今日の花は「小菊」、キク科の多年草です。中国から奈良時代か平安時代の初期に薬草や観賞用の花として入ってきたようですが、万葉集には菊の歌はひとつも詠まれていません。鎌倉時代に後鳥羽上皇が菊をデザインした文箱や飾りなどに用いたことから皇室の紋として使われるようになり、今では秋を代表する花となりました。菊には華やかな大輪の花もありますが、小菊は菊人形や盆栽などでよく使われる菊です。
駐車場の一角に黄色い小菊の花がたくさん咲いているのを見ることができます。花言葉は「元気」「純情」など、地面近くに朝晩の寒さにも負けず可憐な小さな花を咲かせることから来ています。
日本の硬貨には色んな植物がデザインされていますがご存じでしょうか。菊は50円硬貨に描かれています。参考までに、1円は若木、5円は稲穂と双葉、10円は唐草と常盤木、100円は桜、500円は桐と竹と橘です。菊は2千円札にも描かれているようです。
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