2021年3月28日日曜日

20210328糸水仙

 例年よりも早く、ここ京都山科の桜が満開となりました。今日は生憎の雨模様ですが、今週1週間は桜を楽しむことができそうです。

 今週の花は「糸水仙」、ヒガンバナ科の植物です。水仙は色んな種類があり、良く見かけるのは、日本水仙、ラッパ水仙などです。地中海沿岸が原産地で中国を経由して日本に渡ってきました。「糸水仙」は名前が示すように葉が糸のように細長いのが特徴で、小さくて黄色い花を咲かせます。

 会堂沿いのウッドデッキが終わるところから左に行く小径の入り口近くにある鉢植えに黄色い花が咲いています。花言葉は「思い出」、3月16日の誕生花になっています。

2021年3月22日月曜日

20210321日向水木

 其枝幼稚園の卒園式が行われ、12名の園児たちが元気に巣立っていき、小学校に進学します。新しい環境の中でたくましく成長していくことを願っています。

 今週の花は「日向水木」、マンサク科の落葉低木です。3月中旬から4月初旬頃、1センチほどの薄黄色の花を枝一杯に咲かせます。日本が原産地で、水木という名前が付いていますが、ミズキやハナミズキとは別の種類で、全然似ていません。日向(宮崎県)には自生していないので、明智日向守光秀に由来しているようです。

 駐輪場の西側(教会側)に牧師館の前と駐車場側の2か所に咲いており、薄黄色の花をたくさん付けた日向水木を見つけることができます。花言葉は「思いやり」「信頼」「神秘」など。

2021年3月14日日曜日

20210314杏花

 広島から桜の開花の便りが届きましたので、京都の桜も来週あたりには開花し始めるのではないかと期待しています。

 今週の花は「杏花(あんず)」、バラ科サクラ属の落葉小高木です。中国が原産地で平安時代に渡来しました。「杏」「杏子」とも書きます。桜より早く葉に先立って淡紅色の花を咲かせます。今はまだ蕾の方が多く、今週中には枝一杯に開花し、桜の花と間違える方がおられるかも知れません。

 其枝幼稚園園庭の丸太遊具の近くにある大きな木が「杏花」の木で、初夏になると梅に似た果実が実り、熟すと甘くなります。花言葉は「臆病な愛」「乙女のはにかみ」など、桜に比べて控えめな感じのする印象から来ているようです。

2021年3月7日日曜日

20210307さんしゅゆ

 今日はレントの第3礼拝、以前のように会堂で礼拝を捧げることができるようになりました。近くから遠くからたくさんの方が集われ、そのお顔には安堵と喜びの様子が伺われました。

 今週の花は「さんしゅゆ」、ミズキ科の落葉小高木です。中国や朝鮮が原産地で、漢字では「山茱萸」と書き「茱萸(しゅゆ)」はグミの意味で、秋にグミのような赤い実を付けることから名づけられました。2月から4月に葉が茂る前に黄色い花が枝に咲くので、別名「春黄金花」とも呼ばれています。

 駐輪場の幼稚園側にあり、ごつごつした木に黄色い小花が集まって枝のあちこちに咲いています。後ろには乙女椿のピンク色のかわいい花も咲いており、春の華やかな訪れを見せてくれています。花言葉は「持続」「耐久」「強健」など、秋にできる赤い実が滋養強壮などの漢方薬として用いられることから来ているようです。

2021年3月1日月曜日

20210228レンテンローズ

 京都府の緊急事態宣言が解除され、3月から礼拝やその他の集会も通常に戻ることになりました。春と共に人出も多くなることが予想され、コロナ禍の第4波も心配されます。三蜜を避けて、感染予防対策を講じる必要があります。

 今週の花は「レンテンローズ」、キンポウゲ科の多年草です。同系の花でクリスマスローズがあり、日本では同じ花と思われていますが、厳密には違う種類です。名前はレント(受難節、イースター前の40日間)の頃に咲くことから来ています。ギリシャやトルコが原産地で、花のように見えるところは咢(がく)で花は中心部にある線状のものです。花の色は薄紫や白、ピンク、薄緑と多様です。地上約40センチから50センチの所で下を向いて咲いています。

 境内のあちこちにあり、上の写真は牧師館玄関の横、下の写真は会堂の向かい側塀沿いに咲いています。花言葉は「私の心を慰めて」、古代ギリシャ時代にレンテンローズの根がうつ病の治療に用いられたことに由来しているそうです。