ヤツデは、午前中2時間程度しか日が当たらない日陰でも、立派に生育する陰樹で、11月から12月にかけて、枝先に白い花を咲かせます。
葉は深い切れ込みと、光沢があり、別名「天狗の団扇」とも言われ、天狗が持っている羽根の団扇に似ています。
肉厚の大きな葉と、海の中にあるサンゴのような花をみると、南国のどこかが起源なのかな?と想像してしまいますが、日本固有種で、分布域は福島県以南から沖縄までだそうです。ヤツデ属の植物の分布は、世界的には非常に狭い地域に限られているのですって!身近にあると気がつかないですが貴重なのですね。
この独特の風貌の植物からアーノルド・ローウエルの絵本「ふたりはいっしょ」ガマ君とカエル君、の世界を連想するのは私だけでしょうか?水辺にある植物でもないのに。。
幼い頃、この大きな葉を傘代わりに遊んだ楽しい思い出や、ヤツデの持つ雰囲気や色味がこの絵本と似かよっているからでしょうかね。。
ヤツデもまた生薬となるようです。葉を乾燥したものは、「八角金盤(はっかくきんばん)」と呼ばれ、民間で去痰薬として使用されていたり、また、乾燥葉で薬草風呂にすると、リウマチや痔に効くと言われています。
実際、どんな薬草風呂なのかは、ちゃんと調べてからしないといけないですが、寒さが厳しくなると、ゆっくりお風呂につかれる時間は至福の時ですね~!
今週は冬至22日ですね!ゆず湯が楽しみですが、ユズをそのまま湯船に浮かべてしまうと、切り傷にシミて痛いので、我が家では皮部分だけを熱めのお湯をはった洗面器に入れて、お風呂場全体に香り立つユズのアロマを楽しんでいます。
花言葉は、「分別」「親しみ」「健康」でそうです。
ところで、
京都復興教会のクリスマスリースはずーっと毎年手作りで、
こちらは約10年前のTさん作のです
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