1964年7月の或る日、幼稚園の増築起工式が行われました。
その時のことが乙枝先生の「花こよみ」に記されています。
「行事そのものが重要なのではない主イエスが愛しなさる幼子のために、私たちにできる奉仕の実として、この建築工事が献げられることが重要なのである」と
そして
「建築の邪魔になるものは数か月前から心かけて、桜や楓、小さいわれもこうの草株まで数々の移植を終わったが、或る日ふと、足元にねじ花の一本を見つけた時の感動!郷里の田園道に夏草の中によく咲いたこの花をここで今日見ようとはー。・・・・・・
私にはミロのビーナスよりも美しいものに見えた。※」
今、まさに復活の丘で、点々と咲いている「ねじばな」を見つけます、
今日もここから子供たちを見守っている、そんな目線で撮ってみました。
その花言葉は「思慕」・思い慕うこと、恋しく思うこと、という意味です。
「ここに招かれた幼子の心に、主のみ姿が印刻されてその生涯の光となるように祈っていただきたい。」乙枝先生の思いは今もなお咲き続けています。
来年に向けての園児募集の準備はもう始まっています!ここに招かれている幼子のために、祈り続けていきたいです。
※ミロのビーナスがルーヴルを出て海外に渡ったのは、1964年の日本行きのただ一度だけだといわれています。国立西洋美術館と、京都市美術館のみ巡回したとの事です。
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