2022年2月27日日曜日

20220227蕗のとう

 今週の植物は「蕗のとう」、「蕗(ふき)」はキク科の多年草で早春の花芽を「蕗のとう」と言います。春の山菜として好まれており、天ぷらにするとおいしく頂けます。日本が原産地で「蕗のとう」は秋田県の県花だそうです。

 道路から京都復興教会に入って右側の塀沿い地面近くに「蕗」の地下茎があり、よく探すとあちこちに「蕗のとう」を見つけることができます。花言葉は「待望」「愛嬌」「仲間」など、早春に咲くことや、地下茎で同じ形の花芽を次々と見ることができることから来てるようです。

 先週はロシアがウクライナに軍事侵攻するという信じられない出来事が起こりました。大国が弱小国を侵略するということは許しがたいことです。国連で議論しても当事者のロシアが拒否権を持っているため期待はできません。全世界の国民がこの暴挙を認めず、英知を結集して何とか平和的な解決へと向かうことができるよう祈るばかりです。

2022年2月20日日曜日

20220220まんさく

 今週の花は「まんさく」、マンサク科の落葉小高木です。何といっても花の形が独特でひも状の縮れた黄色い花弁がたくさん集まって咲いています。花期は2月~3月頃で、この花は冬他の花に先駆けて咲くことから、「まず咲く」と呼ばれ、いつしか「まんさく」と呼ばれるようになりました。また、枝一杯に花を付けることから、豊年満作に通ずる花として「満作」と呼ばれるようになりました。

 京都復興教会のホールを出て、池の向かい側にあり、2~3メートルの高さの木に花の形が独特なので直ぐ見つけることができると思います。「まんさく」は日本原種の種類と北米原産とがあります。花言葉は「神秘」「不思議な力」など、西洋では「呪文」「魔力」など、一風変わった花の形から来ているようです。

 日本では本州から九州に分布しており、山地に自生したり庭木の木として好まれています。「まんさく」の葉には、あせもや湿疹、かぶれなどに効く薬効があるそうです。

2022年2月13日日曜日

20220213なんてん

 今週の植物は「なんてん」、メギ科の常緑低木で、中国が原産地です。赤い実が灯火のように見えることから中国では「南天燭」と呼ばれ、日本に伝わったときに略して「南天」という名になりました。花は初夏に白い花が咲き、晩秋から冬頃、小さくて丸い赤朱色の実をたくさん付けます。南天は難を転ずると読めるので、縁起木、厄除け、魔よけの木として良く庭に植えられてきました。

 境内のあちこちに植えられており、1月30日に紹介した「まんりょう」や「センリョウ」など、赤い実のなる木をたくさん見ることができます。「なんてん」の花言葉は「よい家庭」「福をなす」「私の愛は増すばかり」など、溢れるばかりの赤い実が付くことから来ています。

 南天のど飴というのがあります。南天の葉には解熱や鎮咳の効用があり、赤い実は「南天実」という生薬で咳止めの効能があります。薬成分がある一方で毒性も併せ持っています。素人療法で南天の葉や実を煎じて咳止めやうがい薬として用いるのは危険なのでやめましょう。

2022年2月7日月曜日

20220206イワナンテン

 ツバキ科の常緑性低木です。写真は葉が斑入りになっているので「セイヨウイワナンテン」という種類だと思います。北アメリカが原産地で育てやすく背丈も1メートル前後で、庭木や生垣に用いられています。日本原種のイワナンテンもあり、葉は斑入りではありません。岩場に育ち葉がナンテンに似ていることから名づけられました。別名は「イワツバキ」、花は夏頃、アセビに似た小さくて白い花が咲きます。

 京都復興教会の門を入って少し進み右側塀沿いに斑入りの葉が目立つ植物が「イワナンテン」です。花言葉は「節制」「若い恋人」「気の多い恋」など、白い花のイメージから来ているようです。

 先週、立春を迎え暦の上では春になりましたが、猛烈な寒波が日本にやってきており、滋賀の米原辺りは過去にないほどの大雪が降っているようです。オミクロンのコロナウィルスも猛威を奮っており、感染拡大が収まりそうにありません。今は忍耐の時、諦めることなく一つ一つの問題や課題に地道に取り組んで、一歩ずつ前に進んで行きたいものです。春はそこまで来ています。