今週の花は「ろうばい」、ロウバイ科の落葉樹で漢字では「蝋梅」又は「蠟梅」と書きます。中国が原産地で日本には17世紀頃江戸時代の初期に入ってきました。梅の字が入っていますが梅とは別種です。蝋作りの梅のように見えることや蠟月(旧暦12月のこと)に咲き始めることから名前が付きました。
其枝会館の向かいにある駐輪場の右側にあり、まだ蕾のほうが多いですが、花もちらほら咲いています。花期は12月から2月頃で良い香りがする花です。花言葉は「慈しみ」「ゆかしさ」「先見」など、寒い冬に良い香りのする花を咲かせ人々を嬉しい気持ちにしてくれること、花が下を向いて咲いている様子、他の花に先駆けて開花することなどから来ています。
「ろうばい」は1月の季語になっており、他に早梅、寒梅、冬桜、寒椿、水仙、葉牡丹などがあります。芥川龍之介の句で「蠟梅や 雪うち透かす 枝の丈」というのがあります。芥川にとって蠟梅は特別な花のようで、短いエッセーも書いているようです。義母や妻が好きな花の一つです。
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