今週の花は「鹿の子百合」、ユリ科の多年草です。ピンク色の斑点が花全体に付いており、鹿の子模様とよく似ていることから名前が付きました。日本、中国、台湾など東アジアが原産地で、江戸時代にシーボルトによりヨーロッパに球根が持ち込まれ、日本のユリとして人気になりました。7月~8月頃、大きく反り返った花にピンク色の斑点が特徴的です。
駐車場の出入口左側、高さが1m~1.5mの所にピンク色の大輪のユリの花が下を向いてたくさん咲いています。花言葉は「荘厳」「慈悲深さ」「上品」など、花の印象から来ています。
「鹿の子百合」の鱗茎はユリ根として食用になり、飢饉や食料不足の時には重宝されたようで、また、滋養強壮や利尿、咳止めなどの効用もあり、多用途に利用できる植物です。しかし、「鹿の子百合」は絶滅危惧種に指定されており、貴重な花ですので大事にしたいものです。
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