今週の植物は「真弓」、ニシキギ科の落葉広葉樹です。東アジアが原産地で日本では沖縄を除く全国の山地などに自生しています。木質は硬くて柔軟性があるため、昔はこの木で弓が作られたことから名づけられました。真は最高のという意味があり、最高級の弓は真弓で作られたようです。花は初夏に小さくて十字型の白い花が咲きます。秋になるとピンク色の実が付き、裂けると赤い種子が出てきます。
境内のあちこちにあり、写真の木は其枝幼稚園の遊具の丸太小屋直ぐ横に1メートル50センチくらいの高さがあります。成長すると3メートル程になります。花言葉は「真心」「あなたの魅力を心に刻む」など、果実が裂けて真っ赤な種子が見えてくる様子から来ているようです。
名字で真弓さんという方は全国で3500人ほどおられるようです。昔、弓で手柄を立てて後醍醐天皇から名前を賜った方は京都や九州に多く、その後、織田信長から名前を賜った方は三重県に多くおられます。一番多いのは三重県で1100人ほどおられます。また、名前ではなく地名で真弓という名のついているところもあります。
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