2022年1月30日日曜日

20220130まんりょう

 今週の植物は「まんりょう」、ヤブコウジ科の常緑小低木です。夏頃、小さくて白い花が咲き、12月頃から赤い実をたくさん付けます。漢字では「万両」と書きます。百両と十両は同じヤブコウジ科ですが、千両はセンリョウ科の植物で葉っぱの上に赤い実を付けます。東アジアからインドの温暖な場所に分布しています。

 写真の「万両」は駐輪場の教会側の垣根のそばにあり、境内のあちこちで見かけることができます。花言葉は「寿ぎ」「財産」「慶祝」など、赤い実は縁起物として好まれていることや実をたくさん付けて熟しても落ちないことなどから来ています。

 百両や十両と万両は同じヤブコウジ科ですが、実のつき方や大きさが異なり、万両は1メートルほどの高さがありこぼれるほどの実を付けるのに対し、百両は万両よりも低く実が少なく、十両は更に小さくて実が少なくなります。他に、一両というのもあり、こちらはアカネ科の植物で、「アリドウシ」の別名、鋭い棘を持つ植物です。

2022年1月24日月曜日

20220123寒紅梅

 今週の花は「寒紅梅」、バラ科の落葉小高木です。梅は中国が原産地で奈良時代に日本に入ってきました。万葉集では白梅がよく詠まれ、平安時代になると紅梅が好まれるようになりました。「寒紅梅」は園芸品種のひとつで、1月~2月頃紅色の花を咲かせる早咲きの梅です。

 其枝幼稚園職員室の前にあり、現在はまだ数輪咲いているだけですが、蕾がたくさんついており、もう暫くすると満開になり辺りを明るくしてくれることと思います。花言葉は「高潔」「忠実」「上品」など、花の雰囲気から来ているようです。忠実というのは、菅原道真が京から太宰府に左遷されたときに、道真が大切にしていた桜、松、梅のうち梅だけが一夜のうちに太宰府まで飛んで行って根付いたという伝説から来ています。

 オミクロンのコロナウィルスのため第6波の大きな波が来ています。近所の保育園や幼稚園も休園となってしまいました。働いている方にも大きな影響があり、一刻も早い終息を願うばかりです。

2022年1月17日月曜日

20220116ろうばい

 今週の花は「ろうばい」、ロウバイ科の落葉樹で漢字では「蝋梅」又は「蠟梅」と書きます。中国が原産地で日本には17世紀頃江戸時代の初期に入ってきました。梅の字が入っていますが梅とは別種です。蝋作りの梅のように見えることや蠟月(旧暦12月のこと)に咲き始めることから名前が付きました。

 其枝会館の向かいにある駐輪場の右側にあり、まだ蕾のほうが多いですが、花もちらほら咲いています。花期は12月から2月頃で良い香りがする花です。花言葉は「慈しみ」「ゆかしさ」「先見」など、寒い冬に良い香りのする花を咲かせ人々を嬉しい気持ちにしてくれること、花が下を向いて咲いている様子、他の花に先駆けて開花することなどから来ています。

 「ろうばい」は1月の季語になっており、他に早梅、寒梅、冬桜、寒椿、水仙、葉牡丹などがあります。芥川龍之介の句で「蠟梅や 雪うち透かす 枝の丈」というのがあります。芥川にとって蠟梅は特別な花のようで、短いエッセーも書いているようです。義母や妻が好きな花の一つです。

2022年1月9日日曜日

20220109松

 今週の植物は「松」、マツ科の常緑高木です。北半球の熱帯直下から北極圏まで広い範囲に100種類ほど分布しており、最近では南半球にも移植されて見ることができるようです。葉っぱが針のように細長く先が尖っていることや松ぼっくり(又は松かさ)と呼ばれる実がなることが特徴です。枝から二股に分かれるているのが二様松、五股に分かれているのが五葉松で、一説によると松という名はこの股が転じたものだと言われています。

 松は其枝幼稚園の職員室の前にあり、写真は牧師館を背景に写したものです。昨年暮れに、植木屋さんに剪定していただいたので良い形に整えられています。花言葉は「不老長寿」「哀れみ」「同情」など、不老長寿は松が長命であることから来ており、後の二つは神話から来ています。

 松竹梅という言葉があります。いずれも寒い冬を耐えることから中国の文人画の画題として用いられていたのが日本に伝わり、慶事の植物として好まれるようになりました。懐石料理や鰻丼などで松竹梅のランクがあるようですが、本来差はなく、音の響きや日本で縁起物として考えられるようになった歴史的な順序などから便宜的にランク付けされたのが真相のようです。

2022年1月3日月曜日

20220102スノードロップ

 今年最初の花は「スノードロップ」、ヒガンバナ科の多年草で、球根で増えます。冬の終わりから春先に花を咲かせ、春を知らせる花として知られており、東ヨーロッパが原産地です。名前は花の形が16世紀頃ドイツで人気のあった涙滴型の真珠のイヤリングに似ていたことから来ています。

 車道から教会の出入口を入って直ぐ右側の地面近くに2センチくらいの白い花が下を向いて咲いているのが「スノードロップ」です。写真の花はまだ開花していませんが、2月頃になると大小6枚の花弁が開き中から緑色の芯が見えるようになります。

 花言葉は「慰め」「希望」「楽しい予告」などで、キリスト教の伝説では、エデンの園を追われて困っているアダムとイヴが、最初に迎えた冬に降ってきた雪を天使が「スノードロップ」の花に変えて二人を慰めたという逸話があり、そこから花言葉が来ています。