2024年4月30日火曜日

2024 04 28 ジャスミン


   香り芳しく咲きはじめました。
 原産地は中国雲南省。モクセイ科ソケイに属しています。金木犀等も同種類で、同じように香りが良いお花です。つる性の植物で発育は非常に旺盛なので、気が付かないうちにえらいところまでつたって行ってしまってたり、、たった一本の株でも
「もじゃもじゃのもじゃもじゃ」になってしまったり。。。気は付けた方がよいですね!

ジャスミンは、聖母マリアの花とも呼ばれていて、キリストが十字架で処刑されたとき、ピンクだったジャスミンの花が悲しみのあまり、白く色あせたという言い伝えもあったりします。

花言葉は 誘惑・官能的な愛・優美・愛らしさ・温和・清純・喜び・無邪気。

たくさんある花言葉からは想像できませんが、あんまり花に近づくと香が強く「いい香り」は違う香りに。。まるで、野良の落とし物💩を踏んづけたのかと思うようなあの匂いがするんんです!!

 何気なくふわっと香りが運ばれてくるくらいのがいい香りかもしれません。

 そして、このジャスミンの香りを緑茶やウーロン茶にふわっとつけたのが茉莉花茶(ジャスミンティー)です。茉莉花茶は、中国においてもっとも有名な茶の香りであるらしく、私はてっきり台湾のお茶だと思っていたのですが、ジャスミンの花は福州市の市花で、中国福州市が産地だそうです。

茉莉花茶は古くから不老不死の妙薬とされていました。茉莉花茶にはビタミンやミネラルが含まれており、乾燥肌やアンチエイジングの効果があるらしいです。

乙枝先生もこの花がとてもお好きだったようで、
「今日も香りがいっぱいに会堂に満ちて、ナルドの香油ならぬジャスミンが主のお体を包んでいるーなどと悦に入っている」なんてウキウキ感のある言葉を著書の「花こよみ」に残しておられました👍。

目下お花は礼拝堂北側の柵に広がっていっていて、礼拝堂まで香りが広がるのも時間の問題のようではないかな。




 先週、主のみもとに召された山根先生も乙枝先生とジャスミンの花を楽しんだのかな。。
日曜日には、入り口受付のあたりに山根先生のお写真がジャスミンの花で飾られていました。

2024年4月24日水曜日

2024 04 21 なるこゆり


  「なるこゆり」(鳴子百合)は、山地の林や山野の草地に生える多年草です。
東アジアに広く分布し、わが国でも本州~九州に自生しているとの事。

 名の由来は、花のつき方が、田畑から害鳥を追い払う鳴子に似ていて、この様子を鳴子に見立てて付けられました。ただ「あまどころ」(甘野老)とよく似ていて、見分けることは、しばしば困難でだそうで。。実際「ナルコユリ」「ナルコラン」「ナルコ」の名で花屋さんで売られている斑入りの葉ものは、「なるこゆり」(鳴子百合)でもランでもなく、「あまどころ」(甘野老)Polygonatum odoratumであることが多いようです。

2つの違いは、茎を見ると見分けることができます。「なるこゆり」(鳴子百合)は茎の断面が円形で角がありません、「あまどころ」(甘野老)は角ばった形をしていて茎に角があります。花の時期も違い、「あまどころ」(甘野老)は4月~5月、「なるこゆり」(鳴子百合)は5月~6月が開花時期で、花の咲き方は、葉っぱの脇からその名のとおりで鳴子のように3~5つ程度の花をつけるのに対して「あまどころ」(甘野老)は1~3つ程度です

 花の形も「あまどころ」(甘野老)が鐘状に対し、「なるこゆり」(鳴子百合)は細く中央がややくぼみ、わずかに開きます。

花言葉は、 「懐かしい音」、「あなたは為れない」、「元気を出して」、「心の痛みを判る人」など。

どちらも若芽、花、地下茎が食用になり。山菜として食用にされるところは同じで、アマドコロは春の若芽や地下茎には甘みがあるとの事でした、

ちなみに「あまどころ」(甘野老)の花言葉は、「元気を出して」「心の痛みがわかる人」で見た目も花言葉もほぼ同じってことですね!


さて、ここで問題です!

復興教会で見つけ撮ってきたこの写真の花(記事上部の写真はこの写真↓のアップです)は「なるこゆり」「あまどころ」のどちらでしょうか?



2024年4月17日水曜日

2024 04 14 射干(しゃが)

 


 桜が終わり、日陰やすこし湿気あるところで、アヤメほど大きくはないけれど華やかに美しく咲いているのを見つけられます。

 そのフリルレースのような花びらを持つ華やかな見た目から、勝手に美しい響きの名前を想像してしまいますが、、

この花の名前は「射干(しゃが)」といいます。

「しゃが」。。という響きからも、こんなフリフリのお花は想像できないですよね!


「射干(しゃが)」はこの花の名前であると同時に、

① 中国で伝説上の悪獣の名。一説ではジャッカルのことともいわれています

②キツネの別名。

③植物ヒオウギ(檜扇)の別名。

でもあるという事でした。

 檜扇の名前。。また同じ名前で違う植物。。ミモザほどややこしくないけれど。。。


この「シャガ」は 中国原産でかなり古くに日本に入ってきたものと考えられています

この名前は「ヒオウギ」の漢名「射干(いかん)」を日本語読みしたもの

 さらに中国では「射干」は、キツネの事を表す言葉らしく、キツネのオレンジ色に近い被毛はオレンジ色の「檜扇」の花に通じるかな~。そしてこの「しゃが」の葉がヒオウギに似ているところから間違って名付けられたという説があり、名称の誤用、本当によくあるのですね!

シャガの根には毒があり、誤って口にすると下痢や嘔吐などの健康被害を引き起こすので、注意が必要です。

シャガの花言葉は「反抗」「友人が多い」だそうです

「シャガ」のお花は一日花で枯れてしまいますが、次々と咲くので群生していたら見ごたえがあります!種はなく根で広がっていくので、どんどん増えていくそうです。

4月の穏やかな日曜日、入学などの新生活や新年度のスタートは少し落ち着いて日常に戻りつつあるのではないですか?

能登や台湾の震災被災地はまだまだ支援が必要です。

夕拝では赤岩伝道師が「共に喜び共に泣く」と題し初のメッセージを語られました。

救われ、信仰を持つ者として歩む日々のあり方を、今一度、思い起こされました。

 

 小さな思いからでも、些細な行動もすべて何か支援につながればと祈ります。

「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。 ローマの信徒への手紙12;9」





2024年4月10日水曜日

2024 04 07 さくら


  4月に入り、入園式・入学式・入社式、続々と続いています。
ここ数年は、桜の開花が早かったので桜の咲いている入学式とはならなかったのですが、
今年は桜の下でピカピカの新入生が見られそうです!
 京都復興教会の近辺には桜の見どころがたくさんあって、桜の季節をたっぷり楽しめます😊桜速報とか開花速報とかニュースになるくらい!さくらの花って本当に特別ですね。

そんな幼い頃から見慣れた「桜」ですが、詳しくは知らないので、調べてみました!

桜(サクラ)はバラ科サクラ属(又はスモモ属)に分類される落葉広葉樹、ヒマラヤ原産と考えられ、七世紀ごろ中国から伝播。
 サクラは突然変異が多い植物であり、樹形、花期、花と花弁の付き方・数・形・大きさ・色、実の増減、耐候性、病害虫への強靭性などで新しい特性が発現しやすい。名前が付けられている品種は800種類存在すると言われております。

かつて、お花見の主役は「梅」の花だったことは知りませんでしたよ

お花見という文化ができたのは奈良時代の頃、遣唐使によって中国から持ち込まれた梅を貴族が好んで鑑賞するようになったのが始まりだったらしく

その後平安時代に国風文化が花開くと、貴族を中心に日本の花である桜への関心が高まり、桜の花を愛でる「花宴(はなのえん)」が盛んになります。

鎌倉期以降、花見の文化は武士階級にまで広がり、今のように桜の樹の下で宴会を楽しむようになった大きなきっかけとなったのは

豊臣秀吉が行った歴史上有名な「醍醐の花見」!!だそうです

慶長3年(1598)の春、秀吉は花見に際して畿内から700本の桜を植え、三宝院の建物と庭園を造り、盛大な宴を開き、1300人余りが参加したといわれています。

その後、お花見が庶民の文化として定着するのは江戸時代、日本で最も有名な桜である「ソメイヨシノ」もこの頃誕生しました。

そのころから毎年春が来ると日本中のあちらこちら、桜の下でお花見宴会を楽しんでいたということ!お花見はしきたりではないけど、日本の歴史ある文化だったのですね。

ここ復興教会では其枝幼稚園、プールのところに濃いピンク色の「しだれ桜」と園庭にあるゾウの遊具近くに大きな白い花が美しかった「大島さくら」の見事な2本の樹がありました、

「入園式の後、あひる組から雲海のような桜を見下ろすお花見は本当に素晴らしかった」と、中山先生が言っておられたことを思い出します。

今は運動場の「ソメイヨシノ」と復活の丘にある「平安しだれ」が美しいです!

桜の全般的な花言葉は、「精神美」「優美な女性」「純潔」

この日曜日、京都復興教会に新しく伝道師をお迎えしました。
お昼には歓迎の持ち寄り愛餐会も開催され、にぎやかで楽しい時を過ごしました!


 

今年度初めの日曜日、恵み豊かな年となりますように祈ります!