2024年4月24日水曜日

2024 04 21 なるこゆり


  「なるこゆり」(鳴子百合)は、山地の林や山野の草地に生える多年草です。
東アジアに広く分布し、わが国でも本州~九州に自生しているとの事。

 名の由来は、花のつき方が、田畑から害鳥を追い払う鳴子に似ていて、この様子を鳴子に見立てて付けられました。ただ「あまどころ」(甘野老)とよく似ていて、見分けることは、しばしば困難でだそうで。。実際「ナルコユリ」「ナルコラン」「ナルコ」の名で花屋さんで売られている斑入りの葉ものは、「なるこゆり」(鳴子百合)でもランでもなく、「あまどころ」(甘野老)Polygonatum odoratumであることが多いようです。

2つの違いは、茎を見ると見分けることができます。「なるこゆり」(鳴子百合)は茎の断面が円形で角がありません、「あまどころ」(甘野老)は角ばった形をしていて茎に角があります。花の時期も違い、「あまどころ」(甘野老)は4月~5月、「なるこゆり」(鳴子百合)は5月~6月が開花時期で、花の咲き方は、葉っぱの脇からその名のとおりで鳴子のように3~5つ程度の花をつけるのに対して「あまどころ」(甘野老)は1~3つ程度です

 花の形も「あまどころ」(甘野老)が鐘状に対し、「なるこゆり」(鳴子百合)は細く中央がややくぼみ、わずかに開きます。

花言葉は、 「懐かしい音」、「あなたは為れない」、「元気を出して」、「心の痛みを判る人」など。

どちらも若芽、花、地下茎が食用になり。山菜として食用にされるところは同じで、アマドコロは春の若芽や地下茎には甘みがあるとの事でした、

ちなみに「あまどころ」(甘野老)の花言葉は、「元気を出して」「心の痛みがわかる人」で見た目も花言葉もほぼ同じってことですね!


さて、ここで問題です!

復興教会で見つけ撮ってきたこの写真の花(記事上部の写真はこの写真↓のアップです)は「なるこゆり」「あまどころ」のどちらでしょうか?



2024年4月17日水曜日

2024 04 14 射干(しゃが)

 


 桜が終わり、日陰やすこし湿気あるところで、アヤメほど大きくはないけれど華やかに美しく咲いているのを見つけられます。

 そのフリルレースのような花びらを持つ華やかな見た目から、勝手に美しい響きの名前を想像してしまいますが、、

この花の名前は「射干(しゃが)」といいます。

「しゃが」。。という響きからも、こんなフリフリのお花は想像できないですよね!


「射干(しゃが)」はこの花の名前であると同時に、

① 中国で伝説上の悪獣の名。一説ではジャッカルのことともいわれています

②キツネの別名。

③植物ヒオウギ(檜扇)の別名。

でもあるという事でした。

 檜扇の名前。。また同じ名前で違う植物。。ミモザほどややこしくないけれど。。。


この「シャガ」は 中国原産でかなり古くに日本に入ってきたものと考えられています

この名前は「ヒオウギ」の漢名「射干(いかん)」を日本語読みしたもの

 さらに中国では「射干」は、キツネの事を表す言葉らしく、キツネのオレンジ色に近い被毛はオレンジ色の「檜扇」の花に通じるかな~。そしてこの「しゃが」の葉がヒオウギに似ているところから間違って名付けられたという説があり、名称の誤用、本当によくあるのですね!

シャガの根には毒があり、誤って口にすると下痢や嘔吐などの健康被害を引き起こすので、注意が必要です。

シャガの花言葉は「反抗」「友人が多い」だそうです

「シャガ」のお花は一日花で枯れてしまいますが、次々と咲くので群生していたら見ごたえがあります!種はなく根で広がっていくので、どんどん増えていくそうです。

4月の穏やかな日曜日、入学などの新生活や新年度のスタートは少し落ち着いて日常に戻りつつあるのではないですか?

能登や台湾の震災被災地はまだまだ支援が必要です。

夕拝では赤岩伝道師が「共に喜び共に泣く」と題し初のメッセージを語られました。

救われ、信仰を持つ者として歩む日々のあり方を、今一度、思い起こされました。

 

 小さな思いからでも、些細な行動もすべて何か支援につながればと祈ります。

「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。 ローマの信徒への手紙12;9」





2024年4月10日水曜日

2024 04 07 さくら


  4月に入り、入園式・入学式・入社式、続々と続いています。
ここ数年は、桜の開花が早かったので桜の咲いている入学式とはならなかったのですが、
今年は桜の下でピカピカの新入生が見られそうです!
 京都復興教会の近辺には桜の見どころがたくさんあって、桜の季節をたっぷり楽しめます😊桜速報とか開花速報とかニュースになるくらい!さくらの花って本当に特別ですね。

そんな幼い頃から見慣れた「桜」ですが、詳しくは知らないので、調べてみました!

桜(サクラ)はバラ科サクラ属(又はスモモ属)に分類される落葉広葉樹、ヒマラヤ原産と考えられ、七世紀ごろ中国から伝播。
 サクラは突然変異が多い植物であり、樹形、花期、花と花弁の付き方・数・形・大きさ・色、実の増減、耐候性、病害虫への強靭性などで新しい特性が発現しやすい。名前が付けられている品種は800種類存在すると言われております。

かつて、お花見の主役は「梅」の花だったことは知りませんでしたよ

お花見という文化ができたのは奈良時代の頃、遣唐使によって中国から持ち込まれた梅を貴族が好んで鑑賞するようになったのが始まりだったらしく

その後平安時代に国風文化が花開くと、貴族を中心に日本の花である桜への関心が高まり、桜の花を愛でる「花宴(はなのえん)」が盛んになります。

鎌倉期以降、花見の文化は武士階級にまで広がり、今のように桜の樹の下で宴会を楽しむようになった大きなきっかけとなったのは

豊臣秀吉が行った歴史上有名な「醍醐の花見」!!だそうです

慶長3年(1598)の春、秀吉は花見に際して畿内から700本の桜を植え、三宝院の建物と庭園を造り、盛大な宴を開き、1300人余りが参加したといわれています。

その後、お花見が庶民の文化として定着するのは江戸時代、日本で最も有名な桜である「ソメイヨシノ」もこの頃誕生しました。

そのころから毎年春が来ると日本中のあちらこちら、桜の下でお花見宴会を楽しんでいたということ!お花見はしきたりではないけど、日本の歴史ある文化だったのですね。

ここ復興教会では其枝幼稚園、プールのところに濃いピンク色の「しだれ桜」と園庭にあるゾウの遊具近くに大きな白い花が美しかった「大島さくら」の見事な2本の樹がありました、

「入園式の後、あひる組から雲海のような桜を見下ろすお花見は本当に素晴らしかった」と、中山先生が言っておられたことを思い出します。

今は運動場の「ソメイヨシノ」と復活の丘にある「平安しだれ」が美しいです!

桜の全般的な花言葉は、「精神美」「優美な女性」「純潔」

この日曜日、京都復興教会に新しく伝道師をお迎えしました。
お昼には歓迎の持ち寄り愛餐会も開催され、にぎやかで楽しい時を過ごしました!


 

今年度初めの日曜日、恵み豊かな年となりますように祈ります!



2024年4月3日水曜日

2024 03 31 伊予水木(いよみずき)

 

 マンサク科トサミズキ科の落葉低木。福井、京都、兵庫の日本海側のごく一部に自生する木ですが、耐寒、耐暑性に優れ、手間がかからないため、現在では全国各地の公園などの公共空間や庭木として利用されるようになっています。

枝もの花材としても流通し、年末~年始は芽吹き枝、2月頃には花つきの枝ものとして出回り「日向水木(ヒュウガミズキ)」とも呼ばれ、切り花としては「姫水木(ヒメミズキ)」という名前で出回ることもあるとの事でした。

 3月~4月が花の咲き時で、ひよこ色で親指サイズの楚々としてかわいらしい花はうつ向きで、恥ずかしそうに見えますね。そのはかなげなところが「枝もの」として好まれる所以ではないでしょうか?

 イースターの近辺に、楚々と咲き誇るこの花を緒方先生は「花こよみ」で

「伊予水木をのうつむいた花を見ると欺きのペテロを思い出す、それもまた主を裏切りやすい私たちの姿である」(1963)」と残されています

そんなペテロも信仰によって救われた一人、これもまた私たちの姿なのだと思います。

伊予水木の花言葉は「思いやり」 “思いやり”は人間愛、人間の尊厳、生命倫理に関わる意味を持ちます。

イースター礼拝のこの日曜日、洗礼式・堅信礼も執り行われました。余命のこりわずかな時に病床洗礼を受けられた方の話もあったり、人が信仰を持つという事はいつ?とか、このぐらいで。とか決まってるわけではなく、「私の心が信じて受け入れるという事」なのだと。

一人一人に余すことなくある救いはイエスキリストの十字架によって成る

「私の心が信じて受け入れる」。。


イースターおめでとうございます!


2024年3月27日水曜日

2024 03 24 袖隠(そでかくし)



「袖隠(そでかくし)」と聞いてすぐに植物を思い浮かべられる人はいるのでしょうか??

どんな花なのでしょうか?実は以前このブログ内で3回ほど登場してたりしていますが。。。

写真もだいぶ遠めのアングルで撮ってみまして。なにの木か、どんなの花か想像はつきますでしょうか?

「袖隠」 名の由来は江戸時代にさかのぼり、お城の庭で咲き誇る花姿があまりに美しく、武士が袖に隠して持ち出したという言われのある銘椿ということ。


正解は

この復興教会の敷地内に数ある「椿」の一つになります!

 真っ白な八重の大きな花が特徴で、茶花(ちゃばな)として大きな蕾のついた枝が好まれるとの事でした。

茶花は「花は野にあるように」という教えから、あまり華美なものは使わず、 自然の風景をそのまま摘んできたかのように生けるため、茶花には山野に生えている野草を使用することが多いという事。

ですが「袖隠」はとても華やか!袖に隠してでも持って帰りたいほど美しい椿です。

なので「蕾」のついた枝が茶花に好まれるのかな?

蕾もゆで卵ほどの大きさがありますが、今にも咲きそうな瞬間を垣間見るような感じを味わうことができるのではないでしょうか?


日曜日は雨の日でしたが、たくさんの大きな蕾がいっぱいついていました!

白のツバキの花言葉は「完全なる美しさ」「申し分のない魅力」「至上の愛らしさ」

幼稚園は春休み中ですが、今度の日曜日はイースター礼拝です!きっとこの蕾も咲き始めて、見ごたえがあるだろうな~



イースター礼拝ではいつもカラフルなイースターエッグを配っています。

ゆで卵みたいな蕾を見てたら

「今年はどんなイースターエッグかな~」

なんて思ってしまいました😁

2024年3月19日火曜日

2024 03 17 曙椿(あけぼのつばき)

 

京都復興教会にはさまざまな種類の「椿の木」があります。
その数は…数えたことがないので検討もつきませんが

晩秋から寒中も、そして春は逸早く次々咲き次いで、桜を待つ間の庭を華やかにしてくれるほどの数という事!

種類もいろいろあるの上に、同じ種類の椿も点在していたり、本当にあちらこちらでみつけられます。

今回の主役は

「曙椿(あけぼのつばき)」

「曙」はやさしい雰囲気の淡桃花で早咲き系。 一重、抱え~椀咲き、筒しべの中~大輪で、 茶席に利用されることも多く、炉開きの頃から年内は丸く膨らんだ蕾が多く重宝されるとの事。

写真には写っていませんが確かに、つぼみはぷっくりと大きく存在感がありました!

そしてこの園にある「曙」は幹が2本連なっているように見えますが、植えたところから二手に分かれているので、実のところ1本のようです。立派な木です。

乙枝先生著書の「花こよみ」では
「ピンクの大型のあけぼの椿が沢山花をつけヒヨドリが毎日蜜を吸いに来ている」と1947年付けで記されている。。。???あれ?週報が作られるようになったのは1958年とあとがきにあったので、きっと1974年の間違いかもしれないですね~

…それでもおよそ50年前には、もうすでにここでたくさんの花をつけていたようで。

毎年季節が廻ると変わらず花をつけ、与えられた時を生き、だれが見るでもなく、だれが知るでもなく、ただ全うしていく姿に立派だなぁとしみじみ

「椿」全般の花言葉は、「控えめな素晴らしさ」、「控えめな優しさ」、「気取らない優美さ」、「誇り」

この中でも「誇り」、、「咲き誇る」という言葉が思い浮かびました。

能登半島地震の被災状況では、ようやく停電戸数が0になったということ、断水がつづいている地区はまだまだあること、ラジオのニュースで流れていました。困難の中にある方々に助けと慰めがともにありますように祈ります、

日曜日はレント第5の礼拝を迎えました。イースター礼拝まであと2週間です!



2024年3月14日木曜日

2024 03 10 紫花菜(むらさきはなな)

 


ムラサキハナナはアブラナ科の1年草で3~4月に花径2~3cmで芳香のある菜の花に似た花を咲かせます。春の野に十字の淡い紫色の菜の花がとても愛らしいです。

可愛いだけではなく強健で、こぼれ種でどんどんふえます。。他の植物が生えてこれなくなるほど、どんどん増えるらしいです。

このムラサキハナナは諸葛孔明が広めた植物でのあるそうです、こちらは戦場での食料として広めたというのが「諸葛菜」という名前で呼ばれるようになった所以との事です。

葉がみずみずしく野菜のようで、おいしそうなのかな?と調べてみると。

若い葉はかろうじてたべられるが、苦みや茎の固さが食用にむいてないとのことでした。

ムラサキハナナの花言葉は、「聡明」、「優秀」、「あふれる知恵」、「癒し」、「変わらぬ愛」で、

「オオアラセイトウ」「ハナダイコン」「ショカッサイ」「ピースフラワー」ともなど様々な名で呼ばれています。


「万両」のあしもとで咲いて居たり、

教会から幼稚園に続く道に、「すみれ」や「姫踊子草」とともに愛らしく咲いています。

レント第4の礼拝、イースターに着々と近づいてきています。

美しい模様が描かれているイースターエッグを見たことがありますか?

イースターエッグにはもともと
その色や模様に込められた「意味」があったようで、

この花菜の「紫色」は「神への忠誠心や受難」を表すとの事でした。

この日曜日は十字架への道をひたすら歩み続けられたイエス様のお話で。講壇では清水先生がメッセージを力強く語られましたよ。こんな感じ、
いつもはカメラマンの先生ですが、
ブログ用にと、礼拝が終わってから写真を撮らせてもらいました😄
後ろの今年の聖句看板の書は清水先生作のハイクオリティー✨ですね!





2024年3月6日水曜日

2024 03 03 ミモザ

  


 「ミモザ」はマメ科アカシア属の総称です。

 教会にある「ミモザ」は「銀葉アカシア」の別名で。葉がきれいなシルバー色で、葉の長さが短い特徴があります。葉の触り心地は意外と硬い感じです。樹高は5~8mほど。樹高が低めでコンパクトに育てやすいので庭用にと人気があるとの事です。
 
本当は「ミモザ」はオジギソウの名前で、この写真花木の本当の名前は「アカシア」なのです。

 ミモザ?オジギソウ?アカシア?実はこの名前のややこしいところ、物議をかもし出すのですが。。。

「アカシア」はオーストラリアの植物で19世紀後半に南欧に植えられるようになりました。「オジギソウ」も「ギンヨウアカシア」もポンポンのような形の花をしているため、間違えて「ミモザ」と呼ばれるようになってしまったのですって。

そしてさらに日本には「アカシア」と呼ばれる花木がありますが、これもまた本当の名前は
「ハリエンジュ」でニセアカシアとも呼ばれています。なんてことでしょう!

私が今まで思っていた「オジギソウ」の本当の名前は「ミモザ」マメ科オジギソウ属で、「ミモザ」の本当の名前は「アカシア」マメ科・アカシア属で、はちみつなどで有名な「アカシア」の本当の名前は「ハリエンジュ」マメ科/ハリエンジュ属

とまぁこのような複雑な背景がありますが、正式名称と通称(流通名)の混用・誤用は、花卉園芸の世界ではしばしば起きることで、そして今までそうだ!と思ってきた名前が定着しているのでそのまま、どっちでもまかり通るぜ!という事らしいです。

ポンポンのような愛らしい花。このつぼみもまた金平糖みたいでとてもかわいいですね

   このミモザ(アカシア)には、「優雅」「秘密の恋」「豊かな感受性」などの花言葉があります。    

 聖書の中、出エジプト記では幕屋を作る時の木材として「アカシア」の木が出てきます。なんと十戒の板を収めた契約の箱も「アカシア」の木で作られているのです!!!
 そう!この聖書内の「アカシア」の木は「ミモザ」という名でまかり通っちゃったこの木の種類の事だったのですよ✨✨
 余談になりますが、ソロモン王が作った神殿の主木材は「レバノン杉」で、この契約の箱を置く入り口の扉や据える2体のケルビムは「オリーブ材」を用いたとの事。

「アカシア」「レバノン杉」「オリーブ」ここ復興教会で見つけることができますよ~、旧約聖書のはるか昔の世界にも、思いを馳せることができます🌍

  通りに面した壁はちょうど講壇の真後ろの壁になり、右側の杉にはクリスマスの期間はライトがともります。屋根にある十字架の下らへんにミモザ(銀葉アカシア)の木(とその右隣にオリーブ)があります。               


こちらはおよそ10年前4月上旬の写真ですが、ミモザ(銀葉アカシア)が満開に咲くとこんな感じになります!

2024年2月26日月曜日

2024 02 25 五色椿(ごしきつばき)


「椿」は、観賞用としてだけではなく、種子からとれる椿油は、古くから食用や化粧用として用いられてきたなど、日本人の生活と深い関わりを持つ花木です。日本が原産で、日本国内でつくられた品種だけでも2000種を超えるといわれています。

「椿」全般の花言葉は、「控えめな素晴らしさ」、「控えめな優しさ」、「気取らない優美さ」、「誇り」です。「控えめ」というキーワードが多いのは、「椿」が華やかで存在感のある花を咲かせるのに対し、香りがほとんどないことからつけられたそうです。

さて今日の主役は「五色椿(ごしきつばき)」
紅・白・桃色の3色を基本に、変化に富む斑入りの花をつける椿のことです。

 奈良県の天然記念物に指定されている奈良三名椿のひとつ「五色椿」は、樹齢約400年といわれています。

京都復興教会の「五色椿」はここにあります。教会内にある椿の木の中では一番大きく育っているのではないかな?樹齢はわかりませんが古い方に入ると思われます。
 

またもや、このアングルでの撮影📷

このあたりの植物が紹介されていることが度々ありましたね😉

季節によって教会にかぶってくる花木が変化しています。。


この満開の写真は約10年前の4月に撮影したものです、今ついているたくさんの蕾が開花すると見事なのです!

 実はこの椿にはもう一つの名前があります、

その名も「若菜椿」

この名前は昔、若菜さんという方が緒形師の所に持って来られた椿が立派に育ったことから来ているそうで、京都復興教会独自の名前だそうです

品種名かと思いきや独自の名前って😂。。

大切にされてるって感じがして、とても良いです💖

 「五色椿」には赤い花があったり、白っぽいのがあったり、赤白マーブル柄のが本当に不思議な感じですが、実はこの椿の足元にはオシロイバナが夏になると花をつけます。そのオシロイバナもまた黄色・白・ピンク3色入り混じった花が咲くのです!

自然の不思議って面白いですね。

今日も礼拝の中で「あかし」がありました。

祖父母から両親から受け継がれる信仰。

それは「祈る事、聖書を読むこと」を普段の生活の中で伝え教えられたとの事でした。

そしてそれは、失ったものに目を向けるのではく、愛を見つけることに目を向けることができる事

生きにくい世の中を、生き抜いていく日々となりますように。。と語られました。

この2月の創立記念礼拝では、色とりどりの「あかし」の花も咲きました~👍


2024年2月18日日曜日

2024 02 18 姫踊子草(ヒメオドリコソウ)

 

姫踊子草(ヒメオドリコソウ)は、明治時代の中頃に渡来したと言われます。北海道、本州に広がり、更に帰化地を広げ続けています。

シソ科・オドリコソウ属の多年草で。 ヨーロッパ原産の植物ですが、日本に帰化しています。 道端や庭などに入り込み雑草として扱われる植物です。 非常に繁殖力が高いのが特徴で、なかなか根絶は難しいとされています。

ヒメオドリコソウ(姫踊子草)の花言葉は「快活」「陽気」「愛嬌」「春の幸せ」

可憐な踊り子が、春の訪れを歓迎するように舞う、そんな姿を連想させる花なのでしょうね。

ヒメオドリコソウ群生の中、よく似ている「ホトケノザ」が生えています。まだ花は咲いていないけどピンクの蕾らしきものが座に点々とあるのが見えますね。

ちなみに…七草粥のホトケノザはコオニタビラコと言う名前だそうです。本物のホトケノザとは別物でこの写真の「ホトケノザ」は食用ではないのですって!

 この似た者同士は、同じシソ科でどちらも花の蜜はとても甘いとの事ですが、ヒメオドリコソウは天ぷらやゆでて和えものにしたり食べれるようでも、「ホトケノザ」は食べてはいけない!との事でした。

京都復興教会の駐車場の一角に只今群生中です。雑草だけど春先には見たい花だな~。道端や駐車場の角にある花蜜を味わうのは気が進まないので食卓菜園用に育ててみる?。。雑草好きの私、テーブルの上に小さい野原でも育ててみようかな~😁なんて考えたりして

今日は、創立記念第3&伝道推進&レントⅠ礼拝でした。

タイトルが3つも重なった日曜日、ヨシュア会のメンバーが証(あかし)もなされるとの事で教会学校の中高科も大人の礼拝と合同の日となりました。この証では

『クリスチャンとしてのIdentityを持ち、社会人として生きる事、思いがけない出来事も主がともにおられ、助けられ、自分本位な思いをしずめられた事に感謝できること、主にご栄光がお返しができますように。』と、経験された人生のひと時の出来事を語られました。

 中高生だけではなく、信仰を持ち生きる私たちの心にとても励まされる「あかし」でした。ほんと変な言い方かもしれませんが、ストレス解消?心が癒され、信仰持ち生きることが素敵なことだ!と思わずにはいられません。

 来週は創立記念第4礼拝、婦人部からの「あかし」も予定されています😊

この機会に良かったら、復興教会で礼拝をご一緒にいかがですか✨

2024年2月14日水曜日

2024 02 11 あせび(馬酔木)

 

アセビは、ツツジ科・アセビ属に分類される常緑性の低木で,葉や茎に含まれる有毒成分よって「足がしびれる」ことが変化して「アセビ」と名付けられました。

 アセビは茎も葉も株全体にアセトポキシンという有毒成分を含んでいて、葉っぱを食べた馬がこの毒のせいで酔っ払ったようにふらふらしてしまったことから、「馬酔木」と名付けられたそうです。

 お花はスズランが鈴なりに咲いたような、つぼ型の小さくてかわいらしい花が密集して咲きます。そんな可愛い見た目とは裏腹になかなか強力な毒を持つということ。もちろん虫もつかないので手入不要の庭木になるらしいですが。。。

なんか危険な香りがしますね。でも危険なだけではなく
 江戸時代後期の本草学者、小野蘭山の著書「本草網目啓蒙」にはアセビを煎じた液体を冷やし、菜園にやってくる虫を駆除するための殺虫剤としていたことが記されていて、アセビが持つ有毒成分を上手く利用していたのですね、当時から日本人の暮らしに溶け込んでいた植物という事です。
万葉集にアセビを題材とした和歌がいくつかあることから、奈良時代には、もうすでに愛でられていたこともわかります。
 
俳句では 馬酔木(あしび)の花 は 春の季語の1つ、だそうです。

似た花に「ドウダンツツジ」がありますが。こちらは
「安心してください!無毒です」

あせびの花言葉は、「犠牲」「献身」「清純な心」「あなたと二人で旅をしましょう」

花言葉は毒とは結び付かない感じですね~。

毒を持つという嫌われがちなことも、とらえ方によっては毒が薬になる。

短所は長所になりえるといったところでしょうか。。

可愛いお花が咲き、手入不要の低木庭木。。挿し木で簡単に増やせるってことでした。魅力的ですね~

さて、2月は京都復興教会にとって創立記念の月間です。

 礼拝では、教会創立の当時の話や教会員の方の「あかし」を聞いたり、洗礼式もあったり。盛りだくさん、どなたでもおいでください😊



2024年2月7日水曜日

2024 02 05 ひいらぎ


今週報の植物は「ひいらぎ」です。

幼稚園に大きなひいらぎがあるのは、よく覚えていたのですぐ見つかりましたが。。教会の方にもあったはず!っと子供たちと一緒に探したのだけれど。。どこだったっけ??

結局わからなかったので、幼稚園の方だけで写真撮影しました。

 園庭の東、あんずの木のねきにこんもり、まるっこく剪定してあります。こんなとげとげの葉っぱの間に蝉の抜け殻。。

ところでクリスマスホーリーのイメージで「ひいらぎ」には赤い実がなるイメージですが、この柊には赤い実はついているところを見たことがありません。

雌雄異株で、花や実は雌の樹につくとの事なので、ここのは雄株なのかもしれないですね。

花期は11~12月で、葉腋に直径が5mmほどの白い花を束生で咲かせ、いい香りがし、花のあとの実は、翌年の6~7月ころに12~15mmになり、紫黒に熟すとのこと、赤い実はならない。クリスマスホーリーと柊は別物ってことですね🍃

実のある柊も境内のどこかにあったとおもうのだけど、、、花よりも実よりも「ひいらぎ」の主役は葉です。葉は深い緑色をしてつやつやと光をはじき。しっかりと固いとげが葉っぱ全体にあります。クリスマスリースにも少し飾ってあるだけで、「はっ」と、目にとまる存在感ですよ。「葉ッ」と。。😁

新年の2月に入って節分がありましたね。

京都のいたるところの神社仏閣で豆まきや節分祭が行われていたそうですが、鬼除けとして、「ひいらぎとイワシの頭」を飾るという迷信がありますね。ドラキュラに「十字架とにんにく」みたいなものでしょうかね。

ヒイラギの花言葉は、「用心深さ」「先見の明」「保護」だそうです

まだまだ寒さが厳しく、インフルエンザも大流行中ですが、暦の上では「春」になりました。日は徐々に長くなってきています、教会の植物たちも春にむかってにぎわっていきますよー!🌱🌾🍀

そうそう、今回ひいらぎについて色々調べていたら、老木になると葉のとげがなくなり、まるい葉になるということ。。。礼拝堂の近くで、ひいらぎを見つけられなかったのはもしかしてとげがなくなっててなんの木かわからなくなっているのかもしれなかったですね😅


2024年1月31日水曜日

2024 01 28 寒紅梅(かんこうばい)

  

「幼稚園入り口のあそこ」という場所で今年も寒紅梅がこじんまりと、でも元気よく咲いているのを見つけました!

青空の下、鮮やかなピンク色に、なんとも明るい気持ちになります!

寒紅梅(カンコウバイ)という和名は、寒い時期に紅色の花を咲かせる梅という意味で、花言葉は「高潔・忠実・上品・忍耐・独立」だそうです。

寒くつらい時にも小さくても弱くても、時が来ると花を咲かせる。一つ一つの花が頑張って咲いたのだ、と心が励まされます。

この寒い日曜の朝にも、教会学校の子供たちは集ってきます

 復興教会の教会学校には幼稚園からつながる子供たちや地域の、また教会員の子供たちが集います。子供たちが安心していられる場所となる事、学校だけではなく別のつながりの友達とも会える場所として、礼拝で歌を歌い、聖書のお話を聞いたり 自分が愛されている存在で、そのキリストの愛を知ることができる。楽しい教会学校生活が大人になって困難に出会ったときにそれを乗り越える力になる事を教会学校にかかわる大人たちは祈っています。

新年になり、1月ももう過ぎるこの頃。

能登半島の小学校がようやく再開されたニュースが流れていました。友達と久しぶりに会えてうれしかった。。。まだ断水が続いているため半日だけの学校だったとの事でしたが、子供たちが安心して集えるところが開かれたという事、よかったなと心から思います。子供たちやその周りを取り巻く環境が整いますように、その支援に労力されてる方々に主の助けと支えがありますように切に祈ります。





2024年1月24日水曜日

2024 01 21 和水仙(ワスイセン)

和水仙(わすいせん)または日本水仙(にほんすいせん)と呼ばれ、

もとは地中海沿岸から中国を経由して古き時代に日本に渡来したといわれています。

 冬に咲く花の代表で、花期は12月から2月。花の大きさは3センチぐらい。

香りが良いのが特徴で。茎や球根、葉などに毒があります。一見ニラに似ているので、間違えて食べてしまわないよう注意が必要です。

寒い雪が降る時期でも咲くことから、雪中花とも呼ばれます。花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」 白い水仙は「尊敬」「神秘」だそうです。

水仙のとっても華やかな甘い香り、祖母の好きな花だったので、入院中に「庭に咲いていたよ」と2輪だけ持って行ったことがありました。

とても喜んでくれたのですが。

たった2輪でも花の香りが強くてしんどくなってしまったので、受付に置いてもらったと後で聞き、お見舞いで持っていく花ではなくて、玄関やトイレに置くと良いという事を知りました。

祖母が天に召されてからもうすぐ30年になります、私にとっては、毎年水仙が咲くたびに祖母とのそんなエピソードが頭に流れる思い出のスイッチのような花です。

今、教会や幼稚園で香りながら咲いていますね。




その祖母の故郷は能登半島、今もなお毎日のように地震は続いています、被災された方々にどれほどの不安と恐怖があるのか、はかり知れません。必要な物資、助け、そして希望がともにありますことを心からお祈りします。

2024年1月17日水曜日

2024 01 14 鳳凰竹(ほうおうちく)



鳳凰竹(ホウオウチク)はイネ科のホウライチク(蓬莱竹/Bambusa multiplex)の変種。タケとしてはかなり葉っぱが小さく、密に並びその姿を伝説の鳥「鳳凰(ほうおう)」の尾羽に見立てたのが名前の由来。

鳳凰の羽のような葉は子供の手平サイズでした。


日曜日の講壇のお花は、鳳凰竹と極楽鳥花の組み合わせで、神秘的なアレンジでしたね。

 
 鳳凰竹は華奢な見かけですが、ササではなくタケであり、頑健で、病害虫に強く、刈り込みに強く、なにより密に葉っぱが茂るので生垣・目隠しに使われる。若い棹にはタケノコの皮が残るが、しばらくすると落ちる。棹は黄緑色で地下茎は余り伸びず、株立ち状に直立する。広範囲わたって繁茂することがないのもこうした南方系のタケの特徴。タケノコは一年じゅうできるが、6~9月が多め。とのことでした。どんどん生えて密集していくのね、、タケノコの出た部分を株分けできるらしく、分けて鉢植えも可能のようですね、

園庭では段差のある上庭の端のところに植えてあります。生垣のような役割だったのでしょうか?今は随分と高さのある塀みたい、ぎゅっと密集して生えているので向こう側は何にも見えませんね。

右側にヘーゼルナッツ、すぐ後ろに桜、その向こうに欅、ずっと奥にはせんだん、さらに奥には教会の塔が見えます!

 
 新年2回目の日曜日は良く晴れた日、青空が澄んでいましたね。
能登半島地震の停電や断水が続き、避難生活を余儀なくされている方々もたくさんおられます。教会でも被災した石川県の教会の支援が始まってきていました。まだ余震も昼夜あり不安の中に居られる方がたに主の支えと助けがありますようにと、教会に集まった皆で祈りました。


2024年1月7日日曜日

2024 01 07 万年青(おもと)

 
 2024年1月1日 能登半島地震の恐怖と不安から始まる年になりました。避難を呼びかける報道が続き、関係者の無事を祈るメールが飛び交い、何ができるのか、どうしたらいいのか、無力さを思い知りました。傷あるところに神様の癒しと慰めがありますように祈り求めることから始めます。

  新年はじめの聖日礼拝は 新年成人祝福式礼拝でした。其枝幼稚園を卒園され20歳に成長した方々が礼拝に招待され、祝福式を行う毎年恒例の式典!

 久しぶりに顔を合わせ、礼拝後の同窓会でもアルバムを見たり、懐かしい思い出話をしたり、成長したそれぞれの人生、この先の希望、恵み豊かな時となったことだと思います。

今週報の花、万年青(オモト)は葉が常緑で、衰えず長寿であるという意味を持ちます。

 漢名では万年青と書きますが、和名では株が太いことから“大本”と呼ばれたり、江戸時代には老母草(おもとぐさ)と書いていたそうです。常緑の葉を老母に、赤い実を子に見立てて、老母が子を抱く姿に見なして“母人”(おもと)に由来する、、など、名前の由来には諸説あるとのことでした。

西日本に多く自生状態で生育し、観葉植物としても鉢植えで栽培される。万年青栽培の歴史は三百数十年とも五百年とも言われる古典園芸植物の一つだそうです。

古典園芸植物(こてんえんげいしょくぶつ)とは、江戸時代に日本で育種、改良され、独自の発展を遂げた園芸植物、また明治時代以降でもその美的基準において栽培、育種されている植物の総称という事、現在、公益社団法人日本おもと協会に登録されている品種で1000品種を超えるほどあるとのことでした。

多数の品種を持つ植物では、新花の花合せ(花闘・品評会)が行なわれ。しばしば品種のランク付けのために番付が発行されたりするとのこと。オモトは1799年のものが最古のものとして確認されているのですって!

オモト(万年青)は株分けをして増やすことが可能で。子株を親株から割って育てることから、「割り子」とも呼ばれます。株分けするときは、子株から根が3本以上出ているか確認してから行うとよい。との事でした。


花ことばは (長寿) (母性の愛) (永遠の繁栄) (長命) (崇高な精神)です。

 花言葉からも縁起の良い植物といわれており、様々な贈り物に最適といわれています。

お祝い感、満載の新年と成人祝福式にとってもピッタリの花だという事ですね。

教会ではホールにつながる小径脇に、

帰り道には通り過ぎる家々の玄関先に鉢植えの「万年青」いくつか見ましたよ。葉下の赤い実はよく見えませんでしたが,葉は青々と新春を彩っていました。


主の慈しみは決して絶えない

主の哀れみは決して尽きない

それは朝毎に新たになる    哀歌3:22.23