2024年5月30日木曜日

2024 05 26 黒姫(くろひめ)

  


ヤマアジサイの中では最も早く色づき、復興教会のお庭にあるアジサイの中でも一番早くに花咲くのがこちらのお花「黒姫(くろひめ)」といいます。

明るく深い紫色の花が美しい品種で、江戸時代に濃い紫色のことを「クロ」と呼んだことが名前の由来であるという説があるらしいです。花穂の軸が黒いのも、黒姫の特徴です。

花色は土壌のPHでピンク系にもなるようです。小ぶりのアジサイですがたくさん花をつけていてなかなかな存在感がありますよ!

よく見ると花のところはピンク色も交じって咲いていますね。
先週はまだ蕾でしたがつぼみはいい感じにピンクです!
枝も細め、葉や花も小さめの小型品種が多く、優しい印象がありますね。

こちらは10年前に深谷先生がお見舞いに訪れられた帰りに購入された思い出深いお花という事を聞きました。

この教会にある花はどんな花でも、雑草といわれる花でさえ、一つ一つ何かしらの思い出が寄り添う花なのだな~としみじみ思わされました。

黒姫の花言葉は。。。ヤマアジサイの花言葉💐 「乙女の愛」 普通の紫陽花と比べて華奢な姿のヤマアジサイが、とても清楚で可憐なことからイメージしてつけられたと言われています。

乙女の愛ってどんなイメージなのだろう😄
聖書の中にある「雅歌」には「おとめ」の愛が歌われていますが

「愛は死のように強く
 熱情は陰府(よみ)のようにむごい
 火花と散らして燃える炎

 大水(おおみず)も愛を消すことはできない
 洪水もそれを押し流すことはできない
 愛を支配しようと
 財宝などを差し出す人があれば
 その人は必ずさげすまれる」   ー雅歌8;合唱1ー

う~ん清楚で可憐なイメージではないかも。。。😅





2024年5月22日水曜日

2024 05 19 卯の花


 卯の花っておから?

 実のところ、おからが卯の花に似ていたから「卯の花」とよばれるようになったとの事、植物の方からのはじまりだったのですね!

 この卯の花ですが、こちらは「ウツギ」という樹木の花で、北海道南部から九州まで日本各地に見られるアジサイ科の落葉低木です。
 日当たりのよい野原や山林の縁、土手などで普通に見られ、濃い緑の葉に白い清楚な花は初夏を代表する花として万葉の古くから親しまれています。茎が中空なので「空木うつぎ」であるとか、4月の別名は 卯月 ( うづき ) であり(旧暦4月…新暦では4月下旬から6月上旬ごろ)其の頃に咲くから「卯つ木」とか、語源説は様々いわれているとの事でした。
真っ白なお花はフワフワして見え、まるで出来立ておからのようだったのですね。
 十種以上のウツギがありますが、ここで紹介しているのは「シロバナヤエウツギ」といって純白で八重咲きです。

 「空木うつぎ」の材質は硬く、腐りにくく、昔から、木くぎや、神事のときの杵、樽の飲み口、笛などに利用されたようです。

「卯の花うのはな」(「うつぎの花」卯月(旧暦4月)に咲くことからの略)の他に、「雪見草」(ゆきみぐさ)。雪花菜(せっかさい)とも呼ばれ、どちらも見た目が雪のようだから白くてふわふわしたイメージで、花を表しているのですね

木の部分を表した名「空木(ウツギ)」

花の咲く時期を現した「卯の花(ウノハナ)」

花そのものを現した「雪見草・雪花菜」

同じものでも、着目するところが違うと、ずいぶんイメージは変わりますね。

今お花が見ごろの時期にはやはり「卯の花」って呼ぶのが一番しっくりくるかもしれないですね!!

強い日差しの中、雪のように白い卯の花はとてもさわやかにふわふわ咲いていますよ。

花言葉は秘密、古風。

木から枝を切り取り、挿し木という方法で簡単に増やすことができるとの事でした




2024年5月15日水曜日

2024 05 12 あやめ

 


 昨日は上着がないと寒いくらいだったのに、今日は半袖でも暑い!そんな毎日の気温差に体調を崩しがちなこの頃ですが、教会の植物たちは生き生きと次々に花と咲かせていきます。

「あやめ」
 
漢字で書けば「菖蒲、文目、綾目」になります。

ん?菖蒲?しょうぶ? 実はどちらもこの漢字表記「菖蒲」で、花も似ているし、とてもややこしいですね~。しかもショウブは、端午の節句でお風呂に入れる「菖蒲(しょうぶ)」とアヤメとそっくりの花が咲く「菖蒲(しょうぶ)」とはまた別の種類でさらにややこしくなってしまいます😵
 
さて今週報の花「あやめ」はというと。。
 アヤメ科の多年草。山野に自生。葉は剣形。初夏、紫色や白色の花を開く。
名の由来は、「花びらに網目の模様があったことから、文目(あやめ)と呼ばれるようになったといわれて、「希望」「よい便り」「メッセージ」などの花言葉があります。

 寒さや暑さに強い品種のため、初心者でも育てやすい花で、水はけや日当たりのよい場所を好みます。花が咲き終わったら種を採取し、花がら摘みや花茎切りをすれば翌年の開花を楽しめますよ!

さてさて、京都復興教会のややこしい花シリーズ・アヤメ編

どれがどの花かわかりますか?

(アイリス 黄菖蒲 カキツバタ ジャーマンアイリス アヤメ)     

                    ①↓  

                     ②↓

③↓

                    ④↓
⑤↓



 日曜日は母の日でしたね。お母さんに「ありがとう」といいましたか?
教会では日ごろの感謝を込めてと

パパさんと子供たちによる お昼ご飯のプレゼント愛餐会 が行われました✨
        

皆が笑顔で「おいしいね!」と幸せをかみしめていました。

この時期に幼稚園で歌われる歌、
きっと、おうちでも歌われてたのでは?

「♪お母さん 大好き
  お母さん 大好き
  神様 ありがとう 
  お母さんをくださって♪」
 
来月は、お母さんがお父さんになり 歌われますよ~😍

                     


                    



2024年5月7日火曜日

2024 05 05 紫蘭(しらん)


 シランはラン科シラン属の多年草です。「蘭」というと初心者には難しいというイメージがありますが、シランのように暑さ寒さに強く丈夫な種類は初心者でも楽しむことができ、古くから日本で親しまれているランなのです。

シランの学名はBletilla striata。地中に根を張って育つタイプで、地生蘭です。冬の間は葉を落としますが、春になると地中のバルブ(偽球茎。球根のような部位)から新芽を出します。

4~6月に花を咲かせ、赤紫、紫、ピンク、白の花色があるという事ですが、教会で見るシランはこのピンク色のものです。バルブや種子でどんどん増えて群生するので、たまに間引かれて株分けしたりされています。

以前に間引き分けて頂いたシランは、今年もうちの庭で美しい花をつけていますよ!

花が終わった後も凛とした葉がいい感じですが。そばに植わってある茗荷の葉と似ていて、ついつい茗荷の花を探してしまったり、、、😁

シランとミョウガ、どちらも地中バルブで広がる植物なので、土の中でけんかしないのかな~?まぁ、それが原因かはわかりませんが、どちらも増えすぎることもなく、広がりすぎることもなく日陰で湿ったじっとりしたお庭の一角を爽やかにしてくれています。

ここ境内でも、誰もが気づかない日も当たらないような場所でも、シランが咲くときらりと光る場所になるようです。

花言葉は、「あなたを忘れない」「楽しい語らい」「変わらぬ愛」「苦しむ勇気」です。



「あの紫色の、きれいな花が咲いてるのわかる?あの花の名前しってる?」

👧「しらん」←
 「よく知ってるね~」(笑)
👧「いやいや、しらん!」
「さすがやね~」
👧「だから、しらーん」(笑)

知っているのか?知らないのか?
 
紫蘭が咲き始めたら必ず始まる
娘とのお決まりのやり取り😆しかも花咲く間、何回も。。

いつのころからか、新喜劇のギャグみたいに色褪せず楽しんでいるんです。

たまに娘の方から「しってる?」とふってくる時もあります。

それは誰と選ばず急にきますよ!

そんな時がもしあれば、ぜひ

👧「」←からのセリフをお願いします(笑)