今週からアドベント(降誕節)に入りました。教会暦ではアドベントが新しい年の始まりです。コロナ禍の真っただ中ですが、心静かにイエスキリストの生誕に思いを寄せたいと思います。
今週の花は「曙椿」、ツバキ科ツバキ属の常緑樹です。椿の種類は多く、三千種近くあると言われています。日本や東アジアが原産地で、江戸時代に開国とともに日本の椿がヨーロッパに紹介され、その影響で有名な歌劇「椿姫」ができました。「曙椿」は濃い緑色の葉に薄ピンク色の中輪の花が上品な感じの椿です。茶席に飾られる京椿を代表する花で、特にお正月にはこの花の蕾が活けられるようです。
其枝会館の庭にあり、ひときわ高い木が曙椿の木です。まだ、花は少ししか咲いていません、1月頃から見ごろになると思います。椿の花言葉はたくさんあり、ピンク色の椿は「控えめな美」「控えめな愛」「慎み深い」などとなっています。
2020年11月30日月曜日
20201129曙椿
2020年11月22日日曜日
20201122銀杏
今日は教会暦では一年で最後の聖日で、今年一年の収穫を感謝する収穫感謝・謝恩日礼拝でした。この良き日に京都復興教会では1名の方が洗礼を受けられ、新しい信仰生活を始められました。
今週の植物は「銀杏」、イチョウ科イチョウ属の落葉高木で裸子植物の一種です。生きた化石とも呼ばれ、2億年以上も昔に出現し、唯一現存しています。中国が原産地、日本では街路樹として全国に植えられています。晩秋の今頃には葉っぱが黄色に変わり、モミジやカエデの赤色と共に紅葉シーズンに彩りを添えてくれています。
其枝幼稚園の園庭や其枝会館の玄関前にあり、まだ緑の葉っぱもある中、大分黄色に色づいてきました。旧会堂の頃は南側の塀沿いに銀杏の木が並んでいましたが、落ち葉の掃除が大変なため伐採されました。花言葉は「荘厳」「長寿」「鎮魂」となっており、古の時代から生き延びていることから来ています。
2020年11月15日日曜日
20201115富士の峰
晩秋ですが、今日は日差しが温かく小春日和の一日でした。今週一週間は朝晩は冷えるそうですが、日中は気温が上がり過ごしやすいとのこと、三蜜を避けてなるべく外出したいものです。
今週の花は「富士の峰」、ツバキ科ツバキ属のサザンカの一種です。八重の純白の花が特徴です。東アジアが原産地で、日本では生け垣や庭木として良く植えられています。
其枝幼稚園園庭の南側にあり、写真は花の向こうに幼稚園の遊具や園舎が見えます。園庭で遊ぶ子供たちの成長を見守ってくれる花です。花言葉は「謙譲」「ひたむきな愛」「愛嬌」などとなっています。
2020年11月9日月曜日
20201108サフラン
11月を迎え立冬も過ぎ、晩秋の季節となりました。寒くなるとともに世界中で再び新型コロナに感染する人が増えて来ており、日本でも第3波が来ているように思います。まだまだマスクは手放せないようです。
今週の花は「サフラン」、アヤメ科サフラン属の多年草です。ペルシャ地方が原産地で日本には江戸時代末期にオランダから薬として持ち込まれました。11月上旬頃に開花し、薄紫色の花に真っ赤な細長い雌蕊が特徴的です。この雌蕊を集めたものが薬用サフランとして、鎮痛剤や香辛料、染料として用いられています。
牧師館の前庭や駐輪場の周りに咲いていますが、丈は20センチ程度しかないためあまり目立ちません。花言葉は「歓喜」「過度をつつしめ」など、古代ヨーロッパではサフランの花が酒の酔いを増進する効果と醒ます効果があることに由来しているそうです。
2020年11月1日日曜日
20201101さざんか
今日から11月です。朝晩は大分寒くなってきましたので、寝具も毛布を一枚追加しました。京都の紅葉はもう少し寒くならないと見ごろにはならないようです。
今週の花は「さざんか」、ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹です。日本が原産地で、江戸時代に長崎の出島に来ていたオランダ人が西欧に持ち帰って世界に広まりました。10月~12月頃花を咲かせます。境内のあちこちにありますが、写真の「さざんか」は牧師館の前庭にあり、花にピンク色の絞り模様があります。花言葉は「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」などとなっています。