2014年11月25日火曜日

20141123いちょう

今週は「いちょう」、裸子植物の一種で生きた化石と言われています。境内のあちこちで見かけますが、写真の木は其枝幼稚園園庭にあります。雌雄異株で銀杏(ぎんなん)と呼ばれる種子は雌株にしかできません。4月から5月頃、穂状の花が咲くようです。「いちょう」の名前は葉の形がアヒルの足に似ていることから来ています。長寿の木で幹回りが10メートルを超える巨木もあるそうです。秋になると葉は黄色に色づき、やがてすべて落下しますので、掃除が大変です。京都復興教会にも新会堂が建つ前は入口から其枝幼稚園にかけていちょう並木がありましたが、ご近所に迷惑をお掛けすることから伐採した経緯があります。花言葉は「鎮魂」「長寿」「しとやか」など。
  先週の金曜日21日から24日まで、教会婦人部の主催でバザーと作品展が開催され、大勢の方が教会に集ってくださいました。作品展では絵手紙、絵画、パッチワーク、書画、編み物などたくさんの作品が展示されていました。このブログで紹介している京都復興教会の草花など植物の写真も1年間まとめて写真集として展示しました。色鮮やかな写真を見ると、本当にたくさんの植物が京都復興教会を彩ってくれていることに気づかされます。今回載せられなかった植物もまだまだたくさんありますので、次回に紹介したいと思います。

2014年11月17日月曜日

20141116むべ

今週は「むべ」、漢字で書くと「郁子」、アケビ科ムベ属の常緑つる性木本植物です。其枝幼稚園の砂場を覆うように茂っており、一見すると藤の木に似ています。花は4月頃、白い花が咲き、秋にこぶし大くらいの赤っぽい実が付きます。果実はほんのり甘く、昔は朝廷に献上するほどの長寿の贈り物でしたが、今ではあまり食べられません。代わりにニホンザルの好物のようです。葉っぱが幼木の時3枚で、その後5枚となり、実がなる頃には7枚つけるので、七五三の縁起木となっています。花言葉は「愛嬌」、園庭で園児たちに愛嬌を振りまいている木です。
  今週の22日には24節気の「小雪」を迎えます。雪が降り始める頃という意味で寒さもだんだん厳しくなってきます。先週はテニスの錦織選手が大活躍で日本中を興奮させてくれました。テニスが好きな私にとっても久しぶりに興奮する日々でした。これで日本のテニス人口もだいぶ増えそうです。

2014年11月10日月曜日

20141109さざんか

今週は「さざんか」、漢字は山茶花と書き、ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹で、駐輪場入口に咲いています。昨年も11月3日に牧師館玄関前にあるさざんかを紹介していますが、それとは別の種類です。学名はカメリアサザンカと言い、カメリアは17世紀に活躍したチェコスロバキア人宣教師カメルに因んでいます。日本原産で江戸時代にヨーロッパに伝えられました。花は10月から2月頃まで咲き、とても良い香りがします。生垣に良く利用されており、動揺の「たきび」の歌詞にも出てきますね。花言葉は「謙譲」「ひたむきな愛」など。
 立冬も過ぎて暦の上では冬を迎え、京都の紅葉もだいぶ綺麗になってきました。昨日は、障がい者と共に歩む主日礼拝として、障害者福祉施設「からしだね館」理事長をされておられる坂岡兄の証しをお伺いすることができ感謝でした。聖書のみ言葉に従い、忠実に実践されておられる坂岡兄にこれからも神様の祝福が豊かにありますよう心よりお祈りします。

2014年11月3日月曜日

20141102かりん

今週は「かりん」、バラ科の落葉高木で駐輪場の其枝会館側にあります。上を見上げると大きな黄色い実をいくつか見ることができます。原産地は中国東部地方で1000年以上前に日本に渡ってきたようです。花は4月頃、白やピンク色の花を咲かせます。10月から11月頃、楕円形の幼児の頭くらいの大きさの黄色い果実が実ります。そのままでは食べられませんが、果糖やビタミンC、リンゴ糖などが豊富に含まれており、ハチミツ漬けやジャム、果実酒として好まれています。また、のどの薬としても有名です。花言葉は「努力」「唯一の恋」など。
 今日3日は文化の日です。天候の特異日で晴れることが多い日だそうです。先週の天気予報では雨という予測でしたが、それを跳ね返し京都では雨は降りませんでした。今週の金曜日7日には24節気の立冬を迎え、暦の上では冬となります。朝晩の寒さも一層厳しくなってきます。くれぐれもご自愛ください。