2020年10月5日月曜日

20201004酔芙蓉

 秋本番です。其枝幼稚園でも先週、運動会が行われました。新型コロナ感染予防のため園児と保護者関係者のみの参加でした。

 今週の花は「酔芙蓉」、アオイ科フヨウ属の落葉低木です。名前の由来は、花の色が朝方は白かったのに時間が経つにつれてピンク色になり、やがて夕方頃には赤くなることから、まるでお酒に酔っているようだと付けられました。写真の撮影時間は午前10時半頃で少しピンク色になっています。隣の赤くしぼんでいるのは昨日咲いていた花です。普通の「芙蓉」と「酔芙蓉」は昼間では見分けることはできないようです。

 其枝幼稚園の掲示板辺りに大きなピンク色の花がたくさん咲いているのが「酔芙蓉」です。所どころに赤くなってしぼんでしまっている花も目につきます。「芙蓉」は昔から美しい人に例えられています。花言葉は「心変わり」「繊細な美」「しとやかな恋人」など、色の変化や美しい花姿から来ています。

2020年9月27日日曜日

20200927宮城野萩

 今週で9月も終わり、今年度も半分が過ぎました。3月から新型コロナウィルスが蔓延し未だに収束の見通しが立たない状況で、マスクが手放せない生活が続きます。

 今週の花は「宮城野萩」、マメ科ハギ属の落葉低木です。宮城野萩は山萩と共に良く見られる萩の一種で、秋の七草に数えられています。芭蕉の奥の細道で「宮城野の萩茂りあひて、秋の景色思ひやらるる」と詠まれるほど宮城県に多く自生していることから命名され、県花ともなっています。

 写真の宮城野萩は其枝幼稚園の園庭にある枝垂れ桜の根元あたりにあり、ピンク色の豆のような蝶形の花がたくさん咲いています。今週の土曜日には其枝幼稚園の運動会が予定されており、満開の花で園児たちを迎えてくれることでしょう。

2020年9月21日月曜日

20200920ひがんばな

 9月第3の聖日は、毎年、既に天に召された方々を覚えて遺影と共に合同記念礼拝を守っています。コロナ禍の中でしたがご遺族の方も多数出席されて礼拝を捧げました。

 今週の花は「ひがんばな」、ヒガンバナ科の多年草で中国が原産地です。秋分の日前後のお彼岸に花を咲かせることから名づけられ、別名は「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」と呼ばれています。茎が1本真っ直ぐに伸びて先端に独特の形をした赤い花を付け、他の多年草と異なって花が散った後に葉が出てきます。根も茎も全て有毒で、その性質を利用して田んぼの畔や墓地などに多く植えられています。

 写真は其枝幼稚園にある枝垂れ桜の根元に咲いています。花言葉は「情熱」「独立」など、花の色が真っ赤で鮮やかなことや一つの茎に一つの花を咲かせることから来ています。

2020年9月13日日曜日

20200913たますだれ

 今日は新会堂の献堂13周年記念礼拝を捧げました。新会堂は教会のホームページに写真があるとおり、大きな薄赤色の屋根に塔を備えており、中は木造になっています。阪神淡路大震災の経験から耐震構造になっており、地域の避難場所にもなっています。

 今日の花は「たますだれ」、ヒガンバナ科の球根草です。遠くから見ると密集している細長い葉が簾(すだれ)のように、ぽつぽつと咲いている白い花が玉のように見えることから名づけられました。南アメリカが原産地で日本には明治初期に渡来し、日本の風土に適したことから普通によく見られる花となりました。

 境内のあちこちに咲いており、写真の花は其枝幼稚園の職員出入口前に咲いています。花期は8月から10月頃です。花言葉は花の印象から「汚れなき愛」「期待」となっています。

2020年9月6日日曜日

20200906栃の実

 9月を迎え、新型コロナの勢いは少し弱まったようですが、まだ安心はできない状況です。今心配なのは台風10号による被害です。超大型で九州地方全域が暴風圏内に入るようなので、最小限の被害で済むよう祈りたいと思います。

 今週の植物は「栃の実」です。トチノキは落葉広葉樹の一種で、非常に大きな木です。トチの花は5月頃咲き、実が初秋にできます。栗より大きく色つやがあり丸い形をしており、古代では栗やドングリと共に主食となっていました。写真は地面に落ちた実を集めて撮ったものです。トチノキの場所や花言葉はトチの花を5月17日のブログで紹介していますので、そちらをご覧ください。

2020年8月30日日曜日

20200830やいと花

 8月も明日で終わり9月を迎えようとしています。猛暑はまだ当分続くようですが、秋ということで心も体も少し爽やかな気持ちとなります。

 今週の花は「やいと花」、アカネ科ヘクソカズラ属のツル性多年草です。1センチ位の花が7月~9月頃咲き、その花姿がお灸(やいと)を連想させることから名付けられました。一般には「ヘクソカズラ(屁糞葛)」の名で知られており、葉っぱなどを傷つけると強い悪臭を放つことから来ています。日本や東アジアが原産地です。

 教会ホールの出入口を出てガリラヤ池の向かいにある木にツルが絡んでおり、いくつかの小さな花が咲いているのが「やいと花」です。花言葉は「人嫌い」「意外性のある」など、前者は悪臭が人を遠ざけることから、後者は悪臭のイメージに関わらず可愛らしい花を咲かせることから来ているようです。

2020年8月24日月曜日

20200823蘇鉄の花

 8月も下旬を迎え、最近の猛暑も少し勢いが衰えたように感じるこの頃です。しかし、新型コロナの勢いはまだ衰える気配がないので、気を付けたいものです。

 今週の花は「蘇鉄の花」、裸子植物でソテツ科の常緑低木です。日本や台湾などの東アジアやオーストラリア、アフリカなどで見られます。名前の由来は、枯れかかった時に鉄釘を打ち込むと蘇るという言い伝えから来ています。成長の速度は遅く、花が咲くのも10年に一度と言われています。写真の真中に茶色く湾曲しているのが花で、形状は松ぼっくりに似ており、太さは15センチほど、長さは50センチほどあります。

 復活の丘(納骨堂)にあり、其枝幼稚園の園庭で遊ぶ子供たちからも良く見える場所に咲いています。花言葉は「雄々しい」、どっしりと地面に生えている姿から来ているようです。