属に属します。梅にはたくさんの種類があります。青軸は枝や萼が緑色をしており、蕾も緑白色で花は白色をしています。教会ホールの台所側から出ると直ぐ左側にあります。撮影した日は雨が降っていたため、枝の色は良く分かりませんが、蕾がたくさん付いており、これから満開を迎えます。梅の一般的な花言葉は「高潔」「忠実」「忍耐」などですが、白梅の花言葉は「気品」となっています。
 2015年も3月に入りました。寒さもだいぶ和らぎ春本番という感じがします。6日の金曜日には24節気の啓蟄を迎えます。大地が温まり冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃という意味があります。年度末のため忙しくされている方も多いことと思います。其枝幼稚園は3月19日に卒園式を迎えます。年長さんは幼稚園での残り少ない日々を楽しく元気に過ごし、新しい小学校に希望をもって進学していただきたいと願っています。

2015年2月22日日曜日

20150222まんさく

今週の花は「まんさく」、漢字では「満作」又は「万作」と書きます。マンサク科マンサク属の落葉小高木で春を告げる花のひとつです。牧師館の玄関前に咲いています。早春に咲くことから、東北弁で「まず咲く」が訛ったもの、あるいは豊年満作が名前の由来と言われています。花は葉っぱに先駆けて咲き、赤褐色になっているところはがくで、黄色で細長いひも状のものが花弁になっています。非常に特徴のある花ですので、すぐ見つけられます。花言葉は「幸福の再来」「ひらめき」「直感」「神秘」など。
 今週で2月が終わります。ひと頃の寒さも衰えてきたように感じます。今日はケズィックコンベンションの講師を務めておられるデイビッド・オルフォード師が京都復興教会の礼拝に来てくださり、箴言3章1節~12節の御言葉から「主に信頼する:賢い生き方とは」と題して説教をしてくださいました。通訳は以前教会におられた真島師がされました。いつも感じることですが、通訳される方は頭の回転が速くないとできないように思います。オルフォード師と真島氏の息がぴったり合っていたので、分かりやすい説教となり、感謝でした。

2015年2月16日月曜日

20150215寒紅梅

今週の花は「寒紅梅」、バラ科サクラ属の落葉高木で其枝幼稚園の事務室入口前に鮮やかなピンク色の花がたくさん咲いています。梅には色々な品種があり、寒紅梅は他の梅に比べて1月下旬頃、早い時期から八重の濃いピンク色の花を咲かせます。1年で最も寒い時期に華やかなこの花を見るともうすぐそこまで春が来ていることを実感します。この品種は梅の実を付けることはありません。中国が原産地です。台湾の国花で和歌山県、福岡県、大分県、山形県の県花になっているそうです。花言葉は「忠実」「高潔」「気品」など。
 2月も中旬に入りました。19日には24節気の雨水を迎えます。今までは雪が降ったり凍っていたのが、寒さもゆるみ、水分はすべて雨になって降る頃という意味があります。立春を過ぎると時候の挨拶は余寒となります。余寒と言えど、冬型の気圧配置が続き、寒さも今まで通り厳しいですが、私たちの周りにある植物は確実に春の気配を感じさせてくれています。

2015年2月9日月曜日

20150208福寿草

今週の花は「福寿草」、キンポウゲ科の多年草で、其枝会館庭にある梅の根元付近にたくさん咲いています。2月から3月に花が咲き、旧暦の正月頃咲くので、別名「元日草」とも呼ばれ、新春を祝う花として有名です。光や温度に非常に敏感な花で、日が射すと花が開き、日が陰るとしぼみます。春の間に花をつけて栄養分を貯めこみ、あとは地下で生息するので、春植物と呼ばれています。他にはイチリンソウやカタクリなども春植物の仲間です。花言葉は「永久の幸福」「思い出」「祝福」など。
 2月13日は京都復興教会の創立記念日です。戦前、解散を命じられた朱雀教会を緒形乙枝牧師が山科の地に復興されたのが69年前の1946(昭和21)年でした。最初の礼拝は4名の信徒と緒形牧師で捧げられました。その後、1948(昭和23)年に京都復興教会と改称され、1952(昭和27)年に現在地を購入し、現会堂は創立60周年の記念事業として2007(平成19)年に建てられました。緒形牧師や信徒の方々の熱い祈りで復興された教会が、今では毎週70名を超える方が礼拝に出席される教会へと成長しました。ここに至るまでの過程には、後を継いだ牧師や信徒の方々のお祈りとお働きがあったことを思います。これから後も、山科の地で救い主イエスキリストを証しし、福音を述べ伝えていく教会として用いられることができますよう、そして京都復興教会の上に神様の豊かな祝福がありますようお祈りします。