2017年12月31日日曜日

20171231白南天

今週の植物は「白南天」、メギ科ナンテン属の常緑低木です。南天の実は赤色が一般的ですが、まれに変種として黄白色の実ができ、これが「白南天」又は「白実南天」と呼ばれています。南天の花は初夏に白い花が咲き、晩秋から初冬にかけて実がつきます。中国が原産地で日本の各地、主に西日本で多く見られます。南天は「難」を「転ずる」に通ずることから縁起の良い木として親しまれており、庭木として良く見かけます。葉っぱや実は生薬としても良く知られています。
牧師館の前庭にある「せんだん」の木の根元にあり、写真のように白い実の南天と赤い実の南天が並んでいます。
花言葉は「私の愛は増すばかり」「機知に富む」「良い家庭」など。

2017年12月25日月曜日

20171224ホーリー

 今週の植物は「ホーリー」、モチノキ科モチノキ属の常緑小高木で、別名「セイヨウヒイラギ」。若い枝につく葉っぱには棘がありますが、成長すると棘がなくなってきます。蝋を塗ったように艶やかな濃い緑色が特徴的です。花は4月から5月頃白い花が咲きます。秋には小さくて丸い果実ができ、冬になると真っ赤に熟します。棘のある葉っぱと赤い実はイエスキリストの茨の冠と流された血や苦悩を連想させることから「聖なる木」と言われ、クリスマスリースなどによく用いられるので「クリスマスホーリー」とも呼ばれています。よく似た木に日本在来の「ヒイラギ」がありますが、こちらはモクセイ科モクセイ属の植物で葉っぱの付き方や実が熟すと黒紫色になるなど全く異なる木です。
「ホーリー」は其枝幼稚園の其枝文庫出入口横にあり、高さは約3メートルくらいある大きな木です。
花言葉は「予見」「神を信じます」など。

2017年12月18日月曜日

20171217せんだんの実

今週の植物は「せんだんの実」、せんだん(漢字で書くと栴檀)はセンダン科センダン属の落葉高木で、京都復興教会のシンボル的な木です。教会前の道路から其枝幼稚園の方を見ると最初に見える大きな木がせんだんの木です。10メートルは超える高さがあります。5月~6月頃には薄紫色の花が一面に咲き誇り、良い香りがします。やがて秋になると下の写真のように2センチ位の楕円形の小さな実が枝一面に付き、冬になって葉っぱが落ちても実は残っており、太陽に照らされてキラキラ輝いているのが見えます。上の写真も良く見ると小さな実がたくさんあるのが分かります。せんだんの名はたくさんの実が枝に残って千珠(せんだま)のように見えることから来ています。
花言葉は「意見の相違」、どうしてこのような花言葉になったのか不思議です。

2017年12月10日日曜日

20171210ピッシャー

 今週の植物は「ピッシャー」、マツ科トウヒ属の針葉樹で別名「ドイツトウヒ」「オウシュウトウヒ」「ドイツマツ」とも呼ばれています。ヨーロッパ原産の常緑針葉高木でアルプスやスカンジナビア半島の山岳地帯で良く見られる木で大きいものでは高さ50メートルに達するものもあるようです。モミの木の仲間で若木は見分けるのが難しいようです。日本には明治の中頃に渡来し、クリスマスツリーの木として愛用されています。成長が速いため、庭木には不向きな木で、防風林や木材として良く用いられています。花は5月頃枝先に小さな花が咲きます。葉っぱは細長くて尖っており、マツボックリは松に比べて細長く10センチ位あります。
其枝会館前の其枝幼稚園出入口を入った所にある掲示板の後ろにそびえ立っている木が「ピッシャー」です。クリスマスシーズンになると夜に豆電球が点灯しますのでクリスマスツリーの雰囲気を味わう事が出来ます。
花言葉は「逆境の中の希望」「不運の中の希望」など。

2017年12月4日月曜日

20171203梅擬

今週の植物は「梅擬(うめもどき)」、モチノキ科モチノキ属の落葉低木です。枝や葉っぱ、花などが梅に似ていることや赤い実の付き方が小さな梅の実に見えることから名付けられました。花は淡紫色で5月から6月頃咲きます。9月頃から赤い実ができ、葉っぱが落ちても実は12月まで残っています。日本固有種で本州から九州に分布しています。赤い実は小鳥に食べられることによって発芽する仕組みになっていますが、山形や千葉では絶滅が危惧される植物になっているようです。赤い実が特徴的ですので、秋の季語になっています。
其枝会館の庭、真ん中辺りにあり、細い枝にたくさんの赤い実が2~3メートルの高さまで付いています。
花言葉は「明朗」「知恵」など。

2017年11月27日月曜日

20171126いちょう

今週の植物は「いちょう」、裸子植物でイチョウ科イチョウ属の落葉高木です。中国原産で日本には室町時代に植えはじめられ、病虫害に強い事もあって全国に広まりました。「いちょう」は恐竜時代に繁栄し、他の植物が氷河期に滅亡したのに対し、現在まで生き延びた貴重な植物で生きた化石と呼ばれています。日本では晩秋に全国各地で葉っぱが黄色く色づいて、紅葉に彩りを添えてくれますが、世界的には絶滅危惧種に指定されています。
境内のあちこちに咲いています。写真は其枝幼稚園の園庭にある「いちょう」です。10年程前までは教会入口から幼稚園に行く通路の右手に「いちょう」の木が並んでいましたが、大きくなり過ぎた事や落ち葉の掃除が大変なことから伐採されました。
花言葉は「荘厳」「長寿」「鎮魂」など。樹齢1000年を超えるものもあり、長寿であることから来ています。

2017年11月20日月曜日

20171119むべ

今週は「むべ」、アケビ科ムベ属の常緑ツル性木本植物です。天智天皇が滋賀の近江八幡でこの実を食して「むべなるかな」と言われたことに由来しています。漢字で書くと「郁子」や「野木瓜」、花は4月から5月頃、白っぽくて反り返ったような花が咲き、10月から11月に木通(アケビ)に似た実を付けます。最初は緑色をしていますが、熟してくると紫色に変化します。アケビのように自然に割れることはありませんが、鳥などが突っついて割れているのも見受けます。
其枝幼稚園園庭にある砂場を覆うように「むべ」のツルが繁っており、「むべ」の実があちこちになっています。毎年、園児たちは「むべ」の実を取るのを楽しみにしています。
花言葉は「愛嬌」。

2017年11月13日月曜日

20171112山茶花

今週の花は「山茶花」、ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹です。山茶は中国語でツバキという意味で、山茶花はツバキの花を指し、普通に読むと「サンサカ」となりますが、訛って「サザンカ」となりました。同じ属なのでツバキと良く似ていますが、ツバキの花が12月~4月頃に咲くのに対し、山茶花は10月~12月頃花が咲き、散る時はツバキの花がすべて落ちるのに対し、山茶花は花びらが一枚ずつ散ります。山茶花は冬の季語になっていますが、もともとは寒さに弱い花です。品種改良により寒さに強いもの、一重や八重、花の色も赤色やピンク色など多種多様です。教会の山茶花は野生のものに近く、淡い桃色に縁がピンク色に染まっていて可愛らしい花です。たき火という童謡などにも歌われており、国民に親しまれている花の一つです。
牧師館の前庭に2メートル位の高さの木にたくさん山茶花の花が咲いています。
花言葉は「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」「理想の恋」など。

2017年11月6日月曜日

20171105サフラン

今週の花は「サフラン」、アヤメ科サフラン属の球根植物です。クロッカスの一種で葉っぱは細長く、11月上旬頃咲くので秋咲きクロッカスとも呼ばれます。ペルシャ地方が原産地で三千年前の資料に栽培されている記録が残っているそうです。日本には江戸時代にオランダ船で薬として持ち込まれたようです。10~20センチ位に成長すると薄紫色の花を付けます。サフランの雌しべはひも状をした赤色をしており、これを集めて乾燥したものが最も高価な香辛料として有名な「サフラン」で、生薬としても鎮静、鎮痛の効果があります。
牧師館前の庭にあちこち咲いています。写真の花は其枝幼稚園出入口の左側、駐輪場の右側草むらの茂みの中に咲いている「サフラン」です。
花言葉は「歓喜」「陽気」「喜び」など。生薬としてのサフランのイメージから来ているようです。

2017年10月29日日曜日

20171029つわぶき

今週の花は「つわぶき」、キク科ツワブキ属の常緑多年草です。漢字で書くと「石蕗」、葉っぱが大きくて艶があり蕗に似ていることから「つやぶき」と呼ばれ、それが変化して「つわぶき」となったようです。花は10月中旬から11月下旬頃まで菊に似た綺麗な黄色の花を咲かせるので、初冬の季語になっています。東アジアが原産地で日陰でも良く育ち、園芸植物として利用されています。冬でも艶のある緑の丸い葉っぱを見る事が出来ます。
境内のあちこちに咲いており、写真の花は牧師館の玄関前に咲いていました。
花言葉は「いつも笑顔で変わらない」「困難に負けない」「謙譲」「謙遜」など。

2017年10月22日日曜日

20171022しゅうかいどう

今週の花は「しゅうかいどう」、漢字で書くと「秋海棠」、シュウカイドウ科ベゴニア属の多年生草本球根植物です。中国大陸やマレー半島が原産地で日本には江戸時代初期に園芸用として持ち込まれ帰化しました。花は8月頃から咲き始め10月下旬頃まで楽しむ事が出来ます。高さは50センチ程度で2~3センチ位の大きさの淡紅色の花を付けます。花の真ん中にある黄色い雄しべが良く目立ちます。雌雄異花同株で雄花は上方に正面を向いて咲き、雌花は下方に向いて咲きます。葉っぱは大きくて20センチ程度あり、左右非対称のハート形をしています。
駐車場から其枝会館に行く右側に2か所咲いています。
花言葉は「片想い」「親切」「恋の悩み」「自然を愛す」など。

2017年10月16日月曜日

20171015ランタナ

今週の花は「ランタナ」、クマツヅラ科の常緑小高木です。日本名は「七変化」と呼ばれているように、花の色が時と共に微妙に変化していきます。6月から11月頃まで花を楽しむ事が出来ます。花の形や葉っぱなどはアジサイと似ており、6月頃は両方咲きますが、全く別の種類です。中南米が原産地で繁殖力が強く世界中に帰化しています。そのため世界の侵略的外来種ワースト100種に選定されており、ほっておくとどんどん増えていく可能性があります。
其枝幼稚園の北側出入口から入った正面に、マリーゴールドと共にそれを覆うように鮮やかに咲いています。
花言葉は「厳格」「合意」「協力」など。

2017年10月9日月曜日

20171008藤袴

今週の花は「藤袴」、キク科ヒヨドリバナ属の多年草植物です。花が藤色で花弁の形が袴(はかま)の形に似ていることから名付けられました。たくさんの小さな蕾から細長いひも状のものが出ているのが特徴です。中国が原産地ですが万葉時代には渡来しており歌にも詠まれて、秋の七草の一つになっています。地下茎で増えるので同じ場所にたくさん密集して咲きますが、自生に適した環境が激減したため現在は准絶滅危惧種に指定されており、貴重な花と言えます。葉っぱなど全体的に桜餅のような香りがするようです。
教会ホールから出て池を過ぎた直ぐ右側に薄紫色の花が密集して咲いているのが藤袴です。
花言葉は「ためらい」「躊躇」「遅れ」など、あまり良い意味はないようです。

2017年10月5日木曜日

20171001コスモス

今週の花は「コスモス」、キク科コスモス属の総称で秋を彩る花の一つです。コスモスはギリシャ語で飾りという意味で、明治時代にメキシコから持ち込まれました。和名は「秋桜」、秋に桜に似た花を咲かせることから名付けられました。さだまさしさんの作詞作曲で、山口百恵さんが歌った曲のタイトルに「秋桜」と付けられて以来、文学的表現として和名が良く使われるようになりました。花の色は桃色、白、赤などがあり、花の形も一重や八重など多種多様です。日当たりと水はけが良ければ荒れた土地でも育ちます。細い茎の先端に花が咲くので、風が吹くとユラユラ揺れます。
駐車場の西側フェンス沿いに咲いています。
花言葉は「少女の純真」「真心」「調和」「謙虚」など。

2017年9月25日月曜日

20170924きんもくせい

今週の花は「きんもくせい」、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹です。何と言っても香りが強くて遠くに離れていても良い香りがするのですぐ分かります。モクセイ科の木で銀木犀というのが別にあり、この変種が金木犀だそうです。中国が原産地で江戸時代に日本に入ってきました。金木犀は雌雄異株ですが、日本には雄株しか入って来なかったようで、実は出来ません。木の大きさに比べて花は小さくてオレンジ色をしています。人間にとっては良い香りですが、モンシロチョウなどにとっては嫌いな臭いで近づかないそうです。
其枝幼稚園園庭の南側に3メートル位の高さに成長した金木犀が二本並んでいます。雨が降ると香りがなくなっていくので、運動会まで香りが残っていればと願います。
花言葉は「謙虚」「気高い人」「真実」など。

2017年9月18日月曜日

20170917彼岸花


今週の花は「彼岸花」、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年性の球根植物です。秋のお彼岸の季節に赤い花を咲かせるので名付けられました。別名の「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」はサンスクリット語で天界に咲く花という意味があり、法華経の仏典から来ているようです。赤い花が一般的ですが、白い花を咲かせるものもあります。細く伸びた茎の先端に反り返って丸みを帯びた花と線状の花弁が何本も絡み合うように放射状に伸び、不思議な形をしています。葉っぱは一つもなく、花が散った後、晩秋に出てきます。畦道や墓地などに良く見られるのは、彼岸花が有毒で、モグラや野ネズミなどの動物を避けるために植えられたからです。中国が原産地で稲と一緒にやって来たようです。
彼岸花は境内のあちこちにありますが、今年は夏が暑かったせいか9月17日時点ではまだ開花していませんでしたので、9月24日に牧師館前庭で撮影したものです。
花言葉は「情熱」「再会」「諦め」「転生」など。

2017年9月11日月曜日

20170910秋明菊

今週の花は「秋明菊」、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。秋に菊のような花が咲くことから名付けられましたが、菊の仲間ではなく、アネモネの仲間です。アネモネはギリシャ語で風の花という意味があり、秋明菊が細い茎の先端に5センチ位の花を付け、少し風が吹くだけでユラユラと揺れる様子はアネモネとそっくりです。秋明菊は色々な種類があり、写真の花は6弁でピンク色をしていますが、白色や赤紫色で多数の花弁をもつ種類もあり、別名で「秋牡丹」「貴船菊」などと呼ばれたりします。中国が原産地で古い時代に日本に帰化したようです。
秋明菊は教会ホールを出た所にある池(ガリラヤ池)の縁に咲いています。
花言葉は「薄れ行く愛」「淡い思い」「忍耐」など。

2017年9月4日月曜日

20170903丸葉萩

今週の花は「丸葉萩」、マメ科ハギ属の落葉低木で、8月から10月頃まで開花します。葉っぱが丸い形をしているので名付けられましたが、山萩や宮城野萩といった他の種類の萩の葉も丸い形をしています。見分ける方法は花が葉の間に咲いているように見えるのが「丸葉萩」、枝が枝垂れているのが「宮城野萩」、枝垂れていなくて花が葉の間から外に突き出ているのが「山萩」と説明されていましたので、写真の花は丸葉萩ではないようにも見えます。いずれにしても、萩は秋を代表する花で、秋の七草の一つに数えられています。
秋の七草は、山上憶良が万葉集の中で「秋の野に 咲きたる花を 指(おゆび)折り かき数ふれば 七種の花」、「萩が花 尾花(すすき) 葛花(くず) なでしこの花 おみなえし また藤袴(ふじばかま) 朝貌(あさがお:ききょう)の花」と詠んだことから来ています。因みに万葉集に出てくる草花は「萩」が一番多いそうです。
教会正面入り口から其枝幼稚園の方に向かって歩くと、右側に一部自動車道に多いかぶさるように茂っているのが見えます。

2017年8月29日火曜日

20170827桧扇

今週の花は「檜扇(ひおうぎ)」、アヤメ科アヤメ属の多年草で、日本、中国、東南アジアが原産地です。下の写真のように葉っぱが扇状になっており、宮中で使われたヒノキの扇に似ていることから名前が付けられました。花はオレンジ色でたくさんの斑点が付いており、大きさは5~6センチ程度です。午前中に咲いて夕方には萎む一日花です。祇園祭や天神祭では商家の軒先や床の間に飾られる花として知られています。秋には実ができ、熟すと5ミリ程度の真黒な種子がでてきます。この種子は「射干玉(ぬばたま)」と呼ばれ、和歌では黒、夜、髪などの枕詞となっています。そのため、黒いカラスの連想から別名「烏扇(からすおうぎ)」とも呼ばれています。
教会駐車場入口の右手前にあり、60センチ位の高さですが、アジサイの葉っぱに覆われるように咲いているので、少し目立ちにくいと思います。
花言葉は「誠意」「誠実」「個性美」など。

2017年8月21日月曜日

20170820ジンジャー

今週の花は「ジンジャー」、ショウガ科ショウガ属の球根草で、インドが原産地です。ジンジャーは生姜(しょうが)の英語名で花の形がユリに似ていることからジンジャーリリーと呼ばれたものが単にジャガーと呼ばれるようになったようです。食用の生姜とは全く異なる種類で、食用の方の花は殆ど目につかず、もっと小さくて赤い色をしているようです。ジンジャーの花はもとは白色で、品種改良によりオレンジ色や黄色の花が作られました。花の香りは「くちなし」の香りに似て良い香りがします。駐輪場幼稚園側の所に2、3か所咲いています。花言葉は「豊かな心」「信頼」「慕われる愛」など。
 8月も下旬に入りました。小学校の子ども達は今週で夏休みが終ってしまいます。宿題が残っている子はもちろん、親も落ち着かない週になりそうですね。23日の水曜は24節気の「処暑」、暑さも峠を過ぎて後退し始める頃という意味があり、朝晩は少しは過ごしやすくなってほしいものです。高校野球も準々決勝が終り、残り4校となりました。近畿勢では奈良の天理高校が残っていますので、応援したいと思います。

2017年8月14日月曜日

20170813さるすべり

今週は「さるすべり」、ミソハギ科の落葉中高木、夏を代表する花です。漢字では「百日紅」と書き、次から次へと花が咲き替わり、長い間同じ花が咲き続ける様に見えることから名付けられました。別名で「猿滑(さるすべり)」とも言い、幹の樹皮がツルツルしていていかにも猿でも滑り落ちそうなことから来ています。中国原産の木で、教会ホールの牧師室東側にピンク色の花をたくさん咲かせています。山科駅近くにもたくさん植えられており、人々の目を楽しませてくれています。花言葉は「雄弁」「愛嬌」など。
 8月も中旬を迎え、暦の上では立秋も過ぎ秋となりましたが、日中はまだまだ暑く、熱中症に気を付ける必要があります。お盆の季節で高速道路や1号線もかなり渋滞が発生しているようです。我が家も娘家族が帰ってきており、3人の孫たちのにぎやかな声が響いています。高校野球も熱戦が繰り広げられており、球児たちの活躍に拍手を送っています。
 8月15日の終戦記念日は72年目を迎えます。戦争の悲惨さと残虐さを思い、日本は二度と戦争に巻き込まれたり起こすことがないように祈ります。

2017年8月7日月曜日

20170806白八重槿

今週の花は「白八重槿(しろやえむくげ)」、アオイ科フヨウ属の落葉樹、中国やインドが原産地で日本には奈良時代に渡来しました。槿は中国では木槿(むーちん)と書きますので、漢字二文字で書く方が一般的です。色んな種類があり、一重のピンク色や白色の槿を良く見かけますが、其枝幼稚園北側出入口横にあるのは白色八重の槿で、背丈は2メートルほどです。韓国では国の繁栄を意味する花として国家になっています。日本では夏の茶化として用いられますが、俳句では秋の季語となっています。英語名は「Rose ob Sharon」で旧約聖書の雅歌に出てくるシャロンのバラに当たります。花言葉は「信念」「新しい美」など。
  8月を迎え、台風5号が太平洋を迷走の末、近畿地方に上陸する可能性が高くなっています。今日月曜日に開会式が予定されていた甲子園の高校野球も昨日中に中止が決定されました。京都市に暴風・大雨・洪水警報が発令されたため、保育園に行っていた孫を親に代わり迎えに行くことになり、昼から母親が帰ってくる夕方まで孫の相手で忙しくなりそうです。

2017年7月31日月曜日

20170730あさがお

今週の花は「あさがお」、ヒルガオ科サツマイモ属の1年性植物です。朝に咲くのにヒルガオ科というのは何か変な感じがします。朝顔は朝の美女という意味だそうです。中国原産で平安時代に下剤や利尿剤の薬として渡来しました。今では日本中で愛好されている花の一つで、小学生の頃、種から成長する様子を観察して記録したことを思い出します。朝顔は夏の花という印象がありますが、俳句では秋の季語となっています。牧師館の玄関横にある鉢植えはピンクの花が咲いています。写真は其枝幼稚園年少組(2階)から下に降りる非常階段の所に咲いている花です。昼間は花が萎んでしまうので、この写真は朝の6時頃撮りました。花言葉は「愛情」「平静」など。
 今週火曜日から8月に入ります。7月は各地で豪雨になり大きな被害が出ました。被災された方々の上に主の支えと平安がありますようお祈りします。教会では今日からバイブルキャンプ奉仕者準備キャンプが行われ、1日から3日まで小、中高生を対象とした第44回バイブルキャンプがスタッフを含め総勢70名の参加のもと行われる予定です。楽しく有意義なキャンプとなりますように、期間中事故などに遭うことがないようお祈りします。

2017年7月24日月曜日

20170723麦あやめ

今週の花は「麦あやめ」、アヤメ科の球根植物で7月から9月頃に鮮やかな朱色の花を咲かせます。学名はモントブレチアと言い、フランス人の名前に因んでいます。南アフリカ原産で日本には明治時代に持ち込まれました。日本名は一般的には「姫檜扇水仙(ひめひおうぎすいせん)」と呼ばれており、「麦あやめ」は麦刈りの頃に咲くことから栃木地方でそう呼ばれているようです。背丈は1メートル弱で4~5センチ程度の小さな花です。教会駐車場のフェンス沿いやお隣りの旧湯本家の庭にたくさん咲いています。花言葉は「良い便り」「楽しい思い出」「気品」など。
 7月23日は24節気の「大暑」、快晴が続き気温が上がり続ける頃という意味で、梅雨が明け、太陽がギラギラと照り付ける季節となりました。しかし、今年の大気は不安定で秋田地方に大雨を降らしたり、各地に思わぬ雨を降らせています。其枝幼稚園や各地の学校も夏休みに入りました。子どもたちが元気で楽しく過ごすことが出来るように、事故などに遭うことが無いようにと祈ります。

2017年7月18日火曜日

20170716しもつけ草

今週の花は「しもつけ草(そう)」、バラ科シモツケ属の多年草です。しもつけは漢字で「下野」と書き、現在の栃木県の旧名です。ここにたくさん生えていたことから名付けられました。花の色は赤色以外に白色もあります。「しもつけ(下野)」という名の植物もあり、こちらはバラ科の落葉性低木です。しもつけ草と良く似た花に「京鹿子(きょうがのこ)」があり、葉っぱの形が違いますが、見分けるのは難しいようです。其枝会館庭の真ん中辺りに咲いており、背丈は1メートル弱です。花言葉は「穏やか」「純情」など。
 7月16日はCS合同礼拝が行われ、その後、CS夏期学校が行われました。約40名の生徒が参加し、夏休み前の楽しい時間を過ごしたことと思います。祇園祭も先祭の山鉾巡行が17日に行われ、海の日の休日と重なり全国から大勢の観光客が京都に来られました。まだ、近畿地方は梅雨明けしていませんが、祇園祭が終る頃には梅雨も明けて真夏がやって来ます。各地で大雨の被害が出ています。梅雨の終りには大雨が降るようですので、これ以上大きな被害が出ないように祈ります。

2017年7月10日月曜日

20170709烏瓜

今週の花は「烏瓜(からすうり)」、ウリ科の植物で、ツル性の多年草です。花は7月から9月にかけて夜間に白い花を咲かせます。花の縁から白い糸がレース状に10センチ程度四方に広がり、夜明けとともに萎みます。雌雄異株ですが、花の形状は良く似ています。夜間に咲くのは、夜行性の蛾を引き寄せ受粉するためと考えられています。烏瓜と言う名は10月から11月頃、真っ赤に熟れた瓜をカラスが好んで食べることから来ていますが、実を付けるのは雌株のみで雄株には付きません。種子は打ち出の小槌に形が似ているので、縁起物として財布に入れる人もおられます。中国、日本が原産地で、教会北側フェンスの物置辺りにあります。花言葉は「良い便り」「男嫌い」「二面性」など。
 先週は九州北部の福岡県と大分県の県境辺りに大量の雨が降り、大きな災害が発生しました。テレビの映像を見るとあちこちの山が削り取られ、土砂崩れが発生しており、大量の土砂や木が民家や橋などを押し潰しているのが分かります。今なお行方不明の方がおられ、亡くなられた方も20名を超える大災害となりました。被災された方の上に主の豊かな慰めと支えがありますよう、また一日も早い復興がなされますようお祈りします。

2017年7月3日月曜日

20170702苗代苺

今週は「苗代苺(なわしろいちご)」、バラ科キイチゴ属の落葉性低木ですが茎は這うように横に伸びていきます。田植えの苗代を見かける頃に赤い苺の実ができることから名付けられました。5月から6月頃、赤紫色の花が咲いた後、小さい果実ができます。日本や朝鮮、中国が原産地で、別名は「皐月苺」「ジャパニーズ・ラズベリー」。其枝幼稚園北側出入口横の牧師館側フェンス沿いにたくさん赤い実が出来ています。枝には小さな棘があるので、気を付ける必要があります。花言葉は「恩恵」「誘惑」など。
 2017年も半分が過ぎ、7月に入りました。今週金曜日には24節気の「小暑」を迎えます。梅雨明けも近付き暑さが本格的になる頃という意味があります。梅雨入り当初は雨があまり降らなくて心配しましたが、その後は梅雨らしい天気が続いています。楽しみにしているテニスもここ2週間ほど雨のため中止になりました。最近のニュースは将棋界の中学生棋士の連勝記録で盛り上がっていましたが、遂に昨日負けてしまいました。しかし、今後の彼の活躍が将棋界を盛り上げて行く事は間違いなく、楽しみです。

2017年6月26日月曜日

20170625額紫陽花

今週の花は「額紫陽花」、アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。日本原種の花で、一般に良く目にする手毬のように花が丸くなって咲いているのは、額紫陽花から変化したものです。花の色は土の性質によって異なり、酸性が強いと青色になり、アルカリ性が強いと赤くなります。周りに咲いている花びらのようなものが額で中央に見える粒状のものが花です。紫陽花という漢字は平安時代にライラックと間違って付けられたという説があります。教会のあちこちで咲いていますが、写真は駐車場北側のものです。花言葉は「謙虚」「寛容」「移り気」など。
 先週21日の水曜日は24節気の夏至でした。一年中で昼が夜に比べて一番長い日ですので、これからは一日に少しずつ昼が短くなっていきます。梅雨本番もこれから、梅雨入りしたあと雨が全然降りませんでしたが、九州南部や和歌山南部では集中豪雨となり、被害が心配されています。今週で6月も終わり土曜日から7月に入ります。海開きや山開きのシーズンで活動的な季節になりますが、夏風邪や細菌性の胃腸炎が流行っているようです。くれぐれも体調にはお気を付けください。

2017年6月19日月曜日

20170618花しょうぶ

今週の花は「花しょうぶ」、アヤメ科アヤメ属の多年草です。葉っぱが菖蒲に似ていて綺麗な花が咲くことから名付けられました。菖蒲はサトイモ科で花は薄茶色で円筒状をしているので全然違いますが、良く似ている花にアヤメ、カキツバタがあります。アヤメは乾いた土地に咲き、カキツバタと花しょうぶは湿った所に咲きます。また、カキツバタは花に白い班紋があり、花しょうぶは黄色い班紋がありますので区別できます。教会のガリラヤ池(会堂ホールを出た所にあります)にたくさん咲いています。花言葉は「嬉しい知らせ」「優雅」「優しい心」など。
  6月7日に梅雨入りして、当日は雨が降りましたが、翌日から晴が続き、今日まで雨が降っていません。そのため乾燥注意報が出ています。これも異常気象の一つでしょうか。地球温暖化危機対策のためパリ協定が発効されていますが、アメリカのトランプ政権が離脱を発表しました。自国中心主義によるもので、世界中から批判されています。アメリカ国内からも批判の声が上がっているようですので、離脱を取りやめることに期待したいものです。毎年、梅雨末期になると集中豪雨があり、大きな被害が出ていますので気を付けたいものです。

2017年6月12日月曜日

20170611金糸梅

今週の花は「金糸梅(きんしばい)」、オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉小低木です。黄色い雄しべが金糸のようで花の形が梅に似ていることから名付けられました。中国原産で江戸時代の1760年ごろ日本に持ち込まれたようです。梅雨時に開花し、鮮やかな黄色が目立ちます。駐車場からガリラヤ池に行く小径の入口左側にある1メートル位の木にたくさん咲いています。葉や花などを乾燥させ煎じて飲むと利尿効果があるようです。花言葉は「秘密」「きらめき」「悲しみを止める」など。
 6月7日に中国、四国、近畿、東海、関東甲信地方が梅雨入りした模様と気象庁が発表しました。翌日にテニスの試合を控えていましたので、中止だろうと思っていましたら、翌日は雨も上がり晴れ間も時々見られるなど、滞りなく試合を終えることができました。 いつものことですが、梅雨入りしても雨模様が続くことはなく、これで本当に梅雨なの?という感じです。
 昨日は花の日・子どもの日で、CSの子どもたちと共に礼拝を守り、午後はCSの子どもたちと先生方が近くの交番や駅などに綺麗なお花と感謝のメッセージを届けてくれました。

2017年6月5日月曜日

20170604花ざくろ

今週の花は「花ざくろ」、ミソハギ科ザクロ属の落葉小高木です。其枝幼稚園年少組の前庭にあり、今は3メートルほどの高さの木に朱色の花と実がたくさん付いています。花は5月下旬から6月頃咲きます。世界中の亜熱帯地域に分布しており、原産地は定かでないようです。日本には平安時代に中国から朝鮮半島を経由して渡来してきました。「ざくろ」には花を観賞する目的で育てられる「花ざくろ」と実を食することを目的として育てられる「実ざくろ」があります。花言葉は「子孫の守護」「円熟した優雅さ」など。
 6月に入りました。昨日はペンテコステ礼拝でした。ペンテコステはイエスキリストが昇天された後、弟子たちが集っていた所に天から炎のような舌が一人一人の上に分かれて降り、聖霊に満たされ、様々な国の言葉で語り始めたという出来事があり、赤や朱色の花はそれを象徴しています。そろそろ梅雨のシーズンになる季節となりました。体調管理には気を付けたいものです。

2017年5月28日日曜日

20170528時計草

今週の花は「時計草」、トケイソウ科トケイソウ属植物の総称です。名前の通り、花の形が時計のように見えることから名付けられました。其枝幼稚園通用門のフェンス右側にあり、今は5センチ位の大きな花が2輪咲いていますが、たくさんの蕾ができており、そのうち開花して華やかになることと思います。ブラジル原産で日本には江戸時代に来ています。学名となっているパッシフローラは「受難の花」と言う意味で、イエズス会の宣教師にはキリストが十字架にはりつけにされた様子に見えたことから来ています。パラグアイの国花となっています。花言葉は「聖なる愛」「信仰」「受難」など。
 5月も今週水曜日で終り、6月に入ります。5月を振り返ると雨が少なく、暑い日々が多かったという印象があります。5年ほど前に退職記念にと購入したミカンの木が、枯れかかっており心配しています。梅雨の季節がまもなくやって来ますが、恵みの雨になるようにと祈っています。

2017年5月21日日曜日

20170521実山椒

今週は「実山椒」、ミカン科サンショウ属の落葉低木で、会堂のホールを出て池(ガリラヤ池)の向かいにある2メートル位の木にたくさんの実が付いてます。英語名はジャパニーズ・ペッパーと言い、日本原産です。山椒は雌雄異株で実がなるのは雌株だけです。枝には葉っぱ以外に鋭い棘があり、気を付けないと怪我をします。実山椒は青山椒とも呼ばれ、まだ熟していない果実で、茹でて佃煮にしたり、ちりめんじゃこと混ぜてちりめん山椒として愛用されています。花は4月から5月頃、5ミリほどの黄緑色の花を咲かせ、花山椒として食すことができます。花言葉は「健康」「魅惑」「好意」など。
 5月21日は24節気の第8「小満」です。陽気が良くなって万物が成長しようとする気が天地に満ち始める頃という意味があります。沖縄ではそろそろ梅雨に入る頃ですが、日本列島は至る所で30度を超える真夏日となっています。光化学スモッグや熱中症に気を付ける必要があります。幸い湿度は低く、木陰に入ると暑さをしのげます。ベンチにでも座って新緑を楽しみたい気分です。

2017年5月15日月曜日

20170514白雲木

今週の花は「白雲木(はくうんぼく)」、エゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木で、別名「大葉萵苣(おおばぢしゃ)」と言い日本原産の木です。白い花がいくつも枝に付いている様子が白雲のように見えることから名付けられました。学名はスティラックス・オオバジシャと言い、スティラックスは安息香のことで、この木の樹脂から採れることから来ています。花は5月から6月頃咲きます。葉っぱにも特徴があり、20センチくらいの大きさで円形に近い形をしています。復活の丘(納骨堂)入口横の土手を3メートルくらい進むと白い花が見えます。花言葉は「壮大」「朗らかな人」など。
 昨日は母の日でした。アメリカの教会で始まった亡き母に感謝する記念会が、やがて米国議会で5月の第2日曜日を母の日とすることが定められ、日本にも伝わりました。その記念会で亡き母に娘さんが一束のカーネーションを捧げたことから、母の日にカーネーションをお母さんにプレゼントする習慣が始まりました。世界中で、お母さんと呼ばれる方に日ごろの感謝が述べられたことと思います。また、既に召されている場合も、在りし日の母を思い出し、心に熱い思いをされた方もあると思います。

2017年5月8日月曜日

20170507さつき

今週の花は「さつき」、ツツジ科ツツジ属の植物で正式名称は「サツキツツジ(皐月躑躅)」と言い、それを略して「さつき」と呼ばれています。皐月は旧暦の5月のことで、この頃に花が咲くことから名付けられました。ツツジは4月頃から咲き始めるので、遅咲きのツツジです。ツツジに比べてさつきは花の形が少し小さくなります。赤い色の花が多いですが、写真のように真っ白な花を咲かせる種類もあります。さつきは6月下旬頃まで花を楽しめます。花言葉は「節約」「貞淑」など。
 ゴールデンウィークも終わり、今日から日常生活に戻られた方が多いと思います。今年は天候に恵まれ出かけられた方が多いようで、新幹線や飛行機などの利用客が昨年に比べて約1割ほど多かったそうです。当方は金曜日から微熱が出て土曜日は一日中寝込んでいました。日曜日には礼拝に出席したのですが、途中で脳貧血気味になり、退席して横になって休んだため、皆さんにご心配とご迷惑を掛けてしまいました。急に暑くなり体調を崩したかもしれません。皆さんも油断せず、体調管理には気を付けて下さい。

2017年5月1日月曜日

20170430ブルーベル

今週の花は「ブルーベル」、ツルボ亜科ヒアシントイデス属の球根性多年草です。ブルーベルは色々種類があり、写真はイングリッシュ・ブルーベルと思われます。他に、スパニッシュ・ブルーベルやスコティッシュ・ブルーベル、オーストラリアン・ブルーベルといった種類があります。鮮やかな青紫色の花で筒状の先端が外側にカールしており、良い香りがします。背丈は50センチ程度で駐輪場と牧師館の間に辺り一面咲いています。イギリスやヨーロッパでは春になると森一帯がブルーベルに覆われ、ブルーベルの森として親しまれているようです。花言葉は「謙遜」「変わらぬ心」など。
 早いもので今日から5月に入りました。5月5日は24節気の立夏、暦の上では夏を迎えます。昨日は30度を超える真夏日となった所もあったようです。先週の土曜日から9連休となる方もおられることと思います。今年のゴールデンウィークは天候も良さそうなので、お出かけになる方も多いことでしょう。当方は特に予定はないので、映画でも見に行こうかと思っています。

2017年4月24日月曜日

20170423どうだんつつじ

今週の花は「どうだんつつじ」、ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉広葉樹です。低木で写真の木は1メートル位の高さです。其枝会館庭入口の左側、幼稚園園庭との境にあります。ツツジの仲間ですが、花に特徴があり、白色でスズランのような釣り鐘状の小さいな花がたくさん垂れ下がっています。花の時期は4月中旬から5月中旬頃で、ひし形状の葉は秋になると紅葉します。「どうだんつつじ」は漢字では「灯台躑躅」と書くとおり、枝分かれする様子が灯台(燭台)に似ていることから転じたと言われています。花言葉は「上品」「節制」など。
 4月20日は24節気の穀雨でした。田畑の準備が整い、春の雨が降る頃という意味があります。そろそろ田植えが始まる季節となりました。教会では、昨日、第70回定期総会が開催され、新役員の選出、予算案や伝道計画案が承認されました。2017年度の歩みがいよいよ本格的に始まりました。今年度も神様に喜ばれるような歩みができますよう心より祈ります。

2017年4月16日日曜日

20170416ライラック

今週の花は「ライラック」、モクセイ科ハシドイ属の落葉樹で、駐車場入口向かい側にある垣根の上の方に薄紫色の花がたくさん咲いています。センダンの大きな木の直ぐ横にあり、高さは3~4メートルくらいあります。4月中旬から5月初め頃、花が咲き今が丁度見ごろです。花の香りはすごくいい匂いで、香水などの化粧品や消臭剤等に良く使われています。ヨーロッパ南東部が原産地で、ライラックは英語名、フランス語ではリラと発音します。日本語名は紫丁香花(むらさきはしどい)と言います。花言葉は「思い出」「友情」「謙虚」など、ヨーロッパでは「誇り」「美」となっています。
 今日は教会暦でイースターです。主イエスキリストが私たち人類の罪のため十字架上で亡くなられ、3日目に復活されて救い主となられたことを記念する大切な日です。世界中のキリスト教会でイースター礼拝が捧げられます。また、イースターではゆで卵を礼拝出席者に配る伝統があり、京都復興教会でも配られました。卵は死からの復活を象徴しています。

2017年4月10日月曜日

20170409雲南素馨

今週の花は「雲南素馨(うんなんそけい)」、モクセイ科ソケイ属の常緑半蔓性低木です。ヒマラヤ地方が原産地。其枝幼稚園の北側出入口にあり、2メートルを超える木に3月後半から5月にかけて鮮やかな黄色い花をたくさん付け、園児たちの行き帰りを見守っています。ジャスミンの仲間ですが、香りはしません。別名は「雲南黄梅」とも言い、黄梅(おうばい)によく似ています。名前に雲南と付いていますが、中国の雲南地方には自生していないようです。明治初期に日本に持ち込まれました。花言葉は「優美」「恩恵」「素直」など。
 4月も中旬を迎えます。其枝幼稚園は先週の金曜日に始まり、入園式は11日の火曜日に行われます。新入園児を迎えるように上述の雲南素馨や桜が満開になっています。先週の初め頃は桜も蕾の状態でしたが、暖かい日が続きあっという間に満開になりました。まるで花咲か爺さんが花を咲かせたようです。しかし、雨続きで青空を背景にした桜見学は無理のようです。もうすでに散り始めており、本当に名残惜しい感じがします。

2017年4月3日月曜日

20170402ヒヤシンス

今週の花は「ヒヤシンス」、ユリ科ヒヤシンス属の球根性多年草です。ギリシャが原産地で16世紀にヨーロッパに渡り、日本には1863年頃にフランスからチューリップと一緒に持ち込まれたようです。花の色は元々は青紫色の一色でしたが品種改良により色々な色の花を見る事が出来ます。教会入口から入って直ぐのブロック塀沿いに、写真の花と青紫色と赤色のヒヤシンスが並んでいます。春を告げる花の一つで良い香りがします。名前はギリシャ神話に出てくる美少年「ヒュアキントス」に由来します。花言葉は「遊び」「悲しみを超えた愛」「スポーツ」など。
 3月も終わり4月に入りました。今年の桜前線は少し異常なようです。九州や近畿はやっと開花情報が出たところなのに、東京では満開を迎えました。近所を散歩しても桜の蕾はまだまだ開く気配はありません。4日の火曜日には24節気の「清明」を迎えます。万物がすがすがしく明るく美しい頃という意味があり、桜をはじめ春の花が一斉に咲き誇る季節ですが、今年の桜の見ごろは来週になりそうです。新しい年度が始まり、あちこちで入園式や入学式が行われ、希望にあふれた人々の笑顔にこちらも嬉しい気分になります。

2017年3月27日月曜日

20170326山茱萸

今週の花は「山茱萸(さんしゅゆ)」、ミズキ科ミズキ属の落葉小高木です。駐輪場幼稚園側にある3メートルくらいの茶色い木に小さな黄色い花が咲いています。中国や朝鮮が原産地で江戸時代に薬用植物として日本に持ち込まれました。中国名がそのまま用いられていますが、茱萸(しゅゆ)というのはグミで秋になるとグミのような真っ赤な実が付くことから名付けられました。別名「ハルコガネバナ」と呼ばれるように3月から5月頃にかけて、黄金のように黄色い花が咲きます。一度枯れかけたそうですが、今では蘇えり私たちに春の訪れを知らせてくれています。花言葉は「持続」「耐久」「強健」など。
 3月も最終の週を迎えました。2012年4月から京都復興教会のキリスト教教育主事としてご奉仕してくださった姉妹が4月から新しい仕事に就かれることになり、昨日は礼拝後、送別会が持たれました。前半は音楽を愛しておられる姉妹自身の企画によるミニコンサートで楽しい雰囲気でしたが、後半は別れを惜しむ送別の言葉で溢れました。主が備えられた道を歩まれる決心をされた姉妹の上に、主の豊かな祝福がありますようお祈りします。

2017年3月20日月曜日

20170319白椿

今週の花は「白椿」、ツバキ科ツバキ属の常緑樹です。ツバキは漢字で椿と書く通り、晩冬から春にかけて花を咲かせます。学名に日本の名があるように原産地は日本ですが、海外にも渡り世界的に人気のある花の一つです。ツバキは花の色や花の形状も豊富で日本だけで一千種類ほどあるようです。写真の白椿の種類は分かりませんが、10センチほどの大輪で牡丹のように花が密集しています。復活の丘(納骨堂)の階段近くのフェンス沿いにあります。ツバキの一般的な花言葉は「控えめな美しさ」「誇り」など、白いツバキの花言葉は「最高の愛らしさ」「理想的な愛情」など。
 3月20日は24節気の「春分」、昼と夜の長さがほぼ同じになる季節で、これから一日一日と昼が長くなっていきます。朝晩はまだまだ寒さを感じますが、昼は太陽が出ているとポカポカ陽気で気持ちの良い季節です。其枝幼稚園は22日に卒園式を迎えます。各地の学校や大学では卒業式のシーズンです。この時期になると、当事者でなくても嬉しい気持になります。高校野球も始まり「春」真っ盛りです。

2017年3月13日月曜日

20170312馬酔木

今週の花は「馬酔木(あせび)」、ツツジ科アセビ属の常緑低木で、「あしび」とも呼ばれています。学名に日本と付いているように日本原産の花です。馬酔木という漢字は葉に毒があり馬が食べると酔ったようになることから来ています。実際に葉や枝には殺虫剤の原料となる有毒成分が含まれています。教会入口から入って10メートル位先の右側ブロック塀沿いに白い花をたくさん付けた低木が馬酔木です。花は上の写真のように鈴なりになっており、近づいて見ると下の写真のように壺状の小さな花がたくさん付いています。3月初旬から4月中旬頃まで咲き、白以外に薄ピンク色の種類もあります。花言葉は「犠牲」「献身」「清純な心」など。
  3月も中旬に入り、昨日は天気も良くぽかぽかした春の陽気でした。この時期は花粉の飛散も一番多いので、花粉症の方はさぞ苦労されていることとお察し申し上げます。3月になりサッカーのJリーグが始まり、野球もオープン戦が始まりましたが、何といってもWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本の活躍は嬉しく思います。このまま勝ち進んで優勝してほしいものです。大相撲も始まり稀勢の里にも目が離せません。スポーツファンにとっては嬉しい季節となりました。

2017年3月6日月曜日

20170305レンテンローズ

 今週の花は「レンテンローズ」、キンポウゲ科の耐寒性常緑多年草で、同じ仲間の花にクリスマスローズというのがあります。名前の通り、クリスマスローズはクリスマスから2月頃にバラに似た花を咲かせ、レンテンローズはキリスト教のレント(受難節)と呼ばれる時期に花を咲かせます。トルコやギリシャが原産地ですが、学名のヘレボラス(ギリシャ語で地獄)が表すように荒れた地でも育つことから、世界中に広まり、品種改良によって色々な色や形の種類があります。境内にもあちこちに咲いており、写真の花は幼稚園北側フェンス沿いに植えられています。上の写真のように地面の近くで下を向いて咲いていますので地味に見えますが、中を覗くと下の写真のように華やかでハッとするような美しさがあります。花言葉は「固い友情」「大切な人」「私の心を慰めて」など。
 教会暦で3月1日からレントに入りました。レントは日本語で四旬節と呼ばれ40日という意味で、イースター(今年は4月16日)から日曜日を除いた40日前の日からレントの期間に入ります。京都復興教会が属すプロテスタントの教会では受難節と呼ばれています。
 日本の暦の24節気で昨日は「啓蟄(けいちつ)」を迎えました。大地が温まり冬眠をしていた虫たちが穴から出てくる頃という意味があります。三寒四温の言葉通り、だんだんと暖かい日が増えてきて過ごしやすくなってきました。