今週の花は「ジンジャー」、ショウガ科の球根植物で、インドやマレーシアが原産地です。料理などや飲み物などで使われる香味野菜の生姜とよく似ていますが花を観賞する植物です。オレンジ色の花を咲かせているのは日本名で「肉色縮砂(にくいろしゅくしゃ)」と呼ばれ、白色の花を咲かせるのは「花縮砂」、英語ではジンジャーリリーと呼ばれています。夏から秋に約2メートル位の高さに花を咲かせます。
駐輪場の其枝幼稚園側に大きなオレンジ色の花をあちこちで咲かせているのを見ることができます。花言葉は「豊かな心」「慕われる愛」など、花の印象や放たれる良い香りに由来しているようです。
今週で8月も終わり木曜日からは9月を迎えます。新型コロナウィルスの感染者数がまだまだ多い状況で、身近な方も感染者になっておられますので、各自が基本的な感染防止対策を取る必要があります。其枝幼稚園は9月1日から2学期が始まります。園児たちが全員元気な姿で登園してくれるよう祈ります。2学期は運動会も予定されており、行事の多い学期です。心身ともに大きく成長してくれることと思います。
2022年8月28日日曜日
20220828ジンジャー
2022年8月22日月曜日
20220821檜扇
今週の花は「檜扇(ひおうぎ)」、アヤメ科の多年草です。檜扇とは宮中で用いられた木製の扇で、この花の葉の並びが檜扇とよく似ていることから名づけられました。東アジアやインドが原産地です。8月頃、5~6センチ程度のオレンジ色に赤い斑点のある6弁の花を咲かせ、一日で萎む一日花ですが、次から次へと花を咲かせます。別名は「烏扇(からすおうぎ)」と言い、花の後にできる種が真っ黒であることからきています。この種は「ぬばたま」と呼ばれ、和歌では黒や夜などを表す枕詞になっています。
其枝幼稚園出入口を入って左側、職員室の前あたりの植え込みに、オレンジ色の鮮やかな花を見つけることができます。花言葉は「誠意」「個性美」など、檜扇が悪霊退散の花として祇園祭で祭花として用いられていることや、特徴的な花姿から来ています。
夏休みも間もなく終わろうとしています。聞くところによると、小学校や中学校は今週の中頃から2学期が始まるようです。今頃は宿題に追われている子供がたくさんいることと思います。其枝幼稚園の2学期は9月1日から始まります。皆が元気に登園してくれることを祈ります。
2022年8月15日月曜日
20220814むくげ
今週の花は「むくげ」、アオイ科の落葉広葉樹です。中国が原産地で平安時代の初期に日本に入ってきました。漢字では「木槿(ムーチン」と書きます。7月~10月頃、ピンク、白、紫、薄紫色などの花を咲かせます。英語名は「rose of Sharon(シャロンのバラ)」、旧約聖書の雅歌に出てくる花です。
写真は駐車場に行く道の右手側奥、先々週紹介した「鹿の子百合」の隣にあります。他にも、其枝幼稚園北側出入り口の所に白色と紫色の八重の「むくげ」が隣り合って咲いています。花言葉は「尊敬」「信念」「新しい美」など、前二つは十字軍に由来しており、最後のは「むくげ」が一日花で次から次へと新しい花が咲くことから来ています。
敗戦後77年が過ぎました。平和な日本では高校野球も佳境で熱戦が続いています。この平和が壊されないようこれからも一人一人の自覚が必要です。コロナ禍の最中ですが、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出されていないので、田舎への帰省や行楽などで人の移動も多く、交通渋滞も起きているようです。事故や悪い病気などに遭うことのないよう、無事に我が家に帰ることができるよう祈ります。
2022年8月8日月曜日
20220807いちじく
今日の植物は「いちじく」、クワ科の落葉高木です。小アジアやアラビア南部が原産地で、17世紀頃、中国から入ってきたという説とポルトガルから持ち込まれたという説があります。中国では「映日果」と呼ばれ、その音読みが「いちじく」に転じたと言われています。また、漢字では「無花果」と書きますが、これは花が咲かないのに実ができるように見えることから来ています。花は6月~9月頃、果実の中に包み込まれており、甘い部分は小果や花托と呼ばれる花の一部分です。
其枝幼稚園の北側通用門を入って直ぐ右側の木に「いちじく」の実がいっぱい付いているのを見つけることができます。花言葉は「子宝に恵まれる」「実りある恋」など、いちじくは木に一杯の実を付けることなどから来ています。花言葉を意識してプレゼントする場合は、果実そのものではなく、鉢植えの木を贈る方が良いようです。
「いちじく」の実は好きな人も多いですが、嫌いな人も多いようです。私自身もあまり好まない果実で、買ってまで食べようとは思いません。8月に入り子どもたちは、夏休みを思い存分楽しんでいることと思います。コロナ感染が心配ですが、感染予防対策をして楽しい思い出をたくさん作ってほしいものです。
2022年8月1日月曜日
20220731鹿の子百合
今週の花は「鹿の子百合」、ユリ科の多年草です。ピンク色の斑点が花全体に付いており、鹿の子模様とよく似ていることから名前が付きました。日本、中国、台湾など東アジアが原産地で、江戸時代にシーボルトによりヨーロッパに球根が持ち込まれ、日本のユリとして人気になりました。7月~8月頃、大きく反り返った花にピンク色の斑点が特徴的です。
駐車場の出入口左側、高さが1m~1.5mの所にピンク色の大輪のユリの花が下を向いてたくさん咲いています。花言葉は「荘厳」「慈悲深さ」「上品」など、花の印象から来ています。
「鹿の子百合」の鱗茎はユリ根として食用になり、飢饉や食料不足の時には重宝されたようで、また、滋養強壮や利尿、咳止めなどの効用もあり、多用途に利用できる植物です。しかし、「鹿の子百合」は絶滅危惧種に指定されており、貴重な花ですので大事にしたいものです。