2019年2月24日日曜日

20190224かな椿

今週の花は「かな椿」、椿はツバキ科ツバキ属の常緑樹で照葉樹林を代表する樹木です。この椿は「かな椿」という名が付けられていますが、京都復興教会の信徒の方にお子さんが生まれたときにその方が記念として植樹されたことに由来するそうです。花色は薄いピンク色で、八重の可愛らしい椿です。椿は2月から4月頃まで花を楽しむことができます。
其枝会館の玄関前にある高さが約2メートルの樹木がこの木です。まだ開花している花は少なく、蕾もあまりありませんが、これから暖かくなるにつれ花を咲かせてくれることと思います。
椿全般の花言葉は「控えめな優しさ」「誇り」などで、ピンク色の椿は「控えめな美」「慎み深い」となっています。

2019年2月17日日曜日

20190217白梅

今週の植物は「白梅」、バラ科サクラ属の落葉高木です。1月27日にこのコーナーで紅梅を紹介しましたので、そこで触れなかったことを紹介します。現在、花と言えば桜が代表的ですが、万葉集で取り上げられている花は梅の方が断然多く、それも白梅を指していたようです。しかし、梅は一番ではなく、萩が梅を上回っていますので、当時の花と言えば、春は梅、秋は萩ということになります。
教会ホールを出た左側のフェンス沿いに白梅があり、ちらほらと花を咲かせています。
白梅の花言葉は「気品」、紅梅の華やかさに比べて上品で落ち着いた花姿に由来しているようです。

2019年2月10日日曜日

20190210ふきのとう

今週の植物は「ふきのとう」、キク科フキ属の多年草で、蕗(ふき)の花芽のことです。漢字で書くと「蕗の薹」、2月初旬から3月末頃まで見ることができます。日本が原産地で北海道から沖縄まで育ちます。春を代表する山菜の一つで、花が咲く前にてんぷらにするとおいしく食べることができます。
礼拝堂・ホール南側の道路(シオンの大路と呼んでいます)沿いに地面からいくつか芽を出していますが、良く見ないと見落としてしまいます。
花言葉は「待望」「愛嬌」「仲間」など、「待望」は春を感じさせることから、「愛嬌」や「仲間」は花芽の様子から来ています。

2019年2月4日月曜日

20190203ふくじゅそう

今週の花は「ふくじゅそう」、キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草です。漢字で書くと「福寿草」、新春に福を招くおめでたい花ということで名付けられました。別名は「元日草」「朔日草(ついたちそう)」とも呼ばれています。日本では北海道から九州にかけて見られます。2月から開花し、3月中旬頃まで地面近くに黄色い花が咲きます。花は日が照っているときに開き、日が陰ると閉じます。根と茎は有毒で「フキノトウ」と間違ったりして食べると呼吸困難や心臓麻痺を引き起こす危険があります。
其枝会館の裏庭にある梅の木の根元辺りに、下の写真のように蕾や花を見ることができます。
花言葉は「幸せを招く」「永久の幸福」「祝福」といった名前から来た花言葉以外に、「悲しき思い出」というのがあります。これは西洋の花は血のような赤色をしておりギリシャ神話に出てくる青年の悲劇物語から来ています。