今日の花は「山桜」、バラ科サクラ属の落葉高木で、日本固有種の一つです。平安時代以降に和歌などで詠まれた桜はこの「山桜」の種類だそうです。よく見かけるソメイヨシノは花が咲いた後で葉が付くのに対し、「山桜」は花が咲くのと同時に葉が付きますので、見分けることができます。今日時点で山科のソメイヨシノは満開を過ぎ、ほとんど花は散ってしまいましたが、「山桜」は散り始めたところで、もう暫く花見を楽しめそうです。
牧師館の前庭、駐輪場の教会側にあり、センダンの木には負けますが、非常に高い木で白っぽい花が風に吹かれて花吹雪のように舞い降りてきます。花言葉は「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」など、集団で咲いているソメイヨシノに対し、単独で上品な花を咲かせるイメージから来ています。
この平和な春うららかな日本に対し、ロシアから侵略を受けて悲惨な状況にあるウクライナの映像を見ると映画の一シーンのように感じてしまいますが、現実であることを忘れてはいけません。人間の罪深さ、愚かさを改めて思わされるとともに、これ以上死者が出ないよう一刻も早く和平が実現するようにと祈らずにはおられません。来週はイースターを迎えます。ロシアを含めた世界中のクリスチャンがイエス・キリストによって示された救いと平和な世界の実現を祈る時としたいものです。
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