2018年12月30日日曜日

20181230南天

今週の植物は「南天」、メギ科ナンテン属の常緑低木です。中国が原産地で漢名は「南天燭」と言いますが、日本に持ち込まれたときに短く「南天」と呼ばれるようになりました。6月中旬から7月初旬頃に白い花が咲き、晩秋から初冬にたくさんの赤い実がつきます。下の写真のように白い実を付けるものもあります。俳句では花が夏の、実が冬の季語となっています。「南天」は語呂が難を転ずるに通じることから福寿草とセットで 縁起物として正月などに飾られます。また、南天の実や葉は咳止めや殺菌などの効能があり、生薬としても用いられています。
写真は牧師館の前庭にある「南天」で、赤色の実を付けるすぐ隣に白色の実を付ける南天があります。
花言葉は「私の愛は増すばかり」「良い家庭」など、夏に比較的地味な白い花が咲いた後、晩秋には真っ赤な実が次から次へとできることから来ているようです。

2018年12月24日月曜日

20181223ろう梅

今週の花は「ろう梅」、ロウバイ科ロウバイ属の落葉樹で中国が原産地です。日本には17世紀頃にやって来ました。学名はギリシャ語で冬の花を意味し、花の少ない冬に咲く花の一つです。花が蝋細工で出来ている梅のように見えることから蝋梅と名付けられました。盛りの季節は1月から2月で葉っぱが散った頃にたくさんの花がつき、良い香りがします。俳句では冬の季語として親しまれています。
写真の「ろう梅」は牧師館の玄関前にあります。今はまだ葉っぱがたくさん残っており、花は少ししか咲いていないためあまり目立ちません。他に其枝会館の向かい側駐輪場の所にもあります。
花言葉は「ゆかしさ」「慈しみ」「先導」「先見」など、寒い冬に花を咲かせて心を和ませてくれることや年の初めに最初に咲くことから来ています。

2018年12月17日月曜日

20181216ひなぎく

今週の花は「ひなぎく」、キク科ヒナギク属の1年草です。可愛らしい花のイメージから名付けられました。別名はデイジー、チョウメイギクなどと呼ばれています。ヨーロッパ地中海沿岸が原産地で、イタリアの国花となっています。明治時代に日本に渡来し、暑さに弱いため北海道などの寒冷地に定着しました。花は12月下旬から5月頃まで長期間咲き、白やピンク、赤などの一重や八重の花が咲きます。草丈は10センチ位で大きさは3センチ程度です。
ホールから出て右側、牧師館書斎向かい側の通路沿いに白やピンク色の可愛い花が落葉の間から咲いています。この花はポンポネットという園芸品種と思われます。
花言葉は「美人」「純潔」「平和」「希望」など、美人は学名から、希望は光が射すと花を咲かせることから来ているようです。

2018年12月10日月曜日

20181209やぶ椿

今週の花は「やぶ椿」、ツバキ科ツバキ属の常緑樹です。椿の種類は園芸種も含めて200種ほどあるそうですが、日本原産で自生している野生種はこの「やぶ椿」で、単に椿と言えばこの椿を指し、普通によく見かける椿です。花は冬から春にかけて赤い色の花が咲き、真ん中には先端が黄色くなっているたくさんの雄蕊が見えます。花が散るときは一塊となって落ちます。
教会の境内にはあちこちに「やぶ椿」がありますが、写真の椿は教会出入口から入って車道の右側真ん中辺りにあります。
花言葉は「 控えめな魅力」「謙遜の美徳」など、椿は目を楽しませてくれますが、香りがしないのでこのような花言葉になった言われています。

2018年12月2日日曜日

20181202センペル

 今週の植物は「センペル」、スギ科セコイア属の常緑針葉樹木です。正式名はセンペルセコイア、別名セコイアスギ、レッドウッド、アメリカスギ等とも呼ばれています。アメリカ西海岸が原産地です。巨大樹木として有名で、樹高世界1位から3位まではこの木が占めており、樹齢も長く2千年を超えるものもあるようです。花は春に咲き、雌雄同株です。旧会堂の時にはメタセコイアが2本植えられていましたが、11年前に新会堂となった時にセンペルセコイアが代わりに植えられ、今では礼拝堂の屋根をはるかに超えるほど大きく成長しました。メタセコイアが落葉樹なのに対し、センペルセコイアは冬でも葉っぱが青々としていて真っすぐに立っているので、12月には電飾やカラーボールを付けてクリスマスツリーとして地域の人にも喜ばれています。
花言葉は「不変」、常緑樹でいつも葉っぱが緑色をしていることや樹齢が植物の中では長寿であることから来ていると思います。