2019年8月25日日曜日

20190825さるすべり

 今週の花は「さるすべり」、ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木で中国が原産地です。7月中旬から10月頃までピンク色や白い花を咲かせます。幹が成長と共にコルク層が剥がれてすべすべしているように見え、猿でも滑る木ということから名付けられましたが、実際は苦も無く登ることができるようです。漢字では「百日紅」と書き、ピンク色の花が100日間咲き続けているように見えることから名付けられましたが、実際は花が枯れても同じ枝先から次から次へと芽が出てきて咲き続けているように見えているだけのようです。
上のピンク色の「さるすべり」は会堂の東側、駐輪場を出た辺りにあり、下の白色のは其枝幼稚園事務室の向かい側にあります。
花言葉は「雄弁」「愛嬌」など、前者は花が長期間咲き続けている様子から来ており、後者は猿が滑っている様子から来ているようです。

2019年8月18日日曜日

20190818芙蓉

今週の花は「芙蓉」、アオイ科フヨウ属の落葉低木です。夏を代表する花の一つで、8月~10月に咲きます。8月4日の花として紹介した「むくげ」と同属の花ですので良く似ていますが、「芙蓉」の方が葉が大きく全体としてこんもりとしていることや雌しべが少し曲がって花の形も大きいのが特徴です。この花は一日花で夕方には萎んでしまいますが、次から次へと花を咲かせます。中国が原産地で室町時代には日本で親しまれていたようです。
其枝幼稚園の園庭にある掲示板の右隣りにあり、ピンク色の大きな花をたくさん見ることができます。登園してくる園児たちや保護者の方を暖かく迎えてくれる花です。
花言葉は「繊細な美」「しとやかな恋人」など、しとやかで繊細な印象を与える花の姿から来ているようです。

2019年8月11日日曜日

20190811桧扇

今週の花は「桧扇」、アヤメ科アヤメ属の多年草植物です。原産地は日本を含む東アジア、インドです。名前の由来は葉っぱの形が宮中などで使われた桧扇(桧で出来た扇)に似ていることから来ています。7月~8月にオレンジ色に斑点模様のある花が咲きます。秋になると射干玉(ぬばたま)と呼ばれる真っ黒な種子ができるので、別名「烏扇(からすおうぎ)」とも呼ばれます。祇園祭や天神祭などでは魔よけのため床の間などに飾られる花として重宝されています。写真の花の間に茶色く映っているのはこの季節らしくセミの抜け殻です。
其枝幼稚園事務室の教会側に咲いており、高さは1メートル弱しかないので、見落としてしまいそうですが、オレンジ色のトラ柄模様の花は一度見ると強く印象に残ります。
花言葉は「誠意」「誠実」「個性美」など、個性美は独特の花柄から来ているようです。

2019年8月4日日曜日

20190804むくげ

今週の花は「むくげ」、アオイ科フヨウ属の落葉樹です。中国が原産地で平安時代に日本に渡来しました。漢字で書くと「木槿(もっきん)」、韓国では「無窮花(むきゅうげ)」と呼ばれ、これが変化して「むくげ」になった言われています。英語名は「Rose of sharon」で旧約聖書の雅歌に出てくるシャロンのバラに由来しています。花期は7月~10月で薄紫色以外に白や赤色の大きな花を咲かせる種類があります。樹高は大きいものでは3~5メートル位になるものもありますが、教会のは2メートル位です。
教会出入口から入って駐車場の右手前に、先週の「鹿の子ゆり」の隣にあり、綺麗な花をたくさん咲かせています。
花言葉は「信念」「新しい美」など、信念は十字軍がこの花をヨーロッパに持ち込んだことから来ており、新しい美は次から次へと新しい花が咲くことから来ているようです。