2015年3月30日月曜日

20150329杏子の花

今週の花は「杏子の花」、バラ科サクラ属の落葉小高木ですが、復活の丘(納骨堂)の階段近くにある杏子の木は5メートルほどの高さがある大きな木です。桜や梅は同じバラ科サクラ属ですので良く似ていますが、ピンク色が少し薄い色をしています。開花時期は梅より少し後で、桜より少し早く咲きます。中国原産で奈良時代に梅と共に渡来したと言われています。英語名はアプリコットと呼ばれ、初夏に梅に似た実がなり、唐桃(からもも)とも呼ばれています。種子は生薬として用いられ、杏仁豆腐にも使われています。花言葉は「臆病な愛」「乙女のはにかみ」「疑い」「疑惑」など。
 今週で2014年度も終わります。水曜日からは2015年度に入ります。入園式、入学式、入社式や転勤などを迎えられる方は希望と共に不安もあることと思います。新しい場所で良き出会いがありますよう、そして神様のお守りがありますようお祈りします。今年のイースターは次週の4月5日となっています。私たちの罪の身代わりとなって十字架にかかり、復活された救い主イエスキリストを2015年度最初の礼拝で共に覚えたいと思います。

2015年3月22日日曜日

20150322さんしゅゆ

今週は「さんしゅゆ」、漢字では「山茱萸」と書きます。ミズキ科の落葉小高木で、駐輪場の屋根を超える高さの木に黄色い花をたくさん付けています。早春に葉を付ける前に黄金色の花をたくさん付けることから「春黄金花」という別名が付いており、春を彩る花の一つです。しゅゆ(茱萸)はグミのことで、秋になると赤いグミのような実を付けます。原産地は中国や朝鮮半島で、江戸時代中期に薬用植物として日本に伝えられたようです。実は生薬として利用されており、強精薬、止血、解熱作用の効用があるそうです。花言葉は「持続」「耐久」「強健」など。
 先週19日の木曜日に其枝幼稚園の卒園式があり、出席することができました。16名の園児が卒園式を迎え、式には年少組の子や年中組の子たちも参加していました。最後に、卒園児一人一人に握手して「おめでとう」と祝福の言葉を述べたのに対し、卒園児たちも「ありがとう」と言葉を返して、微笑ましい雰囲気となりました。お互いに並ぶと背の高さが大分違っており、それだけ成長して大きくなったのだということが良く分かります。神様のお守りと導きが卒園児たちの上に豊かにありますようお祈りします。

2015年3月15日日曜日

20150315すみれ

今週は「すみれ」、広義にはスミレ科スミレ属の総称で、狭義にはビオラ・マンジュリカ(満州地方の紫色をした花という意味)という種類の和名です。 境内のあちこちに咲いていますが、写真のは牧師館の西側にあります。花の形がラッパのようで墨入れ(墨壺)に似ていることに由来しているという説があります。春に花を咲かせる野草の一種で、日本全国で見られます。すみれは東アジアにしか分布しておらず、欧米ではパンジーやビオラなどと呼ばれています。花言葉は「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」 「思慮深い」など、道端などにひっそりと咲いている姿から来ているようです。
 3月11日は東日本大震災から4年目の節目を迎えました。今なお東北地方の海岸沿いは家もなく当時の爪痕が残っており復興はまだまだこれからということが分かります。原発事故で汚染されたごみなどが黒い袋に入れられて野ざらしにされている映像や故郷に帰れない人がたくさんおられることを考えると原発に頼らないエネルギー政策が必要だということも分かります。私たちはこれからも被災地の方々を決して忘れてはいけないと思います。

2015年3月10日火曜日

20150308レンテンローズ

今週は「レンテンローズ」、キンポウゲ科ヘレボラス属の花でバラに似た花がレント(受難週)の季節に咲くことからこのように呼ばれています。学名はヘレボラス・オリエンタリスと言いギリシャ語でヘレボラスは地獄を意味し、荒れた土地に自生することに由来しています。クリスマス頃開花するクリスマスローズも同じ仲間で、学名はヘレボラス・ニゲルと言います。教会のあちこちに咲いていますが、写真の花は其枝会館前の幼稚園出入口付近にある石像の手前に咲いています。花言葉は「私の心を慰めて」「大切な人」「固い友情」など。
 3月も2週目を迎え少し春の陽気を感じる日もありましたが、今日は真冬に逆戻りしたような寒さです。低気圧が猛烈に発達して北海道に移動し、西高東低の気圧配置となったため日本に寒波がやって来ました。良く言われるように、お彼岸が過ぎないと暖かくならないのかもしれませんね。

2015年3月2日月曜日

20150301青軸

今週は青軸(白梅)、2月15日に寒紅梅を紹介したとおり、梅はバラ科サクラ属に属します。梅にはたくさんの種類があります。青軸は枝や萼が緑色をしており、蕾も緑白色で花は白色をしています。教会ホールの台所側から出ると直ぐ左側にあります。撮影した日は雨が降っていたため、枝の色は良く分かりませんが、蕾がたくさん付いており、これから満開を迎えます。梅の一般的な花言葉は「高潔」「忠実」「忍耐」などですが、白梅の花言葉は「気品」となっています。
 2015年も3月に入りました。寒さもだいぶ和らぎ春本番という感じがします。6日の金曜日には24節気の啓蟄を迎えます。大地が温まり冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃という意味があります。年度末のため忙しくされている方も多いことと思います。其枝幼稚園は3月19日に卒園式を迎えます。年長さんは幼稚園での残り少ない日々を楽しく元気に過ごし、新しい小学校に希望をもって進学していただきたいと願っています。