2024年12月18日水曜日

2024 12 15 どうだん

 


ドウダンツツジ(灯台躑躅・天星躑躅とも書く)

 春に咲く白い壺形のかわいらしい小花と、秋の紅葉が美しい落葉性の花木で、大きくても3メートル (m) 程にしかならない木です。特徴ある形の葉は秋に紅葉し、釣り鐘型でスズランのような花もとても可愛いくて新緑、花期、紅葉と年中見どころのある1つで3回楽しめる、お得感のある日本原産の花木です!

 ツツジ科の中でもひときわ美しく鮮やかな赤色に紅葉し、見上げればモミジやイチョウが美しい中、目線の下に見受けられる真っ赤な生け垣はたいていドウダンツツジです。日当たりが悪いところでは、橙色から黄色に色づき、このグラデーションもまた”いとをかし”です。清少納言は四季のうつろいや日常の中で直情的に美しいと感じた風景や、心が動かされたできごとを「をかし」という言葉でつづっていて、この表現にぴったりだな~と思って。。。😁

 躑躅」(つつじ)の文字は、難読漢字の一つですね!

 (てきちょく)と読む場合もあり、足踏みをしたり立ち止まったりするなど、躊躇しながら進む様子を意味する熟語となります。ただし、この読み方をしている場合にも、まれに漢語的な用法で植物のつつじを指すこともあり、一説には、つつじの余りの美しさに道行く人が足を止めることから、つつじに躑躅の字を当てたと言われています。

そしてもう一つの小話ですが

 平安時代のいわゆる十二単と呼ばれる女性たちの重ね着においても、襲(かさね)の色目(いろめ)に「躑躅(つつじ)」の名があるのですって!

 当時の着物に用いられる絹は、透過性が高く表地と裏地の色の組み合わせで美しい効果が生まれたのとありますが、例えば、表地を赤、裏地を緑にすることで、つつじを連想できたとのこと。

また、袖口などで、紅・淡紅・より淡い紅・青(緑)・淡青(淡緑)・白という連なりを見せる「躑躅」と呼ばれる襲色目(かさねのいろめ)が存在するとの事。 平安時代からツツジの美しさを皆が愛(め)で、おしゃれに取り入れていたという事ですね!

 このつつじの中でも緑→白→紅と色の移り変わりが美しい「どうだんつつじ」は旧礼拝堂入り口サイドに植えてあったのを覚えています。反対側には確か「錦木(にしきぎ)」があり、秋になればどちらも美しく色付き礼拝堂に続く芝生によく映えてなんともおしゃれな入り口だったなと今思い出します。

今は幼稚園ほし組さん出入口と砂場のところに紅葉しています。

 秋、冬になっても、まだまだここでは植物の美しさをみて感じることが出きますよ!

クリスマスシーズン真っ只中、花木は神様に生かされ寒さの中でもありのままで美しい🌟ましてやキリストの愛の中で生きる私たちもまた「いとをかし」・・・心動かされるほど美しいという事です😍

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