2024年3月6日水曜日

2024 03 03 ミモザ

  


 「ミモザ」はマメ科アカシア属の総称です。

 教会にある「ミモザ」は「銀葉アカシア」の別名で。葉がきれいなシルバー色で、葉の長さが短い特徴があります。葉の触り心地は意外と硬い感じです。樹高は5~8mほど。樹高が低めでコンパクトに育てやすいので庭用にと人気があるとの事です。
 
本当は「ミモザ」はオジギソウの名前で、この写真花木の本当の名前は「アカシア」なのです。

 ミモザ?オジギソウ?アカシア?実はこの名前のややこしいところ、物議をかもし出すのですが。。。

「アカシア」はオーストラリアの植物で19世紀後半に南欧に植えられるようになりました。「オジギソウ」も「ギンヨウアカシア」もポンポンのような形の花をしているため、間違えて「ミモザ」と呼ばれるようになってしまったのですって。

そしてさらに日本には「アカシア」と呼ばれる花木がありますが、これもまた本当の名前は
「ハリエンジュ」でニセアカシアとも呼ばれています。なんてことでしょう!

私が今まで思っていた「オジギソウ」の本当の名前は「ミモザ」マメ科オジギソウ属で、「ミモザ」の本当の名前は「アカシア」マメ科・アカシア属で、はちみつなどで有名な「アカシア」の本当の名前は「ハリエンジュ」マメ科/ハリエンジュ属

とまぁこのような複雑な背景がありますが、正式名称と通称(流通名)の混用・誤用は、花卉園芸の世界ではしばしば起きることで、そして今までそうだ!と思ってきた名前が定着しているのでそのまま、どっちでもまかり通るぜ!という事らしいです。

ポンポンのような愛らしい花。このつぼみもまた金平糖みたいでとてもかわいいですね

   このミモザ(アカシア)には、「優雅」「秘密の恋」「豊かな感受性」などの花言葉があります。    

 聖書の中、出エジプト記では幕屋を作る時の木材として「アカシア」の木が出てきます。なんと十戒の板を収めた契約の箱も「アカシア」の木で作られているのです!!!
 そう!この聖書内の「アカシア」の木は「ミモザ」という名でまかり通っちゃったこの木の種類の事だったのですよ✨✨
 余談になりますが、ソロモン王が作った神殿の主木材は「レバノン杉」で、この契約の箱を置く入り口の扉や据える2体のケルビムは「オリーブ材」を用いたとの事。

「アカシア」「レバノン杉」「オリーブ」ここ復興教会で見つけることができますよ~、旧約聖書のはるか昔の世界にも、思いを馳せることができます🌍

  通りに面した壁はちょうど講壇の真後ろの壁になり、右側の杉にはクリスマスの期間はライトがともります。屋根にある十字架の下らへんにミモザ(銀葉アカシア)の木(とその右隣にオリーブ)があります。               


こちらはおよそ10年前4月上旬の写真ですが、ミモザ(銀葉アカシア)が満開に咲くとこんな感じになります!

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