2022年3月27日日曜日

20220327袖隠

 今週の花は「袖隠」、ツバキ科の常緑樹です。ツバキは日本原産で学名も「Camellia japonica」となっています。ツバキは園芸種も多く、広島県の観音寺(椿寺と呼ばれています)には700種ほどのツバキがあるそうです。「袖隠」は白色の大輪の八重咲ツバキです。名前の由来は、名古屋城にあった門外不出の椿を誰かが着物の袖に隠して持ち出したことから来たという説があります。

 其枝会館の庭の幼稚園側にあり、大輪の白い花が咲いているのが「袖隠」で、花弁が開いてしまうと縁のあたりが黒ずんでしまいます。花言葉は「気取らない優雅さ」となっています。

 先週、寒の戻りがありましたが、春の陽気が戻ってきて、ソメイヨシノの開花もあちこちで聞かれるようになりました。山科も桜の蕾も先端がピンク色になってきましたので、今週当たり見頃になるかもしれません。一方で、ロシアのウクライナへの侵略は収まらず、多くの一般人が犠牲になっています。平和の大切さを思わずにはいられません。

2022年3月20日日曜日

20220320さんしゅゆ

 今週の花は「さんしゅゆ」、ミズキ科の落葉小高木です。中国が原産地で、漢字で「山茱萸」と書きます。日本では別名「はるこがねばな(春黄金花)」と呼ばれ、春に鮮やかな黄色い花を咲かせることから来ています。3月頃、枝に花だけが咲き、葉は4月頃、花と入れ替わりに出てきます。秋にはグミに似た赤い実を付けます。

 駐輪場の其枝幼稚園側右端にあり、葉のない枝に粒のような黄色い花が塊となってあちこちに咲いているのが見えます。花言葉は「持続」「耐久」「強健」など、「さんしゅゆ」は江戸時代に中国から朝鮮を経由して薬用植物として入ってきたことから、滋養強壮の薬効に因んで付けられました。

 3月18日に其枝幼稚園の卒園式が行われ、11名の園児が巣立っていきました。4月には8名の新入園児を迎えます。この春休みの間、すべての子供たちが守られて元気に過ごすことができるよう祈ります。一方、ウクライナの状況はますます悪くなっています。ウクライナの人々が生き延び、主による平和がもたらされますよう祈ります。

2022年3月14日月曜日

20220313寒咲菖蒲

 今週の花は「寒咲菖蒲(かんざきあやめ)」、アヤメ科の多年草で原産地は地中海沿岸地域です。名前のとおり11月~3月頃の寒い時期に花を咲かせます。剣状の細長い葉の間に埋もれるように薄青紫色の花が見えます。中心辺りに3本の黄色い筋と白色の放射状の模様が美しい花です。普通の菖蒲に比べて背丈は低く全体で20センチ位しかありません。

 其枝幼稚園北側フェンス沿い細長い路地の一番東側突き当りに緑色の葉っぱの塊のように見えるのが「寒咲菖蒲」で、葉の間に埋もれるようにたくさんの花を見つけることができます。花言葉は「信じる者の幸せ」「思慮深い」「良き便り」など、寒い冬にひっそりと美しい花を咲かせている様子から来ているようです。

 すっかり春本番を迎えたような暖かさが続き、間もなく桜も咲き始める平穏な日々を過ごしています。しかし、ウクライナに侵攻したロシアはまだ矛を収めず平和の訪れはまだ先のようです。この理不尽な戦争がウクライナにとって良い方向で解決することを祈ります。

2022年3月7日月曜日

20220306白梅

 今週の花は「白梅」、バラ科サクラ属の落葉高木です。梅なのにバラ科に分類されその中でも桜に近い種類であることが分かります。このコーナーでは1月23日に寒紅梅を紹介しましたが、白梅も蕾がたくさん膨らんで花を咲かせ始めました。

 其枝幼稚園の北側出入り口から入って5メートルほど進んだ左側にあるのと、教会堂のホールから出て直ぐ左側のフェンス近くにあり、今は3分咲き位です。梅の花言葉は「気品」「忠実」「忍耐」「高潔」などですが、白梅は「気品」となっています。

 京都には北野天満宮、下鴨神社、京都府立植物園、平安神宮など梅の名所がたくさんあり、梅宮大社、梅小路公園など梅の字が入った名所もあります。梅便りの情報によると、見頃を迎えた所、咲き始めた所、まだの所も一部あるようです。3月に入り桜に先駆けて私たちの目を楽しませてくれる花です。

 一方で、ウクライナの悲惨な状況は進展がありません。プーチンが戦争を止めることを祈るばかりです。