今年のクリスマスはコロナ禍で祝会やキャンドル・サーヴィス等が中止になり、何か物足りない感じがしました。今週で2020年も終わり、新年を迎えます。良き年となりますよう祈ります。
今週の花は「スノードロップ」、球根草で白い花がいつもでしたら2月~3月頃咲きますが、今年は年末に花を咲かせました。別名「待雪草」と呼ばれ、先日の寒波による雪が開花を促したかも知れません。東ヨーロッパが原産地で、名前の由来は16世紀ころドイツで人気のあった涙型の白い真珠に似ていることから来ています。
一般道から教会敷地に入った直ぐ右手の塀沿いの下の方、土から10センチ程度の高さの所に小さな白い花が下を向いていくつか咲いています。花言葉は「慰め」「希望」「楽しい予告」など、エデンの園を追われたアダムとイブの物語から来ています。
2020年12月28日月曜日
20201227スノードロップ
2020年12月21日月曜日
20201220ひいらぎ
アドベント第4週を迎えました。コロナ禍で教会での礼拝を取りやめている所もあると聞きますが、京都復興教会ではクリスマス礼拝を教会の礼拝堂で守ることができました。
今週の植物は「ひいらぎ」、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木で、葉っぱの縁にある棘が特徴です。ひいらぐとはヒリヒリ痛むという古語で、棘に刺さると痛いことから「疼木(ひいらぎぎ)」と呼ばれ、それが転訛して「ひいらぎ」となりました。漢字では「柊」と書き、初冬に白い花が咲くことから来ています。
其枝幼稚園の園庭にある枝垂れ桜の根元に植えられています。クリスマスの飾りとして良く用いられるのは、この「ひいらぎ」ではなく赤い実を付ける「セイヨウヒイラギ」という種類です。花言葉は「用心深さ」「保護」など、いずれも棘に由来しています。
2020年12月14日月曜日
20201213乙女椿
新型コロナウィルスの第3波は収まる気配もなく医療危機を招きつつあり、心配な状況です。今はなるべく人と接しないようにした方が良いのかも知れません。
今週も引き続きツバキで「乙女椿」という品種です。本来、遅咲きの椿で3月から5月頃開花する花ですが、先週までの陽気に誘われたのか花が一輪咲いていました。ピンク色で整然とした八重の形の美しい花姿です。名前も花のイメージから来ています。
駐輪場と其枝幼稚園の間の2メートルほどある大きな木が「乙女椿」の木です。今はまだ蕾の状態ですが、春になると美しい花をたくさん見られることと思います。花言葉はその花姿から「控えめな美」「控えめな愛」となっています。
2020年12月7日月曜日
20201206臘月
新型コロナウィルスの第3波が来て、感染者や重症者の方が増えてきました。医療従事者の負担やベッド数のひっ迫など医療状況も憂慮されます。人ごみに行かないことが最善の対策だと思います。
今週の花は「臘月」、先週の「曙椿」に続きツバキの一種です。名前の由来は花が咲く時期が旧暦の12月を意味する臘月から来ています。「臘」はつなぎ合わせるという意味で、旧年と新年をつなぐ12月を「臘月」と言います。真っ白な一重の花で4~5センチ程度の中輪の花です。別名「白玉椿」とも呼ばれています。この椿も茶花として良く用いられます。
牧師館の前庭、駐輪場の教会側にあります。花は一つ一つ離れて咲いており、上の方に咲いている花は遠くて見にくいです。白色の椿の花言葉は「完璧な美しさ」「申し分のない魅力」などとなっています。