2024年3月27日水曜日

2024 03 24 袖隠(そでかくし)



「袖隠(そでかくし)」と聞いてすぐに植物を思い浮かべられる人はいるのでしょうか??

どんな花なのでしょうか?実は以前このブログ内で3回ほど登場してたりしていますが。。。

写真もだいぶ遠めのアングルで撮ってみまして。なにの木か、どんなの花か想像はつきますでしょうか?

「袖隠」 名の由来は江戸時代にさかのぼり、お城の庭で咲き誇る花姿があまりに美しく、武士が袖に隠して持ち出したという言われのある銘椿ということ。


正解は

この復興教会の敷地内に数ある「椿」の一つになります!

 真っ白な八重の大きな花が特徴で、茶花(ちゃばな)として大きな蕾のついた枝が好まれるとの事でした。

茶花は「花は野にあるように」という教えから、あまり華美なものは使わず、 自然の風景をそのまま摘んできたかのように生けるため、茶花には山野に生えている野草を使用することが多いという事。

ですが「袖隠」はとても華やか!袖に隠してでも持って帰りたいほど美しい椿です。

なので「蕾」のついた枝が茶花に好まれるのかな?

蕾もゆで卵ほどの大きさがありますが、今にも咲きそうな瞬間を垣間見るような感じを味わうことができるのではないでしょうか?


日曜日は雨の日でしたが、たくさんの大きな蕾がいっぱいついていました!

白のツバキの花言葉は「完全なる美しさ」「申し分のない魅力」「至上の愛らしさ」

幼稚園は春休み中ですが、今度の日曜日はイースター礼拝です!きっとこの蕾も咲き始めて、見ごたえがあるだろうな~



イースター礼拝ではいつもカラフルなイースターエッグを配っています。

ゆで卵みたいな蕾を見てたら

「今年はどんなイースターエッグかな~」

なんて思ってしまいました😁

2024年3月19日火曜日

2024 03 17 曙椿(あけぼのつばき)

 

京都復興教会にはさまざまな種類の「椿の木」があります。
その数は…数えたことがないので検討もつきませんが

晩秋から寒中も、そして春は逸早く次々咲き次いで、桜を待つ間の庭を華やかにしてくれるほどの数という事!

種類もいろいろあるの上に、同じ種類の椿も点在していたり、本当にあちらこちらでみつけられます。

今回の主役は

「曙椿(あけぼのつばき)」

「曙」はやさしい雰囲気の淡桃花で早咲き系。 一重、抱え~椀咲き、筒しべの中~大輪で、 茶席に利用されることも多く、炉開きの頃から年内は丸く膨らんだ蕾が多く重宝されるとの事。

写真には写っていませんが確かに、つぼみはぷっくりと大きく存在感がありました!

そしてこの園にある「曙」は幹が2本連なっているように見えますが、植えたところから二手に分かれているので、実のところ1本のようです。立派な木です。

乙枝先生著書の「花こよみ」では
「ピンクの大型のあけぼの椿が沢山花をつけヒヨドリが毎日蜜を吸いに来ている」と1947年付けで記されている。。。???あれ?週報が作られるようになったのは1958年とあとがきにあったので、きっと1974年の間違いかもしれないですね~

…それでもおよそ50年前には、もうすでにここでたくさんの花をつけていたようで。

毎年季節が廻ると変わらず花をつけ、与えられた時を生き、だれが見るでもなく、だれが知るでもなく、ただ全うしていく姿に立派だなぁとしみじみ

「椿」全般の花言葉は、「控えめな素晴らしさ」、「控えめな優しさ」、「気取らない優美さ」、「誇り」

この中でも「誇り」、、「咲き誇る」という言葉が思い浮かびました。

能登半島地震の被災状況では、ようやく停電戸数が0になったということ、断水がつづいている地区はまだまだあること、ラジオのニュースで流れていました。困難の中にある方々に助けと慰めがともにありますように祈ります、

日曜日はレント第5の礼拝を迎えました。イースター礼拝まであと2週間です!



2024年3月14日木曜日

2024 03 10 紫花菜(むらさきはなな)

 


ムラサキハナナはアブラナ科の1年草で3~4月に花径2~3cmで芳香のある菜の花に似た花を咲かせます。春の野に十字の淡い紫色の菜の花がとても愛らしいです。

可愛いだけではなく強健で、こぼれ種でどんどんふえます。。他の植物が生えてこれなくなるほど、どんどん増えるらしいです。

このムラサキハナナは諸葛孔明が広めた植物でのあるそうです、こちらは戦場での食料として広めたというのが「諸葛菜」という名前で呼ばれるようになった所以との事です。

葉がみずみずしく野菜のようで、おいしそうなのかな?と調べてみると。

若い葉はかろうじてたべられるが、苦みや茎の固さが食用にむいてないとのことでした。

ムラサキハナナの花言葉は、「聡明」、「優秀」、「あふれる知恵」、「癒し」、「変わらぬ愛」で、

「オオアラセイトウ」「ハナダイコン」「ショカッサイ」「ピースフラワー」ともなど様々な名で呼ばれています。


「万両」のあしもとで咲いて居たり、

教会から幼稚園に続く道に、「すみれ」や「姫踊子草」とともに愛らしく咲いています。

レント第4の礼拝、イースターに着々と近づいてきています。

美しい模様が描かれているイースターエッグを見たことがありますか?

イースターエッグにはもともと
その色や模様に込められた「意味」があったようで、

この花菜の「紫色」は「神への忠誠心や受難」を表すとの事でした。

この日曜日は十字架への道をひたすら歩み続けられたイエス様のお話で。講壇では清水先生がメッセージを力強く語られましたよ。こんな感じ、
いつもはカメラマンの先生ですが、
ブログ用にと、礼拝が終わってから写真を撮らせてもらいました😄
後ろの今年の聖句看板の書は清水先生作のハイクオリティー✨ですね!





2024年3月6日水曜日

2024 03 03 ミモザ

  


 「ミモザ」はマメ科アカシア属の総称です。

 教会にある「ミモザ」は「銀葉アカシア」の別名で。葉がきれいなシルバー色で、葉の長さが短い特徴があります。葉の触り心地は意外と硬い感じです。樹高は5~8mほど。樹高が低めでコンパクトに育てやすいので庭用にと人気があるとの事です。
 
本当は「ミモザ」はオジギソウの名前で、この写真花木の本当の名前は「アカシア」なのです。

 ミモザ?オジギソウ?アカシア?実はこの名前のややこしいところ、物議をかもし出すのですが。。。

「アカシア」はオーストラリアの植物で19世紀後半に南欧に植えられるようになりました。「オジギソウ」も「ギンヨウアカシア」もポンポンのような形の花をしているため、間違えて「ミモザ」と呼ばれるようになってしまったのですって。

そしてさらに日本には「アカシア」と呼ばれる花木がありますが、これもまた本当の名前は
「ハリエンジュ」でニセアカシアとも呼ばれています。なんてことでしょう!

私が今まで思っていた「オジギソウ」の本当の名前は「ミモザ」マメ科オジギソウ属で、「ミモザ」の本当の名前は「アカシア」マメ科・アカシア属で、はちみつなどで有名な「アカシア」の本当の名前は「ハリエンジュ」マメ科/ハリエンジュ属

とまぁこのような複雑な背景がありますが、正式名称と通称(流通名)の混用・誤用は、花卉園芸の世界ではしばしば起きることで、そして今までそうだ!と思ってきた名前が定着しているのでそのまま、どっちでもまかり通るぜ!という事らしいです。

ポンポンのような愛らしい花。このつぼみもまた金平糖みたいでとてもかわいいですね

   このミモザ(アカシア)には、「優雅」「秘密の恋」「豊かな感受性」などの花言葉があります。    

 聖書の中、出エジプト記では幕屋を作る時の木材として「アカシア」の木が出てきます。なんと十戒の板を収めた契約の箱も「アカシア」の木で作られているのです!!!
 そう!この聖書内の「アカシア」の木は「ミモザ」という名でまかり通っちゃったこの木の種類の事だったのですよ✨✨
 余談になりますが、ソロモン王が作った神殿の主木材は「レバノン杉」で、この契約の箱を置く入り口の扉や据える2体のケルビムは「オリーブ材」を用いたとの事。

「アカシア」「レバノン杉」「オリーブ」ここ復興教会で見つけることができますよ~、旧約聖書のはるか昔の世界にも、思いを馳せることができます🌍

  通りに面した壁はちょうど講壇の真後ろの壁になり、右側の杉にはクリスマスの期間はライトがともります。屋根にある十字架の下らへんにミモザ(銀葉アカシア)の木(とその右隣にオリーブ)があります。               


こちらはおよそ10年前4月上旬の写真ですが、ミモザ(銀葉アカシア)が満開に咲くとこんな感じになります!

2024年2月26日月曜日

2024 02 25 五色椿(ごしきつばき)


「椿」は、観賞用としてだけではなく、種子からとれる椿油は、古くから食用や化粧用として用いられてきたなど、日本人の生活と深い関わりを持つ花木です。日本が原産で、日本国内でつくられた品種だけでも2000種を超えるといわれています。

「椿」全般の花言葉は、「控えめな素晴らしさ」、「控えめな優しさ」、「気取らない優美さ」、「誇り」です。「控えめ」というキーワードが多いのは、「椿」が華やかで存在感のある花を咲かせるのに対し、香りがほとんどないことからつけられたそうです。

さて今日の主役は「五色椿(ごしきつばき)」
紅・白・桃色の3色を基本に、変化に富む斑入りの花をつける椿のことです。

 奈良県の天然記念物に指定されている奈良三名椿のひとつ「五色椿」は、樹齢約400年といわれています。

京都復興教会の「五色椿」はここにあります。教会内にある椿の木の中では一番大きく育っているのではないかな?樹齢はわかりませんが古い方に入ると思われます。
 

またもや、このアングルでの撮影📷

このあたりの植物が紹介されていることが度々ありましたね😉

季節によって教会にかぶってくる花木が変化しています。。


この満開の写真は約10年前の4月に撮影したものです、今ついているたくさんの蕾が開花すると見事なのです!

 実はこの椿にはもう一つの名前があります、

その名も「若菜椿」

この名前は昔、若菜さんという方が緒形師の所に持って来られた椿が立派に育ったことから来ているそうで、京都復興教会独自の名前だそうです

品種名かと思いきや独自の名前って😂。。

大切にされてるって感じがして、とても良いです💖

 「五色椿」には赤い花があったり、白っぽいのがあったり、赤白マーブル柄のが本当に不思議な感じですが、実はこの椿の足元にはオシロイバナが夏になると花をつけます。そのオシロイバナもまた黄色・白・ピンク3色入り混じった花が咲くのです!

自然の不思議って面白いですね。

今日も礼拝の中で「あかし」がありました。

祖父母から両親から受け継がれる信仰。

それは「祈る事、聖書を読むこと」を普段の生活の中で伝え教えられたとの事でした。

そしてそれは、失ったものに目を向けるのではく、愛を見つけることに目を向けることができる事

生きにくい世の中を、生き抜いていく日々となりますように。。と語られました。

この2月の創立記念礼拝では、色とりどりの「あかし」の花も咲きました~👍


2024年2月18日日曜日

2024 02 18 姫踊子草(ヒメオドリコソウ)

 

姫踊子草(ヒメオドリコソウ)は、明治時代の中頃に渡来したと言われます。北海道、本州に広がり、更に帰化地を広げ続けています。

シソ科・オドリコソウ属の多年草で。 ヨーロッパ原産の植物ですが、日本に帰化しています。 道端や庭などに入り込み雑草として扱われる植物です。 非常に繁殖力が高いのが特徴で、なかなか根絶は難しいとされています。

ヒメオドリコソウ(姫踊子草)の花言葉は「快活」「陽気」「愛嬌」「春の幸せ」

可憐な踊り子が、春の訪れを歓迎するように舞う、そんな姿を連想させる花なのでしょうね。

ヒメオドリコソウ群生の中、よく似ている「ホトケノザ」が生えています。まだ花は咲いていないけどピンクの蕾らしきものが座に点々とあるのが見えますね。

ちなみに…七草粥のホトケノザはコオニタビラコと言う名前だそうです。本物のホトケノザとは別物でこの写真の「ホトケノザ」は食用ではないのですって!

 この似た者同士は、同じシソ科でどちらも花の蜜はとても甘いとの事ですが、ヒメオドリコソウは天ぷらやゆでて和えものにしたり食べれるようでも、「ホトケノザ」は食べてはいけない!との事でした。

京都復興教会の駐車場の一角に只今群生中です。雑草だけど春先には見たい花だな~。道端や駐車場の角にある花蜜を味わうのは気が進まないので食卓菜園用に育ててみる?。。雑草好きの私、テーブルの上に小さい野原でも育ててみようかな~😁なんて考えたりして

今日は、創立記念第3&伝道推進&レントⅠ礼拝でした。

タイトルが3つも重なった日曜日、ヨシュア会のメンバーが証(あかし)もなされるとの事で教会学校の中高科も大人の礼拝と合同の日となりました。この証では

『クリスチャンとしてのIdentityを持ち、社会人として生きる事、思いがけない出来事も主がともにおられ、助けられ、自分本位な思いをしずめられた事に感謝できること、主にご栄光がお返しができますように。』と、経験された人生のひと時の出来事を語られました。

 中高生だけではなく、信仰を持ち生きる私たちの心にとても励まされる「あかし」でした。ほんと変な言い方かもしれませんが、ストレス解消?心が癒され、信仰持ち生きることが素敵なことだ!と思わずにはいられません。

 来週は創立記念第4礼拝、婦人部からの「あかし」も予定されています😊

この機会に良かったら、復興教会で礼拝をご一緒にいかがですか✨

2024年2月14日水曜日

2024 02 11 あせび(馬酔木)

 

アセビは、ツツジ科・アセビ属に分類される常緑性の低木で,葉や茎に含まれる有毒成分よって「足がしびれる」ことが変化して「アセビ」と名付けられました。

 アセビは茎も葉も株全体にアセトポキシンという有毒成分を含んでいて、葉っぱを食べた馬がこの毒のせいで酔っ払ったようにふらふらしてしまったことから、「馬酔木」と名付けられたそうです。

 お花はスズランが鈴なりに咲いたような、つぼ型の小さくてかわいらしい花が密集して咲きます。そんな可愛い見た目とは裏腹になかなか強力な毒を持つということ。もちろん虫もつかないので手入不要の庭木になるらしいですが。。。

なんか危険な香りがしますね。でも危険なだけではなく
 江戸時代後期の本草学者、小野蘭山の著書「本草網目啓蒙」にはアセビを煎じた液体を冷やし、菜園にやってくる虫を駆除するための殺虫剤としていたことが記されていて、アセビが持つ有毒成分を上手く利用していたのですね、当時から日本人の暮らしに溶け込んでいた植物という事です。
万葉集にアセビを題材とした和歌がいくつかあることから、奈良時代には、もうすでに愛でられていたこともわかります。
 
俳句では 馬酔木(あしび)の花 は 春の季語の1つ、だそうです。

似た花に「ドウダンツツジ」がありますが。こちらは
「安心してください!無毒です」

あせびの花言葉は、「犠牲」「献身」「清純な心」「あなたと二人で旅をしましょう」

花言葉は毒とは結び付かない感じですね~。

毒を持つという嫌われがちなことも、とらえ方によっては毒が薬になる。

短所は長所になりえるといったところでしょうか。。

可愛いお花が咲き、手入不要の低木庭木。。挿し木で簡単に増やせるってことでした。魅力的ですね~

さて、2月は京都復興教会にとって創立記念の月間です。

 礼拝では、教会創立の当時の話や教会員の方の「あかし」を聞いたり、洗礼式もあったり。盛りだくさん、どなたでもおいでください😊