「成る天」とは南天(なんてん)のこと。
学名は Nandina domestica。
メギ科ナンテン属の常緑低木で、日本、中国を原産とし、古くから庭木として親しまれています。
「南天」という名前は、中国名「南天竹(なんてんちく)」に由来。
竹という名がついていますが、竹の仲間ではありません。
葉姿が竹によく似ていることから、この名で呼ばれるようになったとのこと。
また、「難を転ずる」という語呂合わせからも、南天は古くから縁起木として玄関先や庭に植えられ、「災いを遠ざけ、福を招く木」として人々の暮らしに寄り添ってきた歴史もあります。
梅雨の時期には枝先に小さな白い花をたくさん咲かせます。
一つひとつの花は直径5〜6mmほどと控えめですが、その花が集まるとまるでレースような、繊細な刺繍のような美しさがあります。
そして秋になると、その白い小花は鮮やかな小さな赤い実に姿を変えます。
お正月飾りや生け花にもよく用いられ、日本の冬を彩る植物として好まれています。
梅雨時に咲く花には小さな昆虫たちが訪れ、
冬の厳しい寒さの中でも、鮮やかなたくさんの小さな赤い実には鳥たちの糧となり。一年を通して、多くの生き物を支える恵みの一つとなります。
「成る天(なるてん)」
という今回の題字ですが、秋になると枝いっぱいに赤い実を結ぶことから、
「よく実が成る」という意味の「成る」と、「天」の字を合わせ、
「天の恵みが成る」「天の祝福が実を結ぶ」という願いが込められている。
日本人が縁起を願って付けた「南天」への美しい当て字呼び名だそうです。
「22・・霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です。
・・・26うぬぼれて互いに挑みあったり、ねたみあったりするのはやめましょう。」
(ガラテヤの信徒への手紙5章22~26節)
主は、私たち一人ひとりの人生にも、小さな花を咲かせてくださっていますよ。
その花はいずれ誰かを慰めたり、励ましたり、養ったり、そんな祝福の実と成りますように
「成る天」の花を見つけ、心静かに祈ります。
今日もまた主の恵みに気づくことができますように、感謝の実を結べますように

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