2024年2月14日水曜日

2024 02 11 あせび(馬酔木)

 

アセビは、ツツジ科・アセビ属に分類される常緑性の低木で,葉や茎に含まれる有毒成分よって「足がしびれる」ことが変化して「アセビ」と名付けられました。

 アセビは茎も葉も株全体にアセトポキシンという有毒成分を含んでいて、葉っぱを食べた馬がこの毒のせいで酔っ払ったようにふらふらしてしまったことから、「馬酔木」と名付けられたそうです。

 お花はスズランが鈴なりに咲いたような、つぼ型の小さくてかわいらしい花が密集して咲きます。そんな可愛い見た目とは裏腹になかなか強力な毒を持つということ。もちろん虫もつかないので手入不要の庭木になるらしいですが。。。

なんか危険な香りがしますね。でも危険なだけではなく
 江戸時代後期の本草学者、小野蘭山の著書「本草網目啓蒙」にはアセビを煎じた液体を冷やし、菜園にやってくる虫を駆除するための殺虫剤としていたことが記されていて、アセビが持つ有毒成分を上手く利用していたのですね、当時から日本人の暮らしに溶け込んでいた植物という事です。
万葉集にアセビを題材とした和歌がいくつかあることから、奈良時代には、もうすでに愛でられていたこともわかります。
 
俳句では 馬酔木(あしび)の花 は 春の季語の1つ、だそうです。

似た花に「ドウダンツツジ」がありますが。こちらは
「安心してください!無毒です」

あせびの花言葉は、「犠牲」「献身」「清純な心」「あなたと二人で旅をしましょう」

花言葉は毒とは結び付かない感じですね~。

毒を持つという嫌われがちなことも、とらえ方によっては毒が薬になる。

短所は長所になりえるといったところでしょうか。。

可愛いお花が咲き、手入不要の低木庭木。。挿し木で簡単に増やせるってことでした。魅力的ですね~

さて、2月は京都復興教会にとって創立記念の月間です。

 礼拝では、教会創立の当時の話や教会員の方の「あかし」を聞いたり、洗礼式もあったり。盛りだくさん、どなたでもおいでください😊



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