卯の花っておから?
実のところ、おからが卯の花に似ていたから「卯の花」とよばれるようになったとの事、植物の方からのはじまりだったのですね!
この卯の花ですが、こちらは「ウツギ」という樹木の花で、北海道南部から九州まで日本各地に見られるアジサイ科の落葉低木です。
日当たりのよい野原や山林の縁、土手などで普通に見られ、濃い緑の葉に白い清楚な花は初夏を代表する花として万葉の古くから親しまれています。茎が中空なので「空木うつぎ」であるとか、4月の別名は 卯月 ( うづき ) であり(旧暦4月…新暦では4月下旬から6月上旬ごろ)其の頃に咲くから「卯つ木」とか、語源説は様々いわれているとの事でした。
真っ白なお花はフワフワして見え、まるで出来立ておからのようだったのですね。
十種以上のウツギがありますが、ここで紹介しているのは「シロバナヤエウツギ」といって純白で八重咲きです。
「空木うつぎ」の材質は硬く、腐りにくく、昔から、木くぎや、神事のときの杵、樽の飲み口、笛などに利用されたようです。
「卯の花うのはな」(「うつぎの花」卯月(旧暦4月)に咲くことからの略)の他に、「雪見草」(ゆきみぐさ)。雪花菜(せっかさい)とも呼ばれ、どちらも見た目が雪のようだから白くてふわふわしたイメージで、花を表しているのですね
木の部分を表した名「空木(ウツギ)」
花の咲く時期を現した「卯の花(ウノハナ)」
花そのものを現した「雪見草・雪花菜」
同じものでも、着目するところが違うと、ずいぶんイメージは変わりますね。
今お花が見ごろの時期にはやはり「卯の花」って呼ぶのが一番しっくりくるかもしれないですね!!
強い日差しの中、雪のように白い卯の花はとてもさわやかにふわふわ咲いていますよ。
花言葉は秘密、古風。
木から枝を切り取り、挿し木という方法で簡単に増やすことができるとの事でした
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