2021年7月26日月曜日

20210725アベリア

 今週の花は「アベリア」、スイカズラ科の常緑低木です。19世紀のイギリス人医師の名前から来ており、日本名は「花園衝羽根空木(はなぞのうつばねうつぎ)」と呼ばれています。19世紀にイタリアで観賞用植物として栽培され、世界各地に広まりました。春から秋に長期間にわたって、鐘形の可愛らしい白くて小さい花が咲き、甘い香りがします。

 牧師館の前庭にある大きな木(栴檀)の根元近くにある竹垣の所にあり、白い花をたくさん見ることができます。花言葉は「強運」「気品」「謙虚」など、暑い夏でも長期間咲くことや、花姿の雰囲気から来ているようです。

 オリンピックが始まり、アスリートたちの姿に感銘を受けますが、一方では新型コロナウィルスの第5波が来ており感染拡大と医療のひっ迫が懸念されます。夏休みに入り、暑さ対策と感染防止対策には万全を期したいものです。

2021年7月18日日曜日

20210718ムクゲ

 今週の花は「ムクゲ」、アオイ科の落葉低木です。漢字は「木槿」又は「槿」と書き、中国が原産地で、日本には平安時代に入ってきました。韓国の国花となっています。6月下旬~9月頃開花し、庭木や夏の茶花として親しまれています。聖書に出てくる「シャロンのバラ」はこの花のことです。同じ種類の「フヨウ」や「ハイビスカス」と良く似ていますが、花や葉の形が異なっており、ムクゲの方が少し小ぶりです。

 境内のあちこちに咲いています。写真は教会堂の向かい側の植え込みにあり、2メートル位の高さの所に薄ピンク色の花を咲かせています。花言葉は「信念」「新しい美」など、十字軍がシリアから持ち帰った花であることや花が次々と出てくることから来ています。

 先週、近畿も梅雨明けとなり夏本番を迎えます。新型コロナウィルスも第5波の到来が心配され終息の気配は見られません。去年にひく続き辛抱の日々が続きます。オリンピック、パラリンピックが開催されますが、盛り上がりはなく、早く無事に終わることを祈るばかりです。

2021年7月12日月曜日

20210711おにゆり

 今週の花は「おにゆり」、ユリ科の多年草です。グアムや東アジアが原産地で、日本の各地で自生しています。草丈の高さは2メートルほどにもなる大型のユリで、花弁はオレンジ色で反り返っており、暗紫色の黒っぽい斑点が赤鬼を連想させることから名づけられました。7月~8月頃、花を咲かせます。英語名は「タイガーリリー」となっています。

 其枝会館前の幼稚園出入口手前、駐輪場側の草むらの中にあり、写真の花が大人の背丈ほどの高さの所にいくつか咲いているのを見つけることができます。花言葉は「華麗」「愉快」「賢者」など、前二つは花の華やかさから来ており、賢者は虎のイメージから来ています。

 東京は4度目の緊急事態宣言が出され、オリンピックもほとんどが無観客となってしまいました。予想されたこととは言え、対応のまずさが目立ちます。中止や延期の策は取れなかったのかと思います。

2021年7月4日日曜日

20210704やぶかんぞう

 今週の花は「やぶかんぞう」、ユリ科の多年草で、6月~8月頃ユリに似た八重の色鮮やかなオレンジ色の花を咲かせます。中国が原産地で日本には有史以前に渡来し、本州以南の野原などで自生しています。花は一日で枯れてしまうように見えることから、別名「忘れ草」と呼ばれ、万葉集でもこの名で詠まれています。

 教会堂の向かい側の生け垣や其枝幼稚園の職員室の向かい側にオレンジ色の花を見つけることができます。花言葉は「憂を忘れる」「愛の忘却」「順応性」など、「忘れ草」のイメージから来ています。

 梅雨の最中、熱海の方で土石流が発生し、大きな被害が出ているようです。梅雨明けまで油断は禁物です。被災された方の上に主の慰めと励ましがありますよう祈ります。

2021年6月28日月曜日

20210627くちなし

 夏至が過ぎ、今年も後半へと向かいます。コロナ禍のなかオリンピック・パラリンピックが開催されようとしていますが、果たして大丈夫か心配です。

 今週の花は「くちなし」、アカネ科の常緑低木です。東アジアが原産地で日本では静岡より西で良く見られます。花は6月~7月頃咲き、良く見かけるのは6弁の一重の花ですが、写真の花は八重の花です。純白で良い香りがします。名前はくちなしの実が熟しても割れないことから来ています。ただし、八重のくちなしは実が付かないようです。

 教会堂の向かい側の生け垣に2本くちなしの木があり、白い花を見つけることができます。花言葉は「とても幸せ」「喜びを運ぶ」「優雅」など、良い香りがすることから来ているようです。

2021年6月20日日曜日

20210620がく紫陽花

 緊急事態宣言は今日で終わり、明日からまん延防止等重点措置が始まります。ようやくワクチン接種を受けたという方も周りに増えてきましたが、2回摂取した方はほとんどおられません。まだまだ用心が必要です。

 今週の花は「がく紫陽花」、アジサイ科の落葉低木です。日本が原産地で周りに花のように見えるのは装飾花と呼ばれ萼(がく)です。真中に粒のように咲いているのが花です。この紫陽花が品種改良により良く見かける手毬型のホンアジサイが生まれました。

 写真の「がく紫陽花」は「隅田の花火」という銘柄で其枝会館の庭に咲いており、まるで打ち上げ花火のような20センチ位の大きな花をたくさん見ることができます。花言葉は「謙虚」、ホンアジサイに比べるとボリュームがなくあまり派手さがない所から来ているようです。

2021年6月13日日曜日

20210613ぎぼうし

 緊急事態宣言は6月20日までとなっていますが、新型コロナウィルスの感染者は下げ止まりになっているようで、心配な状況です。

 今週の花は「ぎぼうし」、ギボウシ科の多年草です。変わった名前の由来は、花の蕾が橋の欄干を飾る「擬宝珠」に似ていることから来ています。6月~7月頃薄紫色の花を咲かせ、一日で枯れてしまいます。葉っぱは根元から生えて明るい緑色の幅広で大きな形をしています。学名は「ホスタ」と言い、オーストリアのお医者さんの名前から来ています。

 其枝幼稚園職員室の前の道沿い、駐輪場側に高さ50センチ位の所に花が咲いています。花言葉は「落ち着き」「鎮静」「冷静」など、花が控えめに咲いている様子から来ているようです。