2018年1月29日月曜日

20180128万両

今週の植物は「万両」、ヤブコウジ科(又はサクラソウ科)ヤブコウジ属の常緑小低木です。冬に赤い実を付ける植物は万両以外に千両、百両、十両、一両や南天などがありますが、万両は葉っぱの下に赤い実がたくさんできるのが特徴です。日本、朝鮮半島、中国、台湾などが原産地で、日本では名前の通り正月のおめでたい木として重宝されています。花は7月頃、1センチくらいの小さな白い花がたくさん付き、その後に実ができます。
境内のあちこちに植えられていますが、写真の万両は牧師館の前庭にあり、高さは約1メートル位あります。
花言葉は「 財産」「徳のある人」「寿ぎ」など。

2018年1月22日月曜日

20180121寒木瓜

今週の花は「寒木瓜(かんぼけ)」、バラ科ボケ属の落葉低木です。木瓜は春に咲くのに対し、寒木瓜は冬に咲きます。俳句で寒木瓜は冬の、木瓜は春の、果実酒として好まれている木瓜の実は秋の季語となっています。中国が原産地で平安時代に渡来し、庭園樹としてよく植えられています。木瓜という名はその実が瓜(うり)のような形をしていることから名付けられたと言われています。花は紅色で3センチくらいの大きさで、盆栽としても好まれています。
教会のホールを出て、右側正面に2メートルくらいの高さの木に、今は一輪の花と蕾がたくさん付いています。これから暖かくなるにつけて花が開花し私たちの目を楽しませてくれることでしょう。
花言葉は「先駆者」「指導者」「熱情」など、「先駆者」は織田信長が木瓜の花を家紋として用いたことに由来していると言われています。

2018年1月15日月曜日

20180114すいせん

今週の花は「すいせん」、ヒガンバナ科スイセン属の多年草です。原産地はスペインやポルトガルなど地中海沿岸地域で日本には平安末期に中国から渡来しました。すいせんは漢字で「水仙」と書き、中国の古典から来ています。きれいな花の姿と芳香がまるで仙人のようであることから命名されました。イギリスの国花でもあり、日本では福井県の県花となっています。12月から4月頃まで花を咲かせます。雪の中でも咲いており春の訪れを告げることから「雪中花」という別名もあります。
境内のあちこちに咲いていますが、写真は駐車場にある「すいせん」です。
花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」など、学名の由来となったギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスが水面に映った自分の姿に恋したことから来ています。

2018年1月8日月曜日

20180107若菜

今週の植物は「若菜」、広辞苑で調べると①春の初めに生えた食用の菜、②古代宮中で正月最初の子の日に7種の新菜を羮(あつもの)として奉ったものとありますが、正月の新芽を若菜と呼ぶこともあります。春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)をお粥にして正月七日に食べ無病息災を祈念する習わしが若菜粥(別名、七草粥)と呼ばれています。寒い冬に芽を出す新芽は生命力に満ち、神の力が宿っていると信じられています。新年に若菜をお粥として食することにより新しい力を頂いて新年を始めたいという願いが込められています。
 写真の新芽は其枝幼稚園北側入り口から入った正面の花壇に生えている新芽です。