2014年12月29日月曜日

20141228月桂樹

今週の植物は「月桂樹」、クスノキ科の常緑中高木で復活の丘(納骨堂)入口スロープの入口付近にあります。雌雄異株で地中海沿岸が原産地、明治時代にフランス人によって記念樹として導入されました。ギリシャ神話に由来し、アポロンの聖なる木として神聖視され、古代ローマでは、葉のついた若枝を編んで月桂冠として勝利と栄光のシンボルとして勝者や優秀な者達に与えられました。葉っぱは芳香成分を含んでおり、乾燥させたものはローリエと呼ばれ香辛料として料理に用いられます。また、葉や実は生薬としても利用されています。春に黄白色の小さな花が咲き、秋に黒い実がつきます。花言葉は「名誉」「栄光」「輝ける将来」など。
 今週で2014年も終わります。今年も悲しいニュースが多かったように思います。各地で豪雨による土砂災害が発生し大勢の方が亡くなられ、御嶽山の突然の噴火により戦後最悪の死者数となりました。海外に目を向けると、エボラ出血熱やテロ、またイスラム国をめぐる戦争などにより子供をはじめ数えきれない方が犠牲になりました。私たちにとっても、いつ災難や事故が起こるか分かりません。しかし、神はどんな時も私たちに慰めと平安と勇気とを与えてくださり、救い主イエスキリストはいつも私たちに寄り添い支えとなって私たちを導いてくださいます。今年の聖句「再び心を励まし、なお待ち望む」(哀歌3:21)は弱い私たちに心の支えとなりました。新しい年が皆さんにとって良き年となりますようお祈りします。

2014年12月22日月曜日

20141221カクタス

今週の花は「カクタス」、其枝幼稚園園舎入口を入った所にあります。カクタスという英語名は棘だらけの植物を指す古代ギリシャ語から来ており、日本ではサボテンと呼ばれています。サボテンは16世紀後半頃、南蛮人によって日本にもたらされ、その樹液を石鹸(シャボン)として使っていたことからサボテンと呼ばれるようになったそうです。写真の花はクリスマス頃花を付けるのでクリスマスカクタスという種類です。葉っぱがシャコのように見えることから別名「シャコバサボテン」とも呼ばれます。花言葉は「美しい眺め」「冒険心」「命の喜び」など。
 22日は24節気の冬至です。1年で昼が最も短く、夜が最も長い日です。翌日から少しずつ昼が長くなっていきますので、気分的にも明るくなっていくように感じます。21日は私たちの救い主イエスキリストの生誕をお祝いするクリスマス礼拝に多くの方が出席されました。午後からは楽しいお祝い会が持たれ、夕方からはキャロリングに参加し、礼拝に出席できない方々を訪問し蝋燭を灯して讃美歌を歌い共にイエス様の生誕をお祝いしました。24日のクリスマスイブは午後7時からキャンドルサービスが行われます。どなたでも参加していただけますので、どうぞお越しください。

2014年12月15日月曜日

20141214野いちご

今週は「野いちご」、バラ科の多年草で山野に生え、イチゴ状の果実を付けるものの総称です。其枝幼稚園なかよし文庫の入り口付近に数個実を付けています。赤くて美味しいところは花托と呼ばれるもので、ゴマみたいに見える一粒一粒が果実です。野いちごには、キイチゴ、ヘビイチゴ、モリイチゴなどたくさんの種類がありヘビイチゴ以外は甘くて食べることができるようです。写真のイチゴが何の種類なのか良く分かりませんが、フユイチゴではなさそうです。花言葉は「尊重と愛情」「誘惑」「甘い香り」など。
 アドベント(待降節)の第3週を迎えています。次週の日曜日はクリスマス礼拝です。全世界の人々が私たちの救い主イエスキリストの生誕をお祝いします。弱者を慰め、不安や試練の中にあって平安と勇気を与えてくださり、平和をもたらすために来られたイエスキリストの生誕を心からお祝いしましょう。

2014年12月8日月曜日

20141207紅椿

今週は「紅椿」、ツバキ科ツバキ属の常緑樹で礼拝堂入口向かい側に咲いています。日本原産の木で街路樹や庭に良く植えれます。万葉集にも出てくるほど古くから日本人に愛されており、京都の龍安寺には室町時代の椿が残っているそうです。椿は花の色や形、大きさが異なる色々な種類がありますので、そのうち紅色の花を咲かせる椿を総称して紅椿と呼んでいます。良く似ている花に「山茶花」があります。見分け方は、花が開ききっているのが山茶花で開ききらず筒状になっているのが椿です。また、花が散るとき一度に全部の花弁が散るのが椿で、花弁が一枚ずつ散るのが山茶花です。花言葉は「贅沢」「おしゃれ」「謙遜の美徳」など。
 7日は24節気の「大雪」、大雪が降り始める頃という意味で、日本全国が寒気に覆われ、各地でまさに大雪となっています。急な大雪で孤立した集落や亡くなられた方もあるようです。風邪も流行っており、寒さ対策に気を付ける必要があります。教会暦ではアドベント(待降節)の第2週を迎えています。礼拝堂の2本のローソクに火がつきました。クリスマス礼拝の21日には4本のローソクが灯ります。私たちの救い主イエスキリストの生誕を心静かにお祝いしたいと思います。

2014年12月1日月曜日

20141130いろは紅葉

今週は「いろは紅葉」、カエデ科カエデ属の落葉高木で、教会入口門の側にあります。日本で一番多く見られる紅葉の種類です。葉が5つから9つに分かれていて、その裂片を「いろはに」と数えたことから名前が付いたようです。教会の紅葉はまだあまり大きくありませんが、成長すると15メートルくらいの高さになります。今年は京都でも紅葉が例年になく綺麗に色づいています。礼拝堂と塔の十字架をバックにした写真は実物の紅葉より綺麗に見えます。右手にある緑の木はせんだんの木です。紅葉は広島県の県花となっており、紅葉饅頭が有名ですね。花言葉は「節制」「遠慮」「大切な思い出」など。
 11月も終わり12月に入りました。11月30日からアドベント(待降節)に入り、教会暦では新しい年の始まりです。12月21日にクリスマス礼拝を迎え、24日のクリスマスイブにはキャンドルサービスが行われます。私たちの救い主イエスキリストのご降誕を心から喜びお祝いすることができますよう準備したいと思います。