2016年3月28日月曜日

20160327つくし

今週は「つくし」、スギナの胞子茎です。スギナはシダ植物でトクサ科トクサ属の総称、スギナは栄養茎で杉の形に似ていることから杉菜と名付けられました。つくしは漢字では土筆と書き、土に筆を突き刺したように見えることから来ています。つくしが出来ずにすぐにスギナが出てくることが良くあり、以前は境内で良く見られましたが、最近あまり見かけなくなり、スギナばかりが目立ちます。写真のつくしは牧師館の北側フェンス沿いに2つあったうちの一つです。花言葉は「向上心」「意外」「努力」「驚き」など。
  今週で3月も終わります。2015年度は皆さんにとってどんな年でしたでしょうか。教会は創立70周年を迎え、新しいオルガンが設置されたり、塔にイタリア製の鐘が設置されたりして記念の年となりました。イースターも昨年4月にあり、昨日の3月27日にもあったため、2回もあるという珍しい年となりました。2016年度がどんな年になるか分かりませんが、主イエスキリストの福音を述べ伝えて行く教会としての歩みを着実に進めて行きたいものです。

2016年3月21日月曜日

20160320木瓜

今週の花は「木瓜(ボケ)」、バラ科ボケ属の落葉低木で教会ホールから出た所の池の向う側に1センチ位の真っ赤な蕾がたくさん付いており、一部花を咲かせています。中国大陸原産で平安時代に日本に帰化しました。果実が瓜に似ており、木になる瓜という意味の木瓜(もけ又はぼっけ)が転訛したと言われています。3月から4月頃花が咲きその後に葉が出てきます。日本では庭木や盆栽として好まれて植えられています。花言葉は「先駆者」「指導者」「妖精の輝き」など。
 先週の土曜日に其枝幼稚園の卒園式が行われ、9名の園児が巣立っていきました。何度か式に出席していますが、いつも感激します。最後に在園児の一人一人が卒園児たちに握手をして周り、「おめでとう」と声をかけ「ありがとう」と応える姿は何とも言えないくらい微笑ましいものです。人数が少ないから出来ることですが、其枝幼稚園の素晴らしい伝統の一つだと思います。

2016年3月14日月曜日

20160313桜桃

今週の花は「桜桃」、バラ科サクラ属の果樹で樹木を桜桃(オウトウ)、果実をサクランボと分けて言いますが、生産者の方は果実も桜桃と呼ぶそうです。6月頃できる実のことを坊と言い、「桜の坊」が転じてサクランボと呼ばれるようになりました。原産地はトルコ辺りで、明治初期にドイツ人により北海道へ持ち込まれ、全国に広まりました。復活の丘(納骨堂)の入口横に咲いています。桜に比べると花の色は白っぽい感じがします。太宰治の命日6月13日の桜桃忌が有名です。花言葉は「善良な教育」「小さな恋人」「上品」など。
 寒の戻りで全国的に冷え込んでいるようです。しかし、夜が明けるのが早くなり、日が沈むのが大分遅くなり、確実に春がやって来ています。来週日曜日は春分の日ですので昼と夜の長さが同じになり、それ以降はどんどん昼が長くなりますので、気分も明るくなっていきます。其枝幼稚園の卒園式は19日土曜日に行われ、卒園児は希望を胸に小学生となっていきます。3月は年度の終りで一区切りを迎え、4月からの新しい年度に向かっての準備の時でもあります。良い出会いがあることを期待したいものです。

2016年3月7日月曜日

20160306レンテンローズ

今週の花は「レンテンローズ」、キンポウゲ科クリスマスローズ属の多年草で、境内には色々な花のレンテンローズが咲いています。写真は幼稚園北側の道路とフェンスに囲まれた所に咲いています。名前はイースターの前のレント(受難節)の頃に咲くことから名付けられました。学名はヘレボラス・オリエンタリスと言い、よく似た花にクリスマスローズ(学名ヘレボラス・ニゲル)がありますが、こちらは冬に咲き花の色は白だけしかありません。レンテンローズの花は殆ど下を向いて咲いていますがたまたまこの花は茎が絡まって上を向いていました。花言葉は「私を心を慰めて」「大切な人」など。
 今週は3月11日を迎えます。東日本大震災が発生してから5年の月日が経ちます。あの時の映像を見ると自然の恐ろしさを痛感せずにはおられません。今なお避難生活を送られている方が大勢おられ、特に福島原発の事故により故郷に戻る事が出来ない方にとっては困難な状況にあることとお察しします。一旦、原発事故が起こると取り返しがつかない状況になることを考えると、地震や火山の爆発などが頻繁に起こる日本で原発を造ることは絶対避けるべきだというのが今回の教訓であった思います。