2024年10月9日水曜日

2024 10 06 彼岸花(ひがんばな)

           

彼岸花には死人花、地獄花、毒花、痺れ花、幽霊花、剃刀花、狐花、雷花などの別名があり、仏具の天蓋に似ていることから「天蓋花(テンガイハナ」といわれることもあります。
死人やら地獄やら、なんとも不吉なイメージが付きまとう花ですが、その理由は「毒」

ヒガンバナの球根には、リコリス属(ヒガンバナ属)の植物で、強い毒性のある「リコリン」という物質が含まれているとの事です、ヒガンバナの毒は球根(鱗茎)に多く含まれています。花や茎は触っても問題ないと考えられていますが、人間が誤食すると死に至る場合もあるそうです。 この毒性が、モグラやネズミを寄せ付けない効果があるそうで、先人たちがあぜ道や墓地にヒガンバナを植えたと聞きます。

そんな不のイメージ強めの彼岸花ですが、昔はそのことを利用して役に立っていたのですね!

日本で見られるヒガンバナは三倍体のため、 開花後には実がつきますが、種が熟さずしおれてしまいます。 そのため球根(鱗茎)で増えたクローンと考えられ、時期がくると一斉に花が咲くという事、ぱっと燃え上がるように一斉に開花するという事です。

写真の彼岸花もかたまったところで一斉花が咲き、どれも満開でとても美しかったです。 全部クローンという事なのでしょうか。。?

 彼岸花の花言葉は「悲しき思い出」「あきらめ」「独立」「情熱」。

 能登の方では大雨による災害が起きました。お正月の地震に続き被災された方々は本当に「神も仏もあったもんじゃない!」と心傷つかれたと思います。そのうえで何度もたちあがり、復興にむかってあきらめずに一歩一歩歩まれる姿に心打たれます。

主からの助けと癒しがありますように希望への心が折れないように心よりお祈りします。  


2024年9月30日月曜日

2024 09 29 酔芙蓉(すいふよう)

 

 たったの1日しか咲かない花、その花の色が朝は白、午後は桃色、夕方は紅色に変化するので、酔芙蓉と名が付きました。純白がほんのりと徐々にピンクに代わっていく様は「お酒」に酔っているように見えることからと、この名前が付けられました。
 酔芙蓉の色が変化するのはアントシアニンの合成によるもので。25度以下の気温では合成が進みづらいため白色ですが、25度以上になると急速に進み、ピンク~紅色へと色づきます。紫外線は影響がないのですって。

以前「ふよう」での花が生けてあるお部屋は「長居は無用!早く帰ってくださいね」というメッセージをさりげなく大胆に伝える・・・伝わる部屋らしいのですが。酔芙蓉も然り!生けてあるお部屋はメッセージをとばしますよ!

花言葉は「心変わり」や「幸せの再来」です。

さてその花の色変化について行ってみましょう👌


午前10時頃 花は全開 白いです、純白ですね!



午後3時半頃 ほんのりピンク色になっています。



そして花の形を大きく見ていくと。。

午前10時では、大人の手のひらよりも大きく満開

 

そして3時半の時点ではこのかんじ、同じ花を撮っていますが、まるで違う花のようです。
ほんのりピンクに色づいた花びらは少しづつ、閉じていっています。


そういえばこの色の移り変わり。。温度が重要な要素であるとの事ですが、メッセージ部屋の酔芙蓉(切り花)もピンクになっていくのでしょうかね???



2024年9月25日水曜日

2024 09 22 秋茄子(あきなす)

なすび

大まかに分けると、東日本では「なす」、西日本では「なすび」と呼ぶ地域が多いのが特徴です。 また、京都や中国・九州地方の一部の県では、なす派となすび派が半々くらいで存在するらしいですが、生まれも育ちも京都生まれの私は「なすび」がしっくりきますね。

ですが
「秋ナス」は「秋なすび」とは言いません。同じ「なすび」でも「秋ナス」は特別な感じがしますね。

なすびは90%以上が水分でできていて「栄養がない」と思われがちですが、実は健康や美容に効果的な栄養素がいくつも含まれています 

 カリウム、ナスに含まれる栄養素の中でもっとも特徴的なもののひとつ。余分な塩分や水分を体外に排出してくれるので、高血圧の予防やむくみの解消に役立ちます。

 ナスの皮のあざやかな紫色は、ポリフェノールの一種であるナスニンによるもの。

 ナスニンには強力な抗酸化作用があり、免疫力の向上やアンチエイジングのほか、がん予防にも効果があるとされています。ブルーベリーなどと同じアントシアニン色素なので、視力や眼精疲労の改善にも効果的で

そして「秋なす」は、「夏なすび」よりも皮がやわらかく、みずみずしい果肉には甘味と旨味が多く含まれるそうです。おいしいのです!

こちらは茄子の花 花言葉は、「よい語らい」「希望」「真実」「つつましい幸福」など


其枝幼稚園の子たちがそだてている「秋茄子」

収穫に向けてさらにおいしくなあれ✨



ところで

京都の伝統野菜の一つ「山科ナス」を知っていますか?

この京都復興教会のある山科のご当地野菜でもあります!ご当地ものといえば・・・ご当地キャラクターです!

この子は、京野菜の山科なすをモチーフにしたゆるキャラで。名前は「もてなすくん」、山科へ来られた方を「おもてなし」しているのですって。

日曜日は合同記念礼拝でした。毎年この時期に行われる特別礼拝です。
天に帰られた身内や信仰の先輩たちとともに礼拝をし、在りし日を思い、偲び、礼拝をします。
礼拝後納骨堂を訪れたりと、普段以上にたくさんの方が教会を訪れました。
納骨堂の特別清掃や、おうどん愛燦会の接待など、信仰の先輩方につながる方々を心を込めておもてなしです。。またいつでも教会においでくださいね!!



2024年9月18日水曜日

2024 09 15 棕櫚(しゅろ)

 


棕櫚(しゅろ)は日本を原産とする数少ないヤシ科植物の一つ。シュロという名は中国名の「棕櫚」を音読みしたものだそうです。

分岐せず真っすぐに伸びた幹に枝はなく、幹のてっぺんに生じる葉が南国風の雰囲気を醸し出し。葉全体の大きさは直径150~250センチほどにもなるとのことでした。

この幹には暗褐色の繊維「シュロ皮」が密生しています。
このシュロ、利用価値の高い樹木として古くからさまざまな道具に加工されています。耐水性、耐腐食性に優れ、伸縮性に富む棕梠皮の粗繊維は縄や風呂場の敷物、ホウキやタワシなど、広い用途に利用されています。

この皮部分が普段使ってるホウキやたわしの原料だったとは、加工の工程をみていると、あって当たり前に使っているものが、あって当たり前ではなかった。古き人のアイデアとセンスに感動すら覚えました。

教会学校ではモーセのお話が続いています。お話ではいろんな奇跡(海が割れたり)みずが岩から湧き出たり、見たこともない食べ物が出てきたり、でも何回も聞いたことのある話はこれらの奇跡に「あぁ、知ってる知ってる」なんて思ってしまうのです。

奇跡が今まさにここで起こっているのに、当たり前の事。と気にも留めなくなってしまうと感動も、感謝もしなくなるのだろうな。

神が下さるすべての奇跡の恵みを当たり前と見逃さないように、喜びと感謝を失わないように。。。日曜日の聖書のお話はそんな風に語り掛けてくれます。これからはうちのホウキも語りかけてくれそうです。。。😂

決して聖書のお話とホウキを一緒にしたわけではありませんので、お察しください🙏

シュロの木の花言葉は「勝利」「不変の友情」「戦勝」「祝賀」などです。

教会の棕櫚は幼稚園北側のフェンス沿いにひと際高くそびえ園舎の2階屋根をはるかに超えて上をわざわざ見上げないと目に入らないくらいです!




2024年9月11日水曜日

2024 09 08 秋海棠(シュウカイドウ)

     

シュウカイドウはベゴニアの仲間で、観賞用に江戸初期の寛永年間に中国から持ち込まれたとされています。秋に咲くこと、バラ科の海棠(カイドウ)に似た花を秋に咲かせていることから「秋海棠」と名付けられ、夏の終わりから花を咲かせることから秋の訪れを告げる花とも呼ばれます。

バラ科の「海棠(かいどう)」って私のイメージでは桜の花に近い感じだったと思います。。この秋海棠は桜の花とは似ても似つかないと思うのはわたしだけ?。。

さたさてこの秋海棠ですが、日本にも自生している帰化植物で、日陰にも湿潤にも強いので和風庭園の下草やシェードガーデンによく用いられてます。

雄花と雌花がある雌雄異花で、雄花は上に向かって花開き、雌花は茎をもたげて垂れ下がるように咲きます。  涼しい木陰、半日陰や日陰のややじめじめした環境を好みます。耐寒性は強く、日本の戸外で楽々と冬越しできる数少ないベゴニアです。

花は花弁のような「がく」が上下に2枚つきます。本物の花弁はとても小さく、中央の黄色い部分は雄花です。

シュウカイドウの花言葉は「恋の悩み」「片思い」「自然を愛する」です。また、イギリスでは「不格好」という花言葉が使われることもあるのですって。

確かに花の形は少しアンバランスで。幼稚園園庭をこっそりすみっこからみているような、園舎のはずれ、この辺りでこっそりと咲いています!

ここはどのへんか言いますと。
「なかよし文庫」の入り口らへんです😊


2024年9月4日水曜日

2024 0901 ヒソプ(ひそぷ) 

 


"ヒソプで私の罪を除いてください。

そうすれば私はきよくなります。

私を洗ってください。

そうすれば、私は雪よりも白くなります。”

   詩篇51:7


 ヒソプ。聖書な中で人を清くするもの。病気を治したり、10の禍の最後の禍を避けるためのアイテムとして、など重要な植物として紹介されています!

 シソ科の半低木状多年草で,中央アジアから南ヨーロッパにかけて分布。和名はヤナギハッカ。細長い葉がヤナギに似た形…で,ハッカのような鋭い香気をもつために名づけられた。

高さは 40~60cm。青紫色の花、、、は,茎頂で扁側性の穂状花序を形成する。栽培種には白やピンクの花もある。南ヨーロッパでは,香水原料やリキュールの香りづけ用に営利栽培されている。葉は肉や魚料理に合うハーブで,ソーセージやシチューなどに利用されるとの事です

しかしながら現在、一般に「ヒソプ」といわれる植物は聖書の中のヒソプとは異なり、

 以前オレガノのところで少し説明しましたが、聖書の世界のヒソプは「マヨナラ・シリアカ」というマージョラムというハーブに似て近い植物であるといわれています。このハーブは低木でイスラエルのあちらこちらに自生しているという事でした。

 今週の花は「ヒソプ」花言葉は「清潔」「浄化」でした。

現代のヒソプの特徴は 細長い葉がヤナギに似た形、ハッカのような鋭い香、青紫色の花。。。

お気づきでしょうか?

私がヒソプだと思ってとってきた写真の花にはこの特徴がないんです😓

しかも今の今までずーッとこの花がヒソプだと思っていたのです、いつから間違っていたのかもわかりませんが、せっかくなのでこの写真の花の事も調べてみました。

検索の結果、「エンペラーズミント」というシソ科ミントの種類でした。「エンペラーズミント」の近くにヒソプ(ヤナギナッカ)があったのでしょうか??次の日曜にもう一度確かめてきますね、見つけることができたなら、追記しますよ!



2024年8月28日水曜日

2024 08 25 青柚子(アオユズ)

 


礼拝前、受付に転がっていた実は「青柚子」。

礼拝後受付のあたりで宏子先生に
「教会の青ゆずです、いいかおりですよ~」と渡すと
「もうゆず出来ているんだね、本当にいいかおり」とニッコリ😊

「青柚子(あおゆず)」は果皮がまだ青いうちに収穫されたもので、10月下旬になり黄色かかってから収穫されたものは黄柚子なのです。青柚子は黄柚子に比べ香りや酸味が強く、薬味や調味料によく使われています。

  熟す前の7~8月に収穫が始まり、未熟での収穫のため、小玉サイズになります (ゴルフボールより少し大きい程度) キリッとしたキレのある酸味が特徴で、「ゆずこしょう」は、この青ゆずの皮と青唐辛子と塩を混ぜて寝かしたものなのです。

教会の「ゆずの木」は礼拝堂の東側ホールに続く小径にあります、今はまだ「ゆず」は葉と同じ緑いろをしていますので、よく見ないと見落としてしまいます。

左側にゆずの木、よく葉が茂っています!

次の写真の中に実が4つはあるのを見つけられますか?


この暑い夏、ゆずこしょう以外にも
おそうめんやぶっかけうどんの薬味にしたり、
卵豆腐やもずく酢など、冷たいものに合わせてもさわやかに香り立つ!
本当に万能ですね

 まだまだ暑い日が続きますが、そろそろ秋の雰囲気も感じられるようになってきましたね。この日曜日は8月最後の聖日、毎年「夏を送る感謝の夕べ・夕拝」が行われ、この日も夕拝に集められた方々で感謝の思い出が語られました!

 日々の感謝とはまた別の、この夏、直近1ケ月ほどの出来事を思い出しつつ、与えられた恵み、きづかされた主の業、一人ひとりの感謝がたくさん語られ、ともに笑顔もいっぱいのひと時でした。
 
 主の「恵み」は、その人の努力や、能力や鍛錬など関係なく、無条件に、しかも豊かに与えられているもの、素直にうけ、感謝できることはとても素敵なこと💖

本当に素敵な分かち合いの時でした。
来週からは9月。新しい日々を感謝しつつ歩んでいきたいです。
また様々な被災地の方々のためにも祈りつづけ、小さなことでも何かできますように。