2019年12月30日月曜日

20191229スノードロップ

2019年もあとわずか。今年も大きな自然災害が日本を襲い、多くの方が被災されました。被災された方に主の慰めと支えがありますよう、新しい年が希望に満ちた年でありますようにお祈りします。

 今週の花は「スノードロップ」、ヒガンバナ科ガランサス属の球根草です。別名は「待雪草」、2月頃開花する花です。アダムとイブが楽園を追い出されて困っていた時に、降ってきた雪を天使がこの花に変えたという話が伝わっています。真っ白な蕾のような花姿から三つの花弁に分かれて花を咲かせます。教会入口の道を入った直ぐ右側、地上から15センチ位の高さの所に3輪ほど咲いています。

 花言葉は「希望」「慰め」「楽しい予告」など、アダムとイブの話から来ており、春を告げる花にふさわしい花言葉です。

2019年12月22日日曜日

20191222冬すみれ

今日はクリスマス礼拝を100名を超える方と共に捧げることができました。愛餐会の後、イエス様の誕生をお祝いしてCSの子どもたちと一緒に劇やコーラス、合奏など楽しい時を過ごしました。

 今日の花は「冬すみれ」、このような品種のすみれがあるわけではなく、冬の季語として用いられています。すみれは3月から5月頃咲く花ですが、まれに冬に咲くものもあり、それを優雅に表現したものです。

 写真のすみれは、駐輪場に入る手前の竹垣の下あたりに咲いています。すみれ一般の花言葉は「謙虚」「誠実」ですが、冬に咲くすみれは「清楚」や「可憐」などが似合っています。

2019年12月16日月曜日

20191215もみじ

アドベント第3礼拝では講壇の燭台にある3本のローソクに火が灯りました。いよいよ来週はクリスマス礼拝を迎え4本のローソクに火が灯り、イエスキリストの誕生を祝う日となります。

 今週の植物は「もみじ」、漢字では紅葉と書きます。一般には落葉広葉樹が落葉の前に色が赤や黄色に変わることを指しますが、特定の植物を指すこともあり、この場合は「カエデ」のことを言います。写真は教会の出入り口の所にある「いろはもみじ」という種類でムクロジ科カエデ属の落葉高木です。今年の紅葉は例年に比べて少し遅くなっているのか、12月の中旬に入っても紅葉を楽しむことができます。

 カエデの花言葉は「 節制」「遠慮」「自制」「大切な思い出」「美しい変化」など、始めの3つは花などの華やかさに比べて、葉の紅葉の美しさは遠慮気味であることから来ているようです。

2019年12月8日日曜日

20191208ピッシャー


今週の植物は「ピッシャー」、マツ科トウヒ属の針葉樹です。ピッシャーは学名で一般には「ドイツトウヒ」や「オウシュウトウヒ」と呼ばれています。ヨーロッパが原産地で特に東欧や北欧に多く、明治時代に渡来しました。成長すると50メートルを超える巨木もあるようです。モミの木と共にクリスマスツリーに使われる木として有名で、葉っぱを見ただけでは両者の区別は難しいようです。

 其枝幼稚園の園庭に入ったところにあり、高さは3メートルを超えています。夜になると下の写真のようにライトが灯り、大きなクリスマスツリーとなります。教会の入口付近にはセンペルセコイアがありこの木にも電飾が施されていますのでもっと大きなクリスマスツリーとなっています。

 花言葉は「逆境の中の希望」となっています。

2019年12月1日日曜日

20191201カクタス

今日から12月に入りました。礼拝堂講壇には燭台の4本のローソクのうち一本に火が灯され、アドベント(待降節)第一の礼拝が捧げられました。

 今日の花は「カクタス」、サボテン科スクルンベルゲラ属のサボテンの一種です。クリスマスの頃に花を咲かせることから外国ではクリスマスカクタスとも呼ばれています。日本名はシャコバサボテンでカニサボテンと呼ばれることもあります。ブラジルが原産地で、日本では鉢植えで育てられています。寒さに弱いので冬は室内に入れます。写真の花は教会ホールにある古いオルガンの上にあり、赤い花が良く目立ちます。

 花言葉は「一時の美」「美しい眺め」など、前者は開花するまではあまり目立たないことから来ており、後者は開花したときの印象から来ています。

2019年11月24日日曜日

20191124山茶花

今日は収穫感謝・謝恩日礼拝の後、午後からハートフルコンサートが礼拝堂で行われ、コーラスやオルガン演奏、ソプラノ独唱、ピアノ演奏と晩秋のひと時、ゆったりと音楽を楽しむ贅沢な時間を過ごすことができました。

 今週の花は「山茶花」、ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹で日本の固有種です。花は晩秋から初冬に咲き始め、冬中楽しめます。写真は駐車場出入口向かい側にある生垣の山茶花で赤色の花が咲いていますが、牧師館の玄関前にある山茶花は白い花を咲かせており、こちらの方が野生種に近い山茶花です。

 花言葉は「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」など、厳しい寒さの中で美しい花を咲かせることから来ているようです。

2019年11月18日月曜日

20191117さねかずら

今週の植物は「さねかずら」、マツブサ科サネカズラ属の常緑ツル性木本の一種です。漢字では「実葛」と書きます。「さね」は実のことを指し、実が美しいツル性の葛の一種というのが名前の由来です。花は夏に白っぽい花が咲き、秋になると最初緑色の実がやがて赤くなります。赤い実が20粒ほど集まって拳位の大きさの塊りになってます。

 其枝幼稚園の北側出入口から入って正面にある花壇の先の竹垣にあり、上から見ると葉っぱに隠れて見えませんが、しゃがんで下から見ると葉っぱの隙間に真っ赤な実の塊りを数か所見つけることができます。花言葉は「再開」「また逢いましょう」「好機」となっています。

2019年11月10日日曜日

20191110あけび

今日は「障がい者と共に在る主日礼拝」を捧げました。礼拝の中では障がい者の生活支援に携われている方から「弱さの物語り」と題してお話を伺うことができ、色々考えさせられました。

 今日の植物は「あけび」、アケビ科アケビ属のツル性落葉低木の総称です。花は春に咲き、淡い紫色の花を付けます。秋にやはり淡い紫色の実ができます。大きいものでは10センチ位に成長し、熟すと縦に割れて黒い種子が見えるようになります。種の周りは甘みがあり鳥たちの好物となっています。礼拝堂北側のフェンス右側にたくさんの実がなっているのを見ることができます。花言葉は「才能」「唯一の恋」となっています。

2019年11月3日日曜日

20191103つわぶき

今日は礼拝の中で幼児祝福式が行われたこともあり、20数名の幼児を含む満7歳までのお子さんやその保護者の方と共に礼拝を守りました。

 今週の花は「つわぶき」、キク科ツワブキ属の常緑多年草で、日本が原産地です。漢字では「石蕗」「艶蕗」と書きます。葉っぱが蕗(ふき)の葉に似ており、艶があることから名前が付きました。菊に似た黄色い花が美しく、境内のあちこちに咲いているのを見ることができます。

花言葉は「謙譲」「困難に負けない」など、前者は奥ゆかしい花姿のイメージから、後者は日陰など余り良くない環境の中でも育つことから来ているようです。

2019年10月27日日曜日

20191027ざくろ

深谷牧師は栃木の上三川教会で説教奉仕のため、本日の説教は協力牧師の永田師(メーカーズチャーチ教会牧師)が務めてくださり感謝でした。

 本日の植物は「ざくろ」、ミソハギ科ザクロ属の落葉小高木です。其枝幼稚園の年少組(ぶどう組)の前庭にあり、10センチ位の丸みを帯びた赤い実が2~3メートル位の高さの木の枝に付いています。実は食べることができ、薬用としても利用されています。原産地は諸説ありますが、日本には平安時代には渡来していたようです。

 ざくろの花言葉は「円熟した優雅さ」となっていますが、実の花言葉は「愚かしさ」となっています。愚かしさは、うっかりザクロの実を食べて困ったことになってしまったギリシャ神話に由来しているようです。

2019年10月20日日曜日

20191020烏瓜

台風19号は日が経つとともにその被害が大きかったことが分かり、多くの教訓を与えました。今なお避難されている方や後片付けに追われている方々に主の支えと平安がありますよう祈ります。

 今週は「烏瓜(からすうり)」、ウリ科の植物でツル性の多年草です。ツルは他の植物の絡みつき、写真の烏瓜は其枝幼稚園職員室の前にある梅の木に絡みついて、赤い実を付けています。他にも其枝会館の前にある「カリン」の木にも絡みついているものもあります。実の色は初めは緑で橙色に変わり最後は赤くなります。名前の由来は、烏がこの実を好んで食べることから来ています。

 花言葉は「良き頼り」「誠実」「男嫌い」となっています。男嫌いは烏瓜の花から来ており、夏にレース模様のある綺麗な白い花を夜中にしか咲かせないことから来ているようです。

2019年10月14日月曜日

20191013オリーブの実

台風19号が関東甲信越や東北地方に大きな災害をもたらしました。被災された方々に主の支えと平安がありますようにお祈りします。

 今週の植物は「オリーブの実」、モクセイ科の常緑高木です。会堂の西側、道路と礼拝堂の壁の間に植えられています。実は1センチから2センチ程度と小さいので良く見ないと見つかりません。オリーブは聖書の中でも平和の象徴として良く登場します。

 花言葉は「平和」「知恵」など、平和は聖書のノアの箱舟に由来し、知恵はギリシャ神話に由来しています。

2019年10月6日日曜日

20191006コスモス

10月5日に其枝幼稚園の運動会がありました。「はしれ、はしれ」や「こんなのできるよ」といった他の幼稚園とは少し異なるプログラムがあり、園児たちは走り続けたり、自分の得意なことを披露したりと元気一杯躍動していました。

 今週の花は「コスモス」、キク科コスモス属の総称で秋を代表する花の一つです。駐車場の入口近くにたくさんのピンク色の花が咲いています。メキシコが原産地で、明治初期に日本にやってきました。漢字の「秋桜」は、さだまさしの曲から来ました。

 花言葉は「調和」「乙女の純真」など、調和は語源となったギリシャ語のコスモスの意味から来ており、乙女の純真は可憐な花の姿や形から来ているようです。

2019年9月30日月曜日

20190929きんもくせい

今週で9月も終わり、10月を迎える季節となりました。今週の土曜日には其枝幼稚園の運動会があります。今週は運動会の練習で園庭が賑やかなことでしょう。

 今週の花は「きんもくせい」、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹で、其枝幼稚園園庭の復活の丘(納骨堂)入り口近くにあります。家の近くでは先週の金曜日に「きんもくせい」の良い香りがし始めました。今週の後半には雨が降る予想ですので、香りを楽しめるのは今週だけかもしれません。

 花言葉は「謙虚」「気高い人」など、謙虚は良い香りに似合わず控えめな小さい花を付けることから、気高い人は雨が降ると芳香にこだわることなく潔く花を散らすことから来ているようです。

2019年9月23日月曜日

20190922酔芙蓉

9月22日は合同記念礼拝があり、既に天に召された170名を超える先生方や信徒の方、関係者の方々の遺影を前にご遺族関係者と共に礼拝を守り、信仰の先輩方を偲ぶ機会となりました。

 「酔芙蓉」は其枝幼稚園園庭にある掲示板の右端に咲いており、その左隣には「芙蓉」が咲いています。見分け方は、朝方、花の色が真っ白なのが「酔芙蓉」で、初めからピンク色のは普通の「芙蓉」です。真っ白な花が時間が経つにつれてピンク色になりやがて萎んで濃い赤になる様子がまるで酒に酔っているように見えることから来ています。いずれもアオイ科フヨウ属の落葉低木です。

 花言葉は「心変わり」「繊細な美」など、酔芙蓉の色の変化に由来しています。

2019年9月16日月曜日

20190915つるぼ

9月は京都復興教会では証月間ということで、3名の方がイエスキリストについて証をしてくださいます。今日は一人の婦人が受洗に至った経緯やその後の生活を通してイエス様から与えられた恵みについて涙ながらお話をしてくださいました。

 「つるぼ」は其枝会館の玄関先や向かい側に咲いています。キジカクシ科ツルボ属の多年草で、8月~9月に薄紫色の花を咲かせ、咲き始めは「つくし」にそっくりですが、花茎は30センチほどの長さがあります。漢字は蔓穂と書きます。

 花言葉は「我慢強い」「不変」など、背丈が低く他の植物からあまり目立たないため雑草のように見えても、ちゃんと花を咲かせることから来ているのでしょうか。

2019年9月8日日曜日

20190908秋明菊

 9月8日は京都復興教会新会堂の献堂12周年記念礼拝がありました。新会堂が完成したときに、東側に小さな池(ガリラヤ池と呼んでいます)を造営し、池の縁にこの秋明菊は植えられました。以来、秋になると淡いピンク色の花を咲かせ、私たちの目を楽しませてくれています。

 秋明菊はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草植物で、古い時代に中国から渡来し、京都の貴船辺りに野生化したので、別名「貴船菊」とも言います。菊と名前が付いていますが、キクではなくアネモネの仲間です。すらりとした茎の先端に5センチ位の花を付け、中央には黄色の雄蕊があります。

 花言葉は「忍耐」「薄れゆく愛」となっています。これはアネモネに関するギリシャ神話の悲しい物語に由来しているそうです。

2019年9月1日日曜日

20190901たますだれ

ヒガンバナ科タマスダレ属の球根草です。中南米や南米が原産地で日本には明治時代の初期に渡来し、丈夫で育てやすいことから日本に定着しました。写真では良く分かりませんが、密集して咲くと細長い葉が簾(すだれ)で白い花が玉のように見えることから名付けられました。英語名は「レインリリー」と言い、雨が降った後に一斉に花が咲く様子から来ています。
其枝幼稚園事務室西側通路の縁に、高さ30センチ位の所に真っ白な可愛らしい花が咲いています。今はまだ一輪しか咲いていませんが、そのうちたくさん開花し10頃頃まで園児たちや保護者の方の目を楽しませてくれると思います。
花言葉は「汚れなき愛」「純白な愛」など、純白で清らかな花姿に由来しているようです。

2019年8月25日日曜日

20190825さるすべり

 今週の花は「さるすべり」、ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木で中国が原産地です。7月中旬から10月頃までピンク色や白い花を咲かせます。幹が成長と共にコルク層が剥がれてすべすべしているように見え、猿でも滑る木ということから名付けられましたが、実際は苦も無く登ることができるようです。漢字では「百日紅」と書き、ピンク色の花が100日間咲き続けているように見えることから名付けられましたが、実際は花が枯れても同じ枝先から次から次へと芽が出てきて咲き続けているように見えているだけのようです。
上のピンク色の「さるすべり」は会堂の東側、駐輪場を出た辺りにあり、下の白色のは其枝幼稚園事務室の向かい側にあります。
花言葉は「雄弁」「愛嬌」など、前者は花が長期間咲き続けている様子から来ており、後者は猿が滑っている様子から来ているようです。

2019年8月18日日曜日

20190818芙蓉

今週の花は「芙蓉」、アオイ科フヨウ属の落葉低木です。夏を代表する花の一つで、8月~10月に咲きます。8月4日の花として紹介した「むくげ」と同属の花ですので良く似ていますが、「芙蓉」の方が葉が大きく全体としてこんもりとしていることや雌しべが少し曲がって花の形も大きいのが特徴です。この花は一日花で夕方には萎んでしまいますが、次から次へと花を咲かせます。中国が原産地で室町時代には日本で親しまれていたようです。
其枝幼稚園の園庭にある掲示板の右隣りにあり、ピンク色の大きな花をたくさん見ることができます。登園してくる園児たちや保護者の方を暖かく迎えてくれる花です。
花言葉は「繊細な美」「しとやかな恋人」など、しとやかで繊細な印象を与える花の姿から来ているようです。

2019年8月11日日曜日

20190811桧扇

今週の花は「桧扇」、アヤメ科アヤメ属の多年草植物です。原産地は日本を含む東アジア、インドです。名前の由来は葉っぱの形が宮中などで使われた桧扇(桧で出来た扇)に似ていることから来ています。7月~8月にオレンジ色に斑点模様のある花が咲きます。秋になると射干玉(ぬばたま)と呼ばれる真っ黒な種子ができるので、別名「烏扇(からすおうぎ)」とも呼ばれます。祇園祭や天神祭などでは魔よけのため床の間などに飾られる花として重宝されています。写真の花の間に茶色く映っているのはこの季節らしくセミの抜け殻です。
其枝幼稚園事務室の教会側に咲いており、高さは1メートル弱しかないので、見落としてしまいそうですが、オレンジ色のトラ柄模様の花は一度見ると強く印象に残ります。
花言葉は「誠意」「誠実」「個性美」など、個性美は独特の花柄から来ているようです。

2019年8月4日日曜日

20190804むくげ

今週の花は「むくげ」、アオイ科フヨウ属の落葉樹です。中国が原産地で平安時代に日本に渡来しました。漢字で書くと「木槿(もっきん)」、韓国では「無窮花(むきゅうげ)」と呼ばれ、これが変化して「むくげ」になった言われています。英語名は「Rose of sharon」で旧約聖書の雅歌に出てくるシャロンのバラに由来しています。花期は7月~10月で薄紫色以外に白や赤色の大きな花を咲かせる種類があります。樹高は大きいものでは3~5メートル位になるものもありますが、教会のは2メートル位です。
教会出入口から入って駐車場の右手前に、先週の「鹿の子ゆり」の隣にあり、綺麗な花をたくさん咲かせています。
花言葉は「信念」「新しい美」など、信念は十字軍がこの花をヨーロッパに持ち込んだことから来ており、新しい美は次から次へと新しい花が咲くことから来ているようです。

2019年7月29日月曜日

20190728鹿の子ゆり

今週の花は「鹿の子ゆり」、ユリ科ユリ属の多年草です。名前は、鹿の子どもに見られるような斑点があることから名付けられました。日本、中国、台湾が原産地で、鹿児島の甑島(こしきしま)列島では鹿の子ゆりが群生しています。江戸時代にシーボルトによってヨーロッパにもたらされ、世界的に知られるようになりました。
教会から其枝幼稚園に向かう通路の右側、駐車場の手前に赤い斑点模様が入って下を向いて咲いている大きな白い百合の花が「鹿の子ゆり」です。
花言葉は「荘厳」「慈悲深さ」「上品」など、斑点が入った白い百合の印象から来ているようです。

2019年7月21日日曜日

20190721おにゆり

今週の花は「おにゆり」、ユリ科ユリ属の植物です。花の色がオレンジ色で黒っぽい斑点模様があり、赤鬼を連想させることから名前が付きました。中国、朝鮮半島、日本が原産地で、7月から8月頃、花が咲きます。20センチほどある花弁は反り返っており、下を向いて咲きます。「おにゆり」の球根はユリ根として食用になります。
写真の花は其枝会館北側の其枝幼稚園出入口付近にあり、「おにゆり」が群生しているのを見ることができます。牧師館の前庭にも色鮮やかな花があちこちで咲いています。
花言葉は「華麗」「陽気」など、花の形が華麗に踊る舞姫を思わせることや花の色が南国を思わせることから来ているようです。また、「賢者」というのもあり他の雑草と比べて一段高いところに咲くイメージから来ているようです。

2019年7月15日月曜日

20190714朝顔

今週の花は「朝顔」、ヒルガオ科サツマイモ属のツル性1年生植物です。種に下剤作用があり、奈良時代に中国から薬草として持ち込まれ、江戸時代から観賞用として親しまれるようになりました。夏を代表する花で、花の色は白、赤、ピンク、青、紫などがあり、大きさも色々な種類があります。名前の由来は、早朝に開花し昼には萎んでしまう様子を朝の美人の顔にたとえたと言われています。
其枝幼稚園の年中組前庭にあるプランターに植えられており、2階の滑り台の方までツルが伸びて、青紫色の花がたくさん咲いているのが見えます。
花言葉は「はかない恋」「固い絆」「愛情」など、すぐしぼんでしまうことやツルでしっかりと支柱につかまっていることなどから来ているようです。

2019年7月7日日曜日

20190707やぶかんぞう

今週の花は「やぶかんぞう」、ユリ科ワスレグサ属の多年草です。別名は「忘れ草」とも呼ばれ、蕾や新芽を食べると心配事を忘れてしまうほど美味しいことから来ています。7月~8月にかけてユリの花に似た大きなオレンジ色の八重の花を咲かせます。有史以前に中国から渡来しており、万葉集でも詠まれています。蕾には解熱の効能があり、葉や根には利尿の薬効があります。
教会出入口から入った道(教会ではシオンの大通りと呼んでいます)の右側や駐車場の北側など、境内のあちこちに色鮮やかな「やぶかんぞう」の花をみることができます。
花言葉は「憂いを忘れる」「悲しみを忘れる」など、「忘れ草」という別名に関係しているようです。

2019年6月30日日曜日

20190630くちなし

今週の花は「くちなし」、漢字で書くと「梔子」、アカネ科クチナシ属の常緑低木です。学名に「ジャスミンのような」という言葉が付いているほど、強くて良い香りがします。写真の花は八重のクチナシで実ができませんが、一重のクチナシはオレンジ色の実ができ、その実は割れないため「口無し」と呼ばれるようになりました。花期は6月中旬から7月頃で、始めは真っ白な花が咲き、やがて橙色に色づきます。その色は「梔子色」と呼ばれます。
教会出入口から入って右側の塀沿いに、1.5メートルほどの高さの木に白い花が4本ほど飛び飛びに咲いているのを目にすることができます。写真を撮った日は雨で生憎良い香りはしませんでした。
花言葉は「とても幸せです」「喜びを運ぶ」「洗練」など。アメリカの習慣で男性が女性をダンスに誘う時にこの花を贈ることや良い香りがすることから贈り物に添えられることなどから来ているようです。

2019年6月23日日曜日

20190623モントブレチア

今週の花は「モントブレチア」、アヤメ科クロコスミア属の球根多年草で、南アフリカが原産地です。「モントブレチア」の名はこの花がフランス人植物学者のMontbret(モンブレ)さんに献上されたことに由来します。日本名は「姫檜扇水仙(ひめひおうぎすいせん)」と呼ばれ、6月~8月にかけて鮮やかなオレンジ色の花を咲かせます。非常に繁殖力が旺盛で育てやすい花です。
教会のホールを出て左側にある白梅のそばに「あじさい」と共に色鮮やかな「モントブレチア」が咲いています。
花言葉は「謙譲の美」「陽気」など、花の咲き方が少し下を向いて咲く様子や色鮮やかな花の雰囲気から来ているようです。

2019年6月17日月曜日

20190616あじさい

今週の花は「あじさい」、アジサイ科アジサイ属の落葉低木で、日本が原産地です。花期は6月~7月頃で、梅雨の花と言えばこの花を思い浮かべる人が多いと思います。色んな種類の花が境内のあちこちに咲いていますが、写真はホンアジサイで、ガクアジサイやアナベルなども見ることができます。其枝幼稚園に通ってくる園児やご父兄の方も色とりどりのアジサイの花に囲まれて心を和ませていることと思います。
写真の花は教会礼拝堂の向かい側、塀沿いに咲いています。アナベルは牧師館から其枝幼稚園に行く門の手前に真っ白い花がたくさん咲いています。ガクアジサイはガリラヤ池横の小径沿いに咲いています。
花言葉は「移り気」「冷淡」「辛抱強さ」など、花の色が少しずつ変わっていくことや長い間咲き続けることなどから来ているようです。

2019年6月10日月曜日

20190609時計草

今週の花は「時計草」、トケイソウ科トケイソウ属のつる性常緑多年草で熱帯植物です。ブラジルが原産地で日本には18世紀に渡来しました。雄蕊が3つに分かれて時計の短針、長針、秒針のように見えることから名付けられました。英語名はPassion Flowerと言い、イエスキリストの受難の花という意味があります。イエズス会の宣教師が初めてこの花を見たとき、キリストの十字架の姿を思い浮かべたためと言われています。パラグアイの国花になっています。
牧師館の北側フェンス、其枝幼稚園出入口の横辺りに道路側から見れば5、6センチ程度の大きさの花を3輪ほど見ることができます。花期は6月上旬から8月初旬頃までです。
花言葉は「聖なる愛」「信仰」「宗教的熱情」など、イエスキリストの十字架刑のイメージから来ています。

2019年6月3日月曜日

20190602ホタル袋

今週の花は「ホタル袋」、キキョウ科ホタルブクロ属の多年草です。英語名はBell Flowerと言い、釣り鐘のような形をした花から来ています。日本名は袋状をした花の中に子供たちが蛍を入れて遊んだことに由来しています。蛍が飛び始める6月の初夏に咲きます。原産地は東北アジアや朝鮮半島、日本などです。
写真の「ホタル袋」は牧師館の玄関、幼稚園側にある鉢植えに、赤紫色の釣り鐘状の花が今は5輪咲いています。
花言葉は「忠実」「正義」「誠実」など、花の形が教会の鐘に似ており教会のイメージから来ているようです。

2019年5月26日日曜日

20190526うの花

今週の花は「うの花」、アジサイ科ウツギ属の落葉低木です。漢字で書くと「卯の花」、旧暦の卯月(現在の5月)頃に咲くことから名付けられました。また、本来は茎や根の中心が空洞になっていることから「ウツギ(空木)」と呼ばれ、その先頭の一文字を取って「うの花」と言われるようになりました。白い花が5月~6月頃、ふっくらとした塊りとなって咲くことから「雪見草」とも呼ばれています。
 牧師館の玄関から左に進んで其枝幼稚園に行く門の左手前に2メートル位の木があり、今は白い花が遠くから見ると雪が積もっているように見えるほどたくさん咲いています。
花言葉は「秘密」「古風」「風情」など。秘密は茎の中が空洞になっていることから、また、古風や風情は花のイメージから来ているようです。

2019年5月20日月曜日

20190519かきつばた

今週の花は「かきつばた」、アヤメ科アヤメ属の多年草です。いずれアヤメかカキツバタという言葉があるようにアヤメとよく似ていますが、アヤメは乾いた土の所に咲くのに対し、カキツバタは水生植物ですので湿地や水のある所に咲きます。原産地は日本、朝鮮半島から東シベリア地方です。
教会ホールを出た所にある池(ガリラヤ池と名付けられています)にたくさん花を咲かせています。
花言葉は「良い便り」「幸せが来る」「希望」など、万葉集で詠まれたカキツバタの歌やギリシャ神話に由来しているそうです。

2019年5月13日月曜日

20190512ジャーマンアイリス

 今週の花は「ジャーマンアイリス」、アヤメ科アヤメ属の多年草で、地中海地方が原産地です。ジャーマンはドイツ、アイリスはギリシャ語で虹を意味します。1800年代頃、ドイツやフランスで品種改良が行われ、その後、アメリカで多くの品種が生まれました。虹のように赤、ピンク、オレンジ、青、紫、白、黄など花の色は多彩で鮮やかですので非常に良く目立ちます。5月~6月頃開花します。アイリスの種類は200種ほどありますが、地植えで育てやすいのがジャーマンアイリスです。ジャーマンアイリスと名前が付いていますが、フランスの国花になっています。
駐車場の出入口近くにある花壇に咲いている黄色の大きな花と上の写真のように白と紫色のツートンカラーの花がジャーマンアイリスです。
花言葉は「情熱」「燃える思い」など、ギリシャ神話に由来しています。

2019年5月5日日曜日

20190505紫蘭

 今週の花は「紫蘭」、ラン科シラン属の宿根草で、日本、台湾、中国が原産地です。地生ランの一種で日なたの草原で良く見かけますが、野生のものは準絶滅危惧種に指定されています。良く見かける「紫蘭」は栽培種で日なただけでなく半日陰でも良く育ち、乾燥や過湿の環境にも耐えて育てやすい植物です。紫色の花を咲かせることから名前が付きました。4月中旬から6月初め頃まで花を咲かせます。
境内のあちこちに咲いており、写真の花は駐車場の北側、其枝会館玄関前近くにある花壇に群生している紫蘭です。高さが40~50センチ位の所に花が咲いており、葉っぱは幅が広くて縦筋がたくさん入っています。
花言葉は「あなたを忘れない」「薄れゆく愛」 「美しい姿」など、前の二つはヒヤシンスの花言葉と同じでギリシャ神話の悲劇の話から来ています。

2019年4月28日日曜日

20190428花ずおう

今週の花は「花ずおう」、マメ科ハナズオウ属の落葉低木で漢字では「花蘇芳」と書きます。3月から4月頃、葉に先立って枝に直接花がつきます。中国が原産地で江戸時代初期に日本に渡来しました。花の色が赤色染料として重要な別種の蘇芳(すおう)の木の染汁の色(蘇芳色と呼ばれています)とよく似ているため名付けられました。
其枝会館の庭南側塀沿いに高さ2メートル程の細い木の枝に1センチ位の蝶形の蘇芳色の花がたくさん付いています。
花言葉は西洋では「裏切り」「不信仰」、この嬉しくない花言葉はイエスキリストを裏切ったイスカリオテのユダがセイヨウハナズオウの木で命を絶ったことから来ているようです。日本では梅、桜に続き春を告げる花として「喜び」「豊かな生涯」となっています。

2019年4月22日月曜日

20190421しゃが

 今週の花は「しゃが」、アヤメ科アヤメ属の常緑多年草です。中国が原産地でかなり古い時代に日本に入ってきた帰化植物です。日本の「しゃが」は種子ができず、地下茎で増えていきます。4月から5月頃、白地に3か所黄色の模様とその周りに紫色の斑点模様とがある花を咲かせます。群生しますので良く目立ちます。しゃがは漢字では「射干」や「著莪」と書きます。別名は「胡蝶花」とも言います。花は朝に開き夕方には萎んでしまいます。
境内のあちこちで咲いていますが、一番多く群生しているのは其枝幼稚園園庭の砂場の横です。一面「しゃが」の花が咲いており、そこだけぱっと明るくなったような感じがします。
花言葉は「友人が多い」「反抗」など、 群生することや太陽を避けて日陰で育つことから来ているようです。

2019年4月15日月曜日

20190414アネモネ


今週の花は「アネモネ」、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で球根植物です。地中海が原産地で日本には明治時代初期に渡来しました。名前の由来はギリシャ語で風を意味するanemosから来ています。和名は「牡丹一華(ぼたんいちげ)」や「紅花翁草(べにばなおきなぐさ)」と呼ばれています。色々な種類があり、一重や八重のもの、花色も桃、青、赤、白など園芸種もたくさんあります。
教会入り口から入って直ぐ右側の塀沿いに、30センチくらいの高さの所に咲いているのが「アネモネ」です。赤紫や白色などの花が咲きかけています。
花言葉は「はかない夢」「薄れゆく希望」「恋の苦しみ」など、暗いイメージの花言葉になっていますが、これはギリシャ神話の悲劇の物語に由来しています。

2019年4月7日日曜日

20190407乙女椿

今週の花は「乙女椿」、ツバキ科ツバキ属の常緑樹です。この椿の特色は花で、ピンク色のきれいな千重の形です。乙女椿という名の由来は、その雰囲気から来ているのではなく、実ができないことや江戸時代にこの椿を他藩等に譲ることを止めたことから「お止め」椿と呼ばれそれが変化したと言われています。
駐輪場の其枝幼稚園寄りに高さ約2メートルの椿の木にピンク色の花を咲かせているのが「乙女椿」です。
花言葉は「控えめな美」「控えめな愛」、椿全般の花言葉が「理想の愛」「完璧な魅力」などであるのに対し、乙女らしい控えめなところが由来となっているようです。

2019年4月1日月曜日

20190331平安しだれ

今週の花は「平安しだれ」、バラ科サクラ属の落葉樹です。正式名は「八重紅枝垂(やえべにしだれ)」と言い、エドヒガン系の園芸品種です。名前のとおり花は八重でピンク色が濃く、枝垂れているのが特徴です。一般的なソメイヨシノより少し早く花が咲き始めます。明治時代に仙台で植樹され広まったことから、別名「仙台八重枝垂」「仙台小桜」とも呼ばれますが、平安神宮にもあり、関西地方では「平安しだれ」と呼ばれています。
其枝幼稚園の園庭横にある復活の丘の真中辺りに3メートルほどの高さの桜の木が「平安しだれ」です。まだ蕾の方が多いですが、ちらほらと開花しているものもあり、入園式の頃には満開で園児たちを迎えてくれることと思います。
花言葉は「優美」「ごまかし」など、ごまかしは垂れ下がった枝が何かを隠しているように見えることから来ているようです。

2019年3月24日日曜日

20190324袖隠

今日の植物は「袖隠」、ツバキ科ツバキ属の常緑高木で、白色八重の直径13センチ以上の極大輪の花を咲かせるのが特徴です。昭和の初期に埼玉県で作られた園芸品種です。名前の由来は白い花があまりにも美しいことから詠まれた古今集から来ているそうです。3月から4月頃までが見頃です。
其枝会館の中庭に入った所にある2メートルを超える木に白くて大きな蕾がたくさん付いていて、一部大輪の白い花を咲かせていますので直ぐに分かります。
花言葉は「気取らない優美さ」、一般的に白い椿の花言葉は「完全な美しさ」「申し分のない魅力」となっていますが、袖隠は大きすぎて完全ではないのかもしれません。

2019年3月17日日曜日

20190317すみれ

今週の植物は「すみれ」、スミレ科スミレ属の植物の総称です。道端などに咲く春の野草の一つで、深い紫色(スミレ色)が特徴です。地下茎で増えていき、花はラッパ型をしており、5枚の花弁を付けます。漢字では「菫」と書き、日本が原産地で、北海道から屋久島まで全国で見ることができます。パンジーやビオラはスミレの園芸品種です。
境内のあちこちに見ることができ、写真の「すみれ」は牧師館の前庭で撮ったものです。
花言葉は「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」など、道端でひっそりと咲いている様子から来ているようです。

2019年3月10日日曜日

20190310さんしゅゆ

今週の植物は「さんしゅゆ」、ミズキ科ミズキ属の落葉小高木です。原産地は中国や朝鮮半島で日本には江戸時代に薬用植物として持ち込まれ、その後、観賞用として庭木などに利用されています。漢字では「山茱萸」と書き、これが名前となっています。茱萸はグミのことで、秋になると真っ赤なグミのような実がなります。春を告げる花の一つで2月下旬から4月頃葉っぱが出る前に黄色い花をたくさん咲かせますので、別名「春小金花」とも言います。
駐輪場の幼稚園側右手の方に高さ2メートルほどの木にまだ蕾状態ですが、小さくて黄色い花をたくさん付いているのが「さんしゅゆ」です。
花言葉は「持続」「耐久」「強健」など、薬のイメージから来ているようです。

2019年3月4日月曜日

20190303クロッカス

今週の花は「クロッカス」、アヤメ科サフラン属の多年草で球根植物です。別名は「花サフラン」「春サフラン」などと呼ばれています。サフランが晩秋に花を咲かせ、薬用やスパイスとして用いられるのに対し、クロッカスは2月から3月の早春にかけて花を咲かせ、観賞用として育てられるためにこのように呼ばれています。原産地はヨーロッパ南部や地中海沿岸で、花の色も黄色や白、薄紫、紅紫など色々あり、数多くの品種があります。
其枝幼稚園の園舎出入口近くにある花壇に地植えのクロッカスがあり、背丈の大きい水仙の横で目立たないようにひっそりと地面近くに鮮やかな黄色い花を咲かせています。
花言葉は「青春の喜び」「切望」など、春を告げる花から来ているようです。