「なるこゆり」(鳴子百合)は、山地の林や山野の草地に生える多年草です。
東アジアに広く分布し、わが国でも本州~九州に自生しているとの事。
名の由来は、花のつき方が、田畑から害鳥を追い払う鳴子に似ていて、この様子を鳴子に見立てて付けられました。ただ「あまどころ」(甘野老)とよく似ていて、見分けることは、しばしば困難でだそうで。。実際「ナルコユリ」「ナルコラン」「ナルコ」の名で花屋さんで売られている斑入りの葉ものは、「なるこゆり」(鳴子百合)でもランでもなく、「あまどころ」(甘野老)Polygonatum odoratumであることが多いようです。
2つの違いは、茎を見ると見分けることができます。「なるこゆり」(鳴子百合)は茎の断面が円形で角がありません、「あまどころ」(甘野老)は角ばった形をしていて茎に角があります。花の時期も違い、「あまどころ」(甘野老)は4月~5月、「なるこゆり」(鳴子百合)は5月~6月が開花時期で、花の咲き方は、葉っぱの脇からその名のとおりで鳴子のように3~5つ程度の花をつけるのに対して「あまどころ」(甘野老)は1~3つ程度です
花の形も「あまどころ」(甘野老)が鐘状に対し、「なるこゆり」(鳴子百合)は細く中央がややくぼみ、わずかに開きます。
花言葉は、 「懐かしい音」、「あなたは為れない」、「元気を出して」、「心の痛みを判る人」など。
どちらも若芽、花、地下茎が食用になり。山菜として食用にされるところは同じで、アマドコロは春の若芽や地下茎には甘みがあるとの事でした、
ちなみに「あまどころ」(甘野老)の花言葉は、「元気を出して」「心の痛みがわかる人」で見た目も花言葉もほぼ同じってことですね!
さて、ここで問題です!
復興教会で見つけ撮ってきたこの写真の花(記事上部の写真はこの写真↓のアップです)は「なるこゆり」「あまどころ」のどちらでしょうか?
0 件のコメント:
コメントを投稿