マンサク科トサミズキ科の落葉低木。福井、京都、兵庫の日本海側のごく一部に自生する木ですが、耐寒、耐暑性に優れ、手間がかからないため、現在では全国各地の公園などの公共空間や庭木として利用されるようになっています。
枝もの花材としても流通し、年末~年始は芽吹き枝、2月頃には花つきの枝ものとして出回り「日向水木(ヒュウガミズキ)」とも呼ばれ、切り花としては「姫水木(ヒメミズキ)」という名前で出回ることもあるとの事でした。
3月~4月が花の咲き時で、ひよこ色で親指サイズの楚々としてかわいらしい花はうつ向きで、恥ずかしそうに見えますね。そのはかなげなところが「枝もの」として好まれる所以ではないでしょうか?
イースターの近辺に、楚々と咲き誇るこの花を緒方先生は「花こよみ」で
「伊予水木をのうつむいた花を見ると欺きのペテロを思い出す、それもまた主を裏切りやすい私たちの姿である」(1963)」と残されています
そんなペテロも信仰によって救われた一人、これもまた私たちの姿なのだと思います。
伊予水木の花言葉は「思いやり」 “思いやり”は人間愛、人間の尊厳、生命倫理に関わる意味を持ちます。
イースター礼拝のこの日曜日、洗礼式・堅信礼も執り行われました。余命のこりわずかな時に病床洗礼を受けられた方の話もあったり、人が信仰を持つという事はいつ?とか、このぐらいで。とか決まってるわけではなく、「私の心が信じて受け入れるという事」なのだと。
一人一人に余すことなくある救いはイエスキリストの十字架によって成る
「私の心が信じて受け入れる」。。
イースターおめでとうございます!
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