今日の植物は「いちょう」、イチョウ科の落葉高木、ソテツやマツと同じ裸子植物の仲間です。約2億年前から現在まで生き延びているので、スギ科のメタセコイアと共に生きた化石と呼ばれています。日本の「いちょう」は中国が原産地で飛鳥時代に朝鮮を経由して日本にやってきたと考えられています。漢字では「銀杏」「公孫樹」「鴨脚樹」などと書きます。実は「銀杏(ぎんなん)」として食用になり、葉は血行促進やボケ防止の効用があります。
晩秋の紅葉の季節になると鮮やかな黄色になり、落ち葉が地面に落ちるとまるで黄色い絨毯を敷いたようになります。写真は幼稚園の園庭にある「いちょう」ですが、少し葉っぱも少なく元気がないように見えます。花言葉は「荘厳」「長寿」「鎮魂」、樹齢が長く千年近く生きるものもあり、見上げるような大樹となる姿などから来ています。
「いちょう」の葉っぱは鴨の水掻きに似てることから、中国では「鴨脚」と言い「イチャオ」「ヤチャオ」「ヤーチャオ」「ヤーチャウ」などと発音しました。それが日本に渡ってきたときに「いちょう」となったと言われています。「公孫樹」は孫の代まで成長し、実を食べられることから来ています。
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