今日の花は「芙蓉」、アオイ科の落葉低木です。中国が原産地で室町時代には日本でも見られたという記録があるようです。8月から10月にピンク色の大きな花を咲かせます。
会堂向かい側の塀沿いに芙蓉の木がいくつかあります。写真は其枝幼稚園の出入口を入って直ぐ左側に高さが1mから1.5m位の高さの所にピンク色の花がたくさん咲いている芙蓉です。もう少し進んだ所にある幼稚園掲示板の辺りにたくさん咲いているのは、芙蓉の一種で「酔芙蓉」と呼ばれています。花言葉は「繊細な美」「しとやかな恋人」となっています。昔からこの花が美しい人の例えに用いられたことや一日で萎んでしまうことなどから来ているようです。
芙蓉とよく似た花に木槿(むくげ)という花があります。同じ種類に属しており、なかなか見分けるのは難しいですが、開花時期が木槿の方が少し早く、花のめしべの形状が異なっています。芙蓉は五つに分かれて少し曲がっているのに対し、木槿は一本で真っすぐに伸びています。台風一過、青空の下で優雅に芙蓉の花が咲いており、今週土曜日に開催される其枝幼稚園の運動会でも皆さんの目を楽しませてくれることと思います。
2022年9月26日月曜日
20220925芙蓉
2022年9月19日月曜日
20220918宮城野萩
今週の花は「宮城野萩」、マメ科の落葉低木です。仙台郊外の萩の名所、宮城野に咲いていたことから名づけられました。萩の中でも日本で最も多く見られるのが「宮城野萩」です。樹高は1メートルから2メートル位あり、枝垂れた枝にピンク色の可愛らしい花を咲かせます。
咲いている場所は、其枝幼稚園園舎の出入口の前にある植え込みにあり、今は枯れてしまった枝垂桜を囲むように茂ってピンク色の花をたくさん咲かせています。花言葉は「思案」「物思い」「内気」など、秋になりだんだん日が短くなる季節にひっそりと咲く花姿から来ているようです。
イギリスのエリザベス女王が在位70年、96歳で天に召され国葬が行われています。イギリスだけでなく世界中の人々に親しまれた女王で、多くの人が弔意を表しています。一方、日本でも近々国葬が行われようとしています。残念ながら、多くの人が国葬に反対しており、全国民で弔意を表すことはできないようです。弔意を表す方法が国葬という形を取る場合は、国民の多数の人がそれに納得できる基準を満たしている必要があるように思います。
2022年9月12日月曜日
20220911秋明菊
今週の花は「秋明菊」、キンポウゲ科の多年草です。菊という名前が付いていますが、アネモネの仲間です。中国や台湾が原産地で古い時代に日本に帰化しました。別名は「貴船菊」で京都の貴船で良く見られのが本来の「秋明菊」で赤紫色の菊に似た八重の花を咲かせます。その後、品種改良等により一重の白やピンク色の花を咲かせるものが全国に広がりました。
教会ホールを出た所にある小さな池の渕にピンク色の一重の可愛らしい花を咲かせているのが「秋明菊」です。花言葉は「忍耐」「薄れてゆく愛情」など、同属のアネモネの花言葉から来ています。
一昨夜の9月10日は満月で中秋の名月、昨夜は十六夜(いざよい)でお月見に最適の夜でした。幸い、雲もあまりなく丸いお月さんを見ることができました。ところで、十六夜は新月から数えて16日目の月ですが、何故、「いざよい」と読むのでしょうか。調べますと、「いざよい」は躊躇う(ためらう)という意味の動詞「いざよう」の名詞で、満月の時に出るのをためらって少し欠けて出てきた月だからということだそうです。少し見ただけでは欠けているのは分かりませんので、「十六夜の月」も昔からお月見に最適の月として愛でられたのでしょう。
2022年9月5日月曜日
20220904丸葉萩
今週の花は「丸葉萩」、マメ科の落葉低木です。「まるばはぎ」と読み、別名は「深山萩(みやまはぎ)」、本州や九州、朝鮮半島、中国に分布しています。名前のとおり葉が丸いのが特徴です。日本では「山萩」の方が良く見かける萩の種類で、両方とも秋の七草に数えられます。秋に赤紫色の蝶形をした小さな花を咲かせます。
駐車場に向かう道路の右側、教会ホールの向かい側辺りにあり、背丈より少し低くて丸い葉っぱの木が「丸葉萩」です。花はあまり目立たず、葉っぱの間に隠れるように咲いていますので、よく探さないと分からないかもしれません。萩の花言葉がその花姿から「内気」「思案」となっているのに比べて、丸葉萩は「成功」「思いのまま」となっており、なぜか非常に前向きな花言葉になっています。
9月に入り、ようやく暑さも峠を越えたようで朝晩は過ごしやすくなってきました。天気は相変わらず不安定で曇りや雨の日が続いています。先島諸島の方では非常に大きな台風があり、今後、日本海を通過しそうで被害が心配されます。新型コロナウィルスの感染者数は少し減りつつありますが、まだまだ心配な状況です。明るいニュースは大谷さんのMLBでの活躍で、今後どこまで記録を作っていくか楽しみです。